なぜ勉強する必要があるのか? 勉強する意味をお答えします。
今回は、「勉強しなければならない」と、分かってはいるものの勉強をする気が起きない学生や、そもそも勉強する必要性が分からないという学生、さらに、どれだけ言い聞かせても勉強しない子供に困り果てている親御さんに向けて、勉強への意欲を劇的に高めて、本気で勉強をする気を起こさせる方法をお伝えします。
結論から申し上げます。
本気で勉強するモチベーションを高める為には、この事実を知っておくべきです・・・。
それは、①【仕事は、立場により圧倒的な格差がある事】そして、②【少しでも有利な立場を掴み取る為には、勉強するしかないから】です。
①勉強しなければ一生苦しい立場で生きる事が濃厚となる危機感を抱き、②勉強する理由は、死ぬまで苦しみ続ける危機を脱し、少しでも有利に生き、幸せに生きる為だと認識してください。
この2段階をしっかりと認識出来れば、否が応でも勉強せずにはいられなくなるでしょう。
誘惑に溢れた現代では、勉強に全力で取り組めない子供が増えている
勉強から逃げるように不要な事をダラダラ続ける
「勉強しなければいけないなー」とは、感じてはいるものの、自ら進んで学校の授業の予習・復習などを日頃から継続して出来ている人はあまりいないのではないでしょうか。
テストの直前になっても、〝勉強から逃げるように 読み古した漫画を読んだり、ネットを回遊したりして 時間を失ってしまう〟 このような事は、多く子供が経験している事でしょう。
勉強から逃げる為に、必要のない事を探して、「少しだけだから…」などと、必要のない事に時間を割いてしまうのです。 一種の現実逃避です。
現代社会は、ゲームや漫画やネットなど、子供が夢中になってしまう事は、身近に溢れていて、現実逃避して、ダラダラしてしまう環境が整ってしまっています。
現実の厳しさを知らない子供には、親が勉強へ誘導しなければならない
欲望を抑える術も知らない子供が、誘惑だらけの環境で、楽しいテレビやゲームをしたい欲求を抑えて、勉強を始められると思いますか?
誘惑に溢れた現代社会では、勉強以外への興味が湧き易い環境にあり、ネットやゲームに熱中してしまい、勉強に全力で取り組めない子供が増えてしまうのも必然です。
子供の将来を想うならば、甘えさせたい気持ちを抑えて、勉強するように促す・誘導すべきです。
子供に自制心を身につけさせるには、まず親が自制心を示さなければ、示しがつきません。
親が子供に勉強しろと口うるさく言う事は、後ろめたさを感じる面もあるでしょう。教育ママなる言葉は、悪い言葉として捉えられる事も多々あります。
しかし、子供に勉強するように口酸っぱく言う親こそ、現実社会の厳しさを知っており、本当に子供の事を大切に想っている親なのです。
ただ、親が子供に勉強するように促す事は重要な事ですが、言い方ややり方を間違えれば、子供をただの勉強嫌いにしてしまうリスクもあるので、促し方には工夫が必要があります。
現実の大変さを知らない子供には、『強制力』『危機感』『動機』が必要
勉強するには、強制力・危機感・モチベーション・楽しさ、どれかが必要
勉強から逃げる為に、必要のない事にすら流れてしまう状況なのに、勉強よりもずっと楽しいと思える事が目の前に転がっていては、何か強制力や大きなモチベーションが無ければ、普通の子供が自ら勉強をするはずがないです。
たくさんの誘惑に溢れた状況において、宿題や小テスト・定期テストは子供を勉強に向かわせるのに一定の効果があります。
宿題という強制力があるから、子供は宿題を通して勉強します。
テスト前の時期になると赤点補習や落第をしたくない危機感から勉強をします。
テストでいい点を取りたい、志望先に合格したい、これらモチベーションが高まる事でも勉強をします。
