スクールカーストに絶望しても諦めるな、ビジネスカーストで勝つ為の就活を

　スクールカースト　　嫌な響きです。

　こんな言葉知らない方がいいです。こんな現実無い方がいいです。

　しかし、学校内では、同じ学生なのに、『強い学生・普通の学生・弱い学生』、『人気の学生・普通の学生・嫌われてる学生』、『優遇されている学生・冷遇されている学生』など、見えないけれども、明確な【序列】・【身分】が存在しています。

　そして、この【序列】は『容姿』『各種能力』など、生まれながら、つまり、遺伝的に決まっている要素によって、決まる確率が高いです。

　悲しいですが、これが現実なのです。

　学校内、クラス内で、今、辛い立場に苦しんでいる人には、絶望してほしくないです。

　人生を長く生きていけば、スクールカースト下位でも、下位だったとしても、楽しく・充実した生活を送れる事が分かってきます。

　しかし、まだ人生経験も乏しく、スクールカーストの中でもがき苦しんでいる学生にとっては、楽しく生きられる・充実して生きられるなど、到底思えない人もいるでしょう。

　私も、スクールカースト底辺で、絶望していた当時は、「どうせ、・・・だし」「最悪だ」「何で自分ばかりが・・・」こんなネガティブな考えばかりでした。

　そんなネガティブなくせに、現実的な未来をみようともせず、コツコツと努力もせずに、「そのうち、うまくいく」「大人になったら、普通にお金を稼げる」など、根拠なき楽観的な考えで、危機感無く怠けて過ごしていました。

　当時の自分に、『偏ったプライド』と『過剰な欲望』を捨てて、『感謝の気持ち』と『論理思考』と『正しい努力の重要性』を伝えたいです。

　今までの経験と解釈(笑ビー式解釈)を、誰かが教えてくれて、当時の自分が認識し、受け入れられたならば、当時の状況はそんなに変わらなくとも、心の中はずっと前向きに、楽しく、充実した時間を過ごせたでしょうし、前向きに正しい努力を続けていれば、その後の状況は全く違っていたでしょう。

　自分自身の後悔を誰かに活かして欲しい気持ち、今絶望して苦しんでいる学生に、考え方次第で、今この瞬間から、ずっと前向きに、楽しく、充実した時間を過ごせる事を、知ってほしくて、今回、このテーマを取り扱う事にしました。

　スクールカーストが存在する事は事実ですし、スクールカースト下位では不利である事も事実です。

　しかし、考え方や見方を変えれば、スクールカースト下位だとしても、今を十分楽しく生きていける事・将来をより善く生きる為の成長が出来る事を、知って欲しいです。

　現実から目を逸らしていては、正しく対処は出来ません。

　人は、嫌な事には目をつぶり、都合の良い事にばかり目を向け、それなのに、嫌な事ばかり想像し、悲観し、悪い判断をして、悪い行動をして、状況を悪化させてしまう悪循環に入り易いです。

　人間とは困った生き物ですね。でも、必死にもがき、頑張る姿は立派であり、可愛げがあります。報われたっていいじゃないですか！

　自暴自棄になるのが一番駄目、さらに苦しくなるだけです。

　そうかといって、ただ楽観して闇雲に進んでも、状況は悪化するだけです。

　ちゃんと手順を踏んで、一つ一つ解きほぐし、少しずつ良くしていくのが一番です。

　苦しい事ですが、まずは現実を知る事！　悔しくて、涙がこぼれてもいい。　そこから、一歩ずつ前に進む道を、一緒に探していきましょう！　

コンプレックスとスクールカーストの密接な関係

　コンプレックスに悩み、苦しみ、あがいている学生は多いでしょう。

　「コンプレックスなど気にしなければ良い」などと、気軽には言えません。

　なぜなら、コンプレックスによっては、虐めの対象に成り得るからです。

　クラスの中で『他の多くの学生とは違う状況』・『他の学生より劣っている状況』は、スクールカーストにおいて不利になり、馬鹿にされ、吊るし上げられ、いじりと言う名のいじめを受ける可能性が高まります。

　人間は、集団の状況によっては、とても残酷になれてしまう性質もあります。

　そのコンプレックスによって、スクールカースト下位になり、クラスの多数の学生から蔑(さげす)まれ、何をしても、からかわれる状態に陥る現実もあります。

　そのコンプレックスによって、スクールカースト下位になり、無視・陰口・虐めの対象になる可能性だってあります。

　こんな非情で、辛い現実があるからこそ、コンプレックスへの悩みは深いのです。

　学生時代は、社会との繋がりは学校に限られた狭い世界に生きており、クラスが生きる唯一の場所だと思い込んでしまいます。

　クラスの同級生から馬鹿にされ、虐められるという事は、本人にとっては、世界中の全ての人間から、馬鹿にされ、虐められ、それがずっと続くような感覚に陥ってしまいがちです。

　まだ人生経験も少ないので、コンプレックスを抱えた状態で前向きに生きる術を知らず、コンプレックスばかり意識して、過剰に悩んでしまい、とても苦しい気持ちになります。

　そのコンプレックスは、一生背負っていかねばならないものかもしれません。しかし、長い人生においては、意外とそのコンプレックスは重要では無くなり、もっと大切になってくるものがあります。　