学習内容に興味があり知りたい・問題を解くのが楽しい、これらのように勉強する事を楽しいと感じられる事でも、自分から勉強をします。
子供を勉強させたいならば、『強制力』『危機感』『目標へのモチベーション』『勉強を楽しく感じる』これらを上手く活用する事が重要です。
現実の苦しい立場に立って初めて、勉強・受験の重要性に気付く
勉強に本気で取り組まず、ただ流されてきた人は、大人になって数年働いた辺りで、『仕事には奴隷制とも言える程の立場上の格差がある現実』 『最初の就職先で人生がほぼ決まる現実』 『大人になってから努力しても格差は広がり続ける虚しさ』を知る事になります。
現実の苦しみを知って初めて、「子供の時にもっと本気で勉強しておけば良かった」、「学生時代にもっと本気で就職活動をすれば良かった」と後悔するのです。
社会人として働き始めて、初めて『社会』・『仕事』の現実が見えてきて、気付くのです…
『強い権力を持つ人、敵に回すと怖い人には絶対服従で、媚びへつらう今の自分の情けなさに、その惨めな生き方が定年まで、いや死ぬまで何十年も続く現実に』
『学生時代に社会・仕事を甘く見て、勉強や就職活動への努力が中途半端だった過去の自分の愚かさに』。
学生時代の勉強への努力は、就職活動に大きく影響する
就職活動の成果には、学生時代から続けてきた『勉強の積み重ね』が大きく影響をします。
小学生一年生のうちから質・量ともに充実した勉強を積み重ねた人は、より良い立場の職に就くのに有利です。
小学生からの勉強によって、人生は決まると言っても過言ではないです。
学生時代の、普段からの勉強が就職活動に繋がっている、この勉強の積み重ねが人生を左右すると認識する事が大事です。
塾には危機感を高める効果もある
高い授業料を払ってでも、塾に行く事は、効率的な勉強法・受験対策を知る事以上の効果があります。
それは、同じ塾に通い、必死に勉強するライバルを肌で感じられる事です。
ライバルに勝ちたいとの感情が、勉強への意欲を高めてくれます。
しかし、塾に通うだけでは、本気の危機感は得られません。
それは、塾では受験のテクニックは教えてくれても、現実社会の厳しさまでは教えてくれないからです。
勉強の効果(成績)を上げるのに一番重要な事は、危機感・モチベーションを高める事
❝効率的な勉強❞以上に❝勉強への本気度❞が、勉強の成果・受験の成果・人生の成果に大きく影響を及ぼします。
成績を上げたいなら、志望校に合格したいなら、幸せに生きたいなら、まずは何よりも、早い段階で“勉強への本気度”を上げる・モチベーションを高める事が最重要なのです。
命の危機ほどの恐怖を感じれば、本能的に本気になれる
人は本能的に命の危機を感じれば、危機を脱しようと本気になって足掻きます。
子供にも、この命を守ろうとする本能は備わっています。
現実社会の厳しさ・理不尽さを実際に受けてきた人間から臨場感を持って本気で、論理的にその苦しみを伝えてもらい、現実社会の地獄の格差に心から恐怖を感じられれば、本能的に現実社会で働く際の最悪の危機を回避しようと、本気で勉強に取り組めるようになるでしょう。
子供に早い段階で『現実の厳しさ』を具体的に教え、『本気で勉強して、本気で就職活動すれば、残酷な現実社会でも、幸せに生きられる可能性を高められる』と、心から認識させる事が出来れば、勉強にも、今後の就職活動にも、本気にさせる事が出来るでしょう。
勉強をしなければならない具体的な理由は端的にまとめると、『勉強を怠れば、ブラック企業にしか入れず、あまりに過酷な現実が待っている事』 『必死で勉強して、少しでも安定した企業・組織に入れれば、長い人生をずっと幸せに生きられる可能性を高められる現実がある事』です。
危機感で勉強に本気になれる! 本気になれば成績は上がる!
現実の具体的な厳しさを知れば、なぜ勉強しなければならないか?なぜ受験を頑張らなければならないか?なぜ就職活動を頑張らなければならないか? 本質が見えてきます。
勉強が必要な理由は、
①『この現実社会はとても厳しく、過酷で、不公平であり、格差は開き続ける現実』
②『学生時代の数年の堕落がその後の何十年の大きな苦労・後悔・絶望に直結する現実』
③『勉強して少しでも大きな組織に入った方が、勉強の苦労など霞むほどの恩恵を得られる現実』などにあります。
これらの厳しい現実・勉強の重要性を知る事が出来れば、心から勉強しなければとの危機感が生まれ、今、勉強出来る事の有難みと価値を感じられ、嫌々ではなく、本気で勉強に取り組めるようになると思います。
実際の仕事の苦しみ・立場によるあまりに大きな格差(身分の違い)を、具体的に知る事が出来て、身の毛もよだつほどの恐ろしさを少しでも感じられれば、甘えた勉強への意識を根本から変える事が出来、勉強に必死で向き合う事が出来るでしょう。
理不尽を被りたくないから、幸せに生きたいから、必死に勉強をする!
成績が悪いのは勉強をしないからです。
勉強せずにダラダラとネット・テレビ・漫画に逃げるのは、危機感を感じていないからです。
危機感を感じていないのは、現実の社会で働く事の厳しさ・苦しみ・立場による格差・理不尽さを知らないからです。
現実の厳しさを知り、恐怖を伴う危機感を持てれば、「本気で努力したい」と心から沸き立ってくるでしょう。
勉強の結果・就活の結果によって、『普通以上の立場』か?『地獄の立場』か?が分かれる事を認識出来れば、沸き立った気持ちを、勉強・就活にぶつけ、本気で取り組めます。
決死の覚悟で勉強を継続して取り組み続ければ、必ず成績は上がります。
勉強への意欲を高める最初のきっかけには、現実の厳しさを知り、危機感を抱く事がが最も有効だと考えます。
これから、社会・仕事のあまりに厳しい現実・格差・理不尽を分かり易く説明します。
それを知れば、身震いする程の恐怖感・危機感を抱く事が出来、勉強する事の必要性も身震いする程に感じてもらえ、本気で勉強しようと感じざるをえなくなるでしょう。
これから、現実社会で働く中で、普通に起こる厳しさ・苦しみ・理不尽さの一端を具体的にお伝えします。
自分自身が、まさにその立場で働いていると想像して、その光景・切迫感を具体的にイメージしてみてください。
『自分の組織の儲けや立場を守る為には正義や人間性などは捨てなければならない乾ききった仕事の環境』『立場によっては人権など無い程に虐げられる仕事の辛さ』の一部でも感じてもらい、少しでも有利な立場に、少しでも人間性を保てる立場に近づけるように、頑張って勉強しようと感じてもらえれば幸いです。
営利の仕事の目的は儲ける事、儲ける事が正義
『仕事』では、表向きは「お客様の喜ぶ顔が見たいから」「地域の役に立ちたいから」などと言ってはいますが、営利の仕事とは、自分の組織が儲ける事が最大の目的なのです。
儲ける為には、顧客の不利益になるような事でも平気やります。
また、たくさんの顧客がいる中で、儲けに大きく関わる重要人物・重要組織に重点的に時間を割かなければいけません。
逆に、儲けにならない人・組織には極力時間を割かないように工夫・切り捨てる事も必要になります。
営利企業では、赤字続きでは存続出来ません。存続させる為には利益を生む事が至上命題なのです。
評判も重要ですから、あからさまに悪い事は出来ません。良い企業イメージの為に慈善活動もするでしょうが、それも全ては儲けの為なのです。
ライバル企業の商品の方が優れていても、客が多少の損をしようが、何とか自組織の商品を買ってもらうのが仕事です。
欠陥商品でも、売らなければいけない、そうなると、後でお客様に怒鳴られ、クレームを散々何時間も言われ続けて、言い訳したり、謝り続ける事も仕事の一部になります。
自分の商品を買ってもらう為には、お客様が損しようが、傷つこうが関係なし、クレームがあれば何とかなだめて穏便に済ませようとする。これが仕事なのです。
営利目的の営業の仕事には、学校で習う倫理観などは存在しないのです。心を無くす覚悟が無ければ、長く続ける事は出来ません。
一方、公的機関やインフラを担うような安定大企業であれば、基本的には国民・地域の人の為になる、役立つ為の仕事が出来ます。
『発注する側』と『発注してもらう側』
仕事には、『発注する側(上流・元請け)』と『発注してもらう側(下流・下請け)』があります。
発注する側、つまり元請け側は、どこの下請けを選んでもいい強い立場になります。
発注してもらう側、つまり下請け側は、選んでもらわなければならない弱い立場になります。元請けへの営業・接待を必死に行います。
元請け会社からの無茶な要求・細かな指摘・急な変更にも、下請け会社はギリギリ出来る事は対応し、対応出来ない事には、何とか切り捨てられないように出来ない事を納得してもらわなければなりません。
下請けの営業マンは、元請けの担当者から嫌われて、発注してもらえなくなれば、死活問題なので、元請け担当者の顔色を伺いながら、媚びて対応をしなくてはなりません。
元請け会社は、基本的に簡単に出来る仕事を下請け会社に回さないです。元請け会社の社員がやりたくないような難しい事・キツイ事・危険な仕事が下請け会社に発注されれます。
専門知識を要する仕事・キツイ仕事・危険な仕事をするのは下請け会社の社員で、それを監督・監視するのが元請け会社の社員です。
キツイのは下請け社員ですが、給料は、下請け社員は薄給で、元請け社員の方が高給です。
下請け社員は、仕事を発注し続けてもらう為に、いつ切られるか不安の中、我慢して、媚びて、要求に従って、不公平も理不尽を受け入れて、何とか生き延びているのです。
営業マンはただただ待つのも仕事
上客の為に、何時間でも待つ事も仕事の一部です。
薬や医療機器の営業マンは、病院の廊下でただただ待っています。
なんて生産性の無い仕事だとも思えますが、発注する側である医師の帰り際に挨拶して、印象を良くしておく事が重要なのです。
印象を良くした結果、自社の薬を採用・継続してもらえたら、大きな利益になるのです。
気軽に連絡をとれるのは、比較的対等な関係だから出来る事です。
すぐに連絡出来ない関係、これこそ医師と営業マンの『神』と『奴隷』程の、身分の違いなのです。
18時なのか? 22時なのか? いつ終わるか分からない神様お医者様の仕事の終わりを、廊下で立たされているかのように待つ。廊下で4時間待って、お伝えしたい一言をお伝えする。
機嫌が悪そうなら、挨拶で済ませる。機嫌が良さそうなら、商品レポートを渡させてもらう。
発注してもらう側というのは、本当に大変です。
頑張っても、全く報われない事があるのも仕事
仕事は立場によっては、なかなか報われない事も多いです。
どんなに営業に時間を費やしても、全く報われずに、一ヶ月誰にも契約してもらえずに、上司からの罵声を浴び続ける事も普通にあります。
不動産などの高額な商品は、そうそう簡単に売れるものではありません。
大手デベロッパーなど宅地開発・マンション開発する企業から、その販売を委託される下請け企業の営業マンは、買う気満々のいいお客に巡り合えるか?どうかに懸かっている、ギャンブルみたいな仕事です。
買おうか迷っているお客に、数ヵ月も営業を続けて、結局買ってもらえない事も多々あります。
民間の仕事は、生き残る為に必死に、悪い事でも感情を殺してこなし、報われるか分からない運の影響も大きな土俵で、失敗が許されないプレッシャーを抱え、身も心も擦り減らしながら『仕事』をするのです。
最初の就職先により、良い立場か? 苦しい立場か? 人生がほぼ決まる
今回は、僅か一部の例を紹介しただけですが、以下のページを見てもらえれば、仕事の立場による、圧倒的・絶望的な格差を知る事が出来ると思います。
《仕事をすぐ辞め、人生狂う人続出!就職志望先の選定基準は、長く勤められる事が最重要!》
《ブラック企業だけは絶対に避けて!恐怖の実態1-恫喝・暴力編-》
《ブラック企業だけは絶対に避けて!恐怖の実態2-長時間労働編-》
《ブラック企業だけは絶対に避けて!恐怖の実態3-低賃金ワープア編-》
《誇り高く、安心して定年まで働きたいならば、公務員・インフラ系大企業を目指そう!》
『仕事』をしてお金を頂くという事は、どんな仕事でも責任とリスクを伴い、大変なことです。
しかし、立場によって、上下関係・仕事の過酷さ・報酬には、残酷なほどの格差があります。
《ルールを決める側・注文をつける側・給料が良い側・自信を持って振舞える側》
《監査にビクビクする側・注文をつけられる側・給料が低い側・へこへこと頭を下げる側》
完全にどちらかに分かれるものでもないですが、少しでも良い立場で働きたいのが本音でしょう。
苦しい立場の人は、言葉の通りやたらと苦しみが多く、離職率が高いのも現実です。
離職して、転職しても、さらに弱い立場になり、給料も減り、さらに苦しみが続く人の方が多いのも現実です。
過度な利益追求の必要がない公的機関や安定大企業は、発注する側(元請け・上流)として、快適に幸せに仕事が出来る可能性が高いです。
安くとも、危険でも、悪い事をしてでも仕事を請け負わなければ存続が難しい零細企業(下請け・下流)では、その理不尽さを引き受けるのは、末端の営業社員です。
安定大企業や公務員になれれば、順調に昇給を重ね、40代から50代には年収600万円以上に到達して、贅沢しなければ十分家族を養えるでしょう。
一方、需要の高い資格・技術も持たずに零細企業では、40代になっても年収400万円にも満たないケースが多いです。月収なら25万円以下では家族を養うのは大変です。孤独に一人で生きた方がましだと思えるのが現実ではないでしょうか。
結局、『最初の就職先で、比較的良い立場の組織・企業に入れるかどうか?』に人生が懸かっていると言っても過言ではないです。
勉強して少しでもいい立場に
勉強する理由は、色々な意見はあるでしょうが、綺麗ごとを抜いて、現実的には、少しでも良い立場の就職先・少しでも良い立場になれる資格を掴み取る為なのです。
なぜなら、最初の就職先・レア資格の有無によって、人生の大部分が決まるのですから。
簡単に渡っていける世の中ならば、適当に勉強して、適当な所に就職したらいいのです。
しかし、現実は、働く立場によって余りにも残酷な程の格差があり、苦しい立場の人は圧倒的に不利で、その格差の影響は何十年と死ぬまで続くのです。
厳しい現実社会を生き抜く為に、快適に生活できる為に、家族に辛い想いをさせない為に、少しでも良い立場の就職先を掴める可能性を高める為に、皆が必死になって勉強し、受験・就活に取り組んでいるのです。
発注する側である公的機関・安定大企業に勉強せずに入れますか?
狭き門です。必死に勉強をしなければ、絶対に入れません。
そして、勉強の積み重ねは、早ければ早いほど有利です。
大人になってからも勉強が大事
『部下』よりも『上司』の方が良い立場と言えます。
『上司』と『部下』の関係は、『発注する側』と『発注される側』に似ています。
『上司』にはその分重い責任も求められますが、自分の責任で、出来る範囲で自分の価値観に沿った判断が可能になります。
『部下』は、基本的に『上司』の価値観に反さない範囲で仕事をする事になります。
自分が正しいと思っても、上司の意に反する事ばかりしていては、組織をガタつかせてしまいます。
就職してからも、少しでも良い立場で仕事をしていく為には、組織にとって必要となる人物になれるように、必要な勉強をしていかなくてはなりません。
大人になってからも、仕事の以外の時間は、ただ休む・遊ぶ時間ではなく、将来を見据えて時間を作って、勉強して、自己研鑽する事が、厳しい社会を生き抜く為には必要です。
同級生と自分の未来を比較して、未来を今と同じように大切に想う
学生のうちは比較的平等に扱われるので、格差を実感する事は少ないです。
同級生と自分の未来をシミュレーションして比較する事で、深く考えずに自分に都合よく予測していた楽観未来は、ただの幻想・妄想であり、本気で勉強・就活しなければ現実的に地獄を味わう未来が想像出来、未来への危機感を強くする事が出来ます。
ここで、ご自身の将来の姿をイメージしてください。(子供に勉強させたいなら、子供に将来の姿をイメージするよう促してみてください)。
☆勉強も就活もそれなりに頑張るが、結局最初の就職でブラック企業に入ってしまい、1年で辞め、その後転職を繰り返す。
定年も近づく55才で、転職を繰り返して零細企業で働くご自身の姿を想像してください。55才など永遠に訪れないと思っている若い学生でも、生きていれば思っていたよりもずっと早く50代になりますよ。
55才のご自身が、零細企業にて、元請け企業の顧客にいびられ怒鳴られ、社内では生え抜きの30代の上司に馬鹿にされ、ビクビクと、媚びへつらい、身体も精神もボロボロに擦り減らし必死に仕事をして、結局年収350万、月給25万、サービス残業は当たり前で時給にしたらアルバイトとさして変わらない給料だと気づく。
そして、子供に新しい服も買ってあげられない、外食・旅行など余裕は無く、奥さんから毎日「この安月給!」「役立たず!」と金切り声でガーガー言われ、職場でも、家でも、針の筵(むしろ)のような生活に堪えられず、家庭からも逃げて慰謝料を払わされて、自らはまともな食事もとれないほど貧しい生活。
老後は、身体的にも精神的にもキツイ仕事を続けて無理した事が原因で、60代前半で大きな病気をして後遺症で身体も自由に動かせず、貯金も無く、汚く蒸し暑い部屋で、パンだけかじり飢えをしのぎ、孤独に死に、一生を終える姿を想像してください。
一方、今自分の仲の良い同級生or嫌いな同級生or自分より下に見ている同級生を具体的に、一人思い浮かべてください。
その同級生は、小学生の段階からコツコツと勉強を続け、地元の市役所に正規職員として採用される。
55歳の定年間際で、地方公務員として順調に昇給して水道局の部長になり、年収700万円、月給45万円に加えて夏冬合わせてボーナス100万円以上。時々残業はあるが、しっかり残業代を貰える。
そんなに贅沢は出来ないが、3人の子供には成長に合わせて新しい服を買ってあげられる。塾にも通わせられて、子供達も皆、公務員や大企業の社員になれて幸せそう。週に一度は家族で外食を楽しみ、年に2回の家族旅行も楽しめ、堅実な生活でお金に困る事もなく、奥様と穏やかに生活を送れる。
老後は、貯めた貯金と年金で十分余裕があり、年老いてからの貯金の安心感から、気持ちも優しくなれる。精神的にも余裕をもって仕事してきたおかげで、80代になっても健康で元気。もし、零細企業しか入れなかったと思うとゾっとする。安心の偉大さ、それを叶えた公務員になれた事に感謝。公務員になる為にコツコツ努力し、公務員になってからも真面目に働いてきた自分に誇り感じる。年始には孫にお年玉をあげて喜ばれ、幸せな老後を暮らす。
自分の顔・同級生の顔まで頭に浮かべ、それぞれの55歳から老後にかけての違い・格差を、しっかりと臨場感をもって、想像すれば、悔しい気持ちも生じるでしょう。
しかし、こんな悔しさは結局想像の域を出ません。
現実に同級生との格差を目の当たりにする時は、なんともモヤモヤとした気持ち、悔しさ、情けなさは、想像の何倍も心に刺さります。
これだけ格差がついては、上流の同級生からは相手にもされなくなりますし、何より情けないから、自慢話など聞かされたくないから、下流の自分は適当な言い訳をして、離れていくしかありません。
学生の内なら、ラッキーです。まだ間に合います。
現実に苦しみ・悔しさ・情けなさに苛(さいな)まれたくないなら、勉強・就活に本気になって取り組み、少しでも良い就職先に入れるように、努力するしかありません。
今までの積み重ねが少ないならば、その分、質を高く、量を多く、必死になって勉強して追いつくしかないです。
多くの時間を勉強に割く事は当然ですが、闇雲に勉強しても、受験に失敗します。闇雲に就活しても、失敗する可能性が高いです。
目的意識を持って、効果的に勉強・就活する事も重要です。
元請けに虐められる事、廊下で何時間も立たされる事、ギャンブルみたいに運の要素が大きい営業の仕事と比較すれば、勉強はずっと楽しく、充実して、結果も出易いです。
理不尽な仕事に比べたら、勉強は最高に楽しいですし、ちゃんと報われます。
仕事は『立場』・『才能』・『運』の要素が大きい。
仕事を頑張るのは当たり前です。特に真面目な日本人は大抵の場合、必死に仕事に取り組んでいます。
別にサボっているわけではないです。みんなが頑張って仕事をしているのに、最終的な年収・時給はあまりに大きな、理不尽とも言える格差となって現れます。
それはなぜか?
仕事は『立場』・『もともとの才能』・『運』の要素が大きいからです。
人それぞれ個性はありますが、同じ人間ですから、大きな差は生じない事も多いです。
それでも、才能には差があります。周りより全体的に優秀な人、リーダーシップがある人が、出世し易いです。
また、『その部署での経歴が長い』『たまたま上の役職の人が早く抜けて役職が空いた』など運の要素も出世には重要な要素です。
その環境において、突出した才能がある人、もしくは才能があると見せかけるのが上手い人は、その分野でのカリスマになります。
また、同じような才能でも、上流の安定大企業や公務員の立場と、下流の零細企業社員の立場では、得られる収入は雲泥の差が生じます。
『仕事』においては、当然『努力』は大事ですが、『立場』『才能』『運』の要素も大切になってきます。
勉強は努力の割合が大きい。勉強で努力して、効果的に就活し、『立場』を掴む
『勉強』においては、基本的には頑張った分だけ成績も上がるなど、努力が報われ易いです。 仕事ほど『立場』『才能』『運』に左右されないです。
大人になってからも勉強は大切ですが、大人になってからでは仕事に追われ、勉強出来る時間は限られます。
ブラックな企業ほど自分の時間はほとんど無く、心も体も疲れ切り、勉強などする余裕は無いです。
安定大企業や公務員の方が、休みも多く、残業もほどほどで、勉強して資格をとるだけの時間が確保し易いです。
最初の就職先が特段の売りも無い零細企業では、そこで必死に勉強したところで、上流企業に就職した人間には、安定度も報酬も勝てないのです。
つまり、勉強の効果が一番高いのは、就職に向けた、学生段階での勉強なのです。
学生の内からコツコツと勉強して、最初の就職先に安定優良大企業や公務員になれれば、大抵の人にとって、幸せで有利な人生を送れるでしょう。
確かに勉強の才能にも差はありますが、効率的にコツコツ必死に継続して努力すれば、ただ地頭がいい人に勝つ事だって出来ます。
適切な勉強を継続すれば、報われる可能性が高いです。
今すぐにでも勉強に本気で取り組んで、最初の就職で、少しでも良い立場の就職先を掴んで、幸せに生きて欲しいです。
難しいからこそ、その立場の恩恵は大きい
『勉強』に比べて『仕事』は断然に厳しい状況を生き抜かなければならないのです。
だからこそ、学生時代の『勉強』を必死に頑張って、少しでも良い立場で仕事を出来るように頑張って欲しいのです。
良い立場の仕事は、低い立場の仕事に比べれば、そのパイは小さいです。簡単に入れる所ではないのです。
だからこそ、必死になって勉強して、難関で使える資格を取得し、少しでも大きく安定した組織に就職する為に、努力して欲しいのです。
若いうちの努力は、その後の長い人生全てに良い影響を及ぼします。
逆に若いうちの怠慢は、その後の長い人生全てに悪影響を及ぼし、苦しみ・後悔に繋がり易いです。
勉強は純粋に、集中して取り組める
仕事は時に悪い事をしなければならない時もあります。
仕事では、優しさ・正義心を抑えて、上司に忖度し、ライバルを潰し、不正ギリギリの汚い事をこなす事も仕事のうちです。
一方、勉強は純粋に知識・解法を身につける事に取り組めます。
仕事は、理不尽極まりない暗黙の身分制度の中で仕事をします。
一方、試験は皆同じ立場で公平に行えます。
仕事は、来客やら、電話やら、上司や顧客からの注文など、ひっきりなしに飛んできて、やりたい仕事がなかなか進みません。上司の声掛けが聞こえなかったでは済まされません。仕事は集中し過ぎずに、周りにアンテナを張りながら、気持ちを分散させながら、進めないといけません。
一方、勉強は集中して行えます。集中して、周りの声が聞こえなくても、怒られません。
集中し過ぎてはいけない仕事に比べて、勉強に集中して良いのは素晴らしい特権です。「集中していい」事自体が、ストレスが無く、とても気持ちの良い事なのです。
勉強に打ち込める事は贅沢な事なのです。有難い気持ちをもって、勉強した方が、勉強への熱も高められるでしょう。
MR(医薬品の営業マン)は、医師の帰りを廊下でただただ待たなければいけません。ただ立たされている時間に比べ、勉強は知識を蓄えられ、問題を解けるとても有意義な時間です。
学生時代に、純粋に、集中して、勉強出来るという事は、とても幸せで、贅沢な時間なのです。
良い立場の就職先を掴む為、勉強頑張って
『現実社会の厳しさを具体的な例を持って知り、心に危機感を刻む事』『小さな組織で働く事がいかに苦しく、大きな組織で働く事がいかに有利か知る事』『少しでも大きな組織で働く為に勉強が必要な事、仕事の苦労に比べれば勉強の苦労は小さなもので、勉強は純粋に楽しい事を知る事』まずは、この3つの事を知る事が、本気で勉強をする気持ちを育み、実際に本気で勉強に取り組む為の一番の道だと考えます。
さらに、同級生が公務員or安定優良企業に入って、幸せな55歳~老後を暮らし、自分は、零細企業で苦しい55歳~老後を暮らすシミュレーションをすれば、より危機感を高められるでしょう。
より現実的な未来を具体的に想像する事が出来れば、甘えて堕落していては、命の危険に匹敵する程の危機が控えている事を実感出来るでしょう。
恐ろしい程に過酷な現実をしり、強い危機感を覚える事によって初めて、人生を見据えて、就職した後の仕事をする姿を見据えて、就職活動を見据えて、受験を見据えて、本気で勉強に取り組めるようになるでしょう。
勉強しないお子さんには、このページを読んでもらうか、あなたの口から教えてあげて、お子さんが本気で勉強をしたくなるような危機感を抱かせてあげてください。
本気で勉強に取り組みたい方、子供に本気で勉強に取り組んでもらいたいと悩んでいる親御様は以下のページもご覧ください。
《超少子高齢化で恐慌・戦争リスク増大。勉強・就活・貯金・投票で備えよ!》
《試験・受験に絶対合格したいなら効率的な勉強法(笑ビー式記憶術等)を最初に身につけて!》
《仕事が出来る人になる事を見据えた最大効率勉強法(仕事力が低いと辛いよ!)》
《数ヵ月で仕事辞めた人の地獄顛末。でも死にそうなら、すぐ辞めた方が100倍幸せ。諦めないで!》
《仕事をすぐ辞め、人生狂う人続出!就職志望先の選定基準は、長く勤められる事が最重要!》
《国力急落の日本で就活・転職するなら、安定一択。安定した仕事を目指せ!》
《幸せの為、安定志向で職を探すべき理由! 好きな事・やりたい事は趣味でやってろ!》
《男も女も、安定・高給・休み充実の公務員・独占的大企業を目指すべき理由》
《誇り高く、安心して定年まで働きたいならば、公務員・インフラ系大企業を目指そう!》
《スクールカーストに絶望しても諦めるな、ビジネスカーストで勝つ為の就活を》
《近視・仮性近視の改善、目を良くする生活習慣・トレーニング(笑ビー式視力改善法)》
《その土地 買って大丈夫?マイホーム購入前にチェックしておくべき注意点!見落として後悔しない為》
過酷で辛いこの現実社会を、このサイトを訪れてくださった方には、少しでも笑顔で、平和に、幸せに生きてもらえるように、価値ある情報提供が出来るように努力していきます。
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