後々に大切になってくるものを、学生のうちに、早めに気付き、その為の努力を継続出来た人が、長い人生をより幸せに生きられる可能性を高められます。

　全てを得られる事は不可能です。欲をかき過ぎれば、得られるどころか、さらに失います。これが、人生です。

　深呼吸して、視野を広げ、心を広げて、今どうしても欲しようとしていたものは、生きる上では、無くても十分楽しく生きていける事、それを欲して突き進めば、もっと大切な事を失うかもしれない事に気付いてください。

　変えられないコンプレックス・現実的に可能性の薄い事など、諦めた方がいい事は、欲張らずにスッパリ諦めた方が、自分の為です。

　コンプレックスに関しては、努力して補える部分や直せる部分については改善を試みつつも、視野を広げて、大人になり、もっと大切になってくる事に努力をした方が、あなたの人生を着実に幸せな方向に導いてくれるでしょう。

　学生時代よりも、大人になってからの人生の方がずっと長いのですから。

　また、自身の劣っていると感じる部分にばかり、目を向けずに、自身が今持っているもの・今ある状況が、当たり前ではなく、有難い事だと気づければ、現状への不満で一杯だった気持ちが、感謝の気持ちに変化し、今ある状況・周りの人達を大切にしようと、前向きな判断・行動が出来るようになってきます。

日中のほとんどの時間は、集団(スクールカースト・序列)の中で生きる　

　『学校では、同級生や教師と一緒に』・『職場では、同僚や上司や顧客などと一緒に』・『家庭では『親・兄弟・子供などの家族と一緒に』・『趣味の集まりでは、趣味を伴にする人達と一緒に』、人生の多くの時間は、人との関わり・集団の中で生きる事になります。

　一人で出来る事には限りがありますし、一人で生きていく事は難しいから、古来より人は集団の中で生きています。

　集団を形成し、集団に所属して、助け合いながら、生きいているのです。

　集団の中で生きていれば、効率的な事・楽しい事など、良い事だけではない事も分かってきます。

　集団があれば、集団の中での序列・身分が、陽に、陰に出来てきます。

　学生時代も、働くようになってからも、日中のほとんどの時間を、人との関わり・集団の中で生きるのです。

　学生時代はスクールカーストの真っ只中で、社会人時代はビジネスカーストの真っ只中で生きなければならないのです。

人が怖いのはなぜ？

　人との関わり、集団の中で生きていると、メリットよりもダメージの方が大きい場合もあります。

　なんて事はないように思える言葉や態度が、心をざわつかせ、心をすり減らし、大きなダメージになる事もあります。

　集団の中で生活を送る際に、何が心をざわつかせるか？　何が心をすり減らすか？

　それは、『馬鹿にされる』『理不尽に扱われる』など、人としての尊厳を傷つけられる事によって、心が傷つくのです。

　言葉や態度で、尊厳を傷つけてくるのは、地球上で人間のみです。

　獰猛な猛獣も、厳しい大自然も、人間にとって脅威ではありますが、動物や自然が、直接尊厳を傷つける事はありません。

　「人が怖い」と思うのは、対人恐怖症になるのは、尊厳を傷つけられる事に恐怖を感じているからです。

見下される事によって、心がザワつく。見下さないように、見下されても気にしないように。

　ほんの些細な発言や態度に、自分への悪意や自分を見下(みくだ)すような要素があると、心がモヤモヤし、イライラし、悲しい気持ちになります。

　どんなに穏やかそうに見える人でも、『言葉の節々に見え隠れする悪意』・『言葉尻に現れる見下す気持ち』に接っすれば、否が応でも尊厳が傷つき、内心穏やかでいられなくなります。

　集団の中では、言葉や態度で人の心を傷つけない為に、誰に対しても尊敬の気持ちを忘れず、丁寧に接しなければなりません。

　反対に、自身が馬鹿にされる発言や態度をされたり、多少理不尽に扱われても、気にし過ぎないようにしなければ、集団の中で生きていけません。

　馬鹿にされる・軽く扱われている事実は、受け止め、しかし、気にし過ぎず、別の事に意識を向ける事が重要です。

　気にしたり悩んだりしても、それで、すぐに解決するようなものではありません。

　自分に非がある事はないか思い返し、自分が直せる事があれば、これから直していく。

　そして、特段、自身の言動・行動に落ち度が無く、自分で直せない事を責められているならば、修正のしようがないので、気にしても仕方がないです。

　自分に非がある部分は素直に認め、自分が直せる事は直す努力をし、自分で直せない事には、自信を持って気にしない。あとは、謙虚に堂々としていれば良いです。

　馬鹿にされた事に意識を向けるより、『自身の本来の目的(勉強・就活・役割・仕事)』や、『今後の言動・行動での修正策』に意識やエネルギーを注ぐようにしてください。

　集団の中で生きていくには、『相手の立場を理解し、思い遣る優しさ』と『相手からの些細なトゲをやり過ごす賢さと強さ』が必要です。　

見下されれば、不利な事は確かにある。見下されないように、最低限出来る事は、しておいた方が自分の為になる。

　しかし、『見下される・理不尽に扱われる』これらが、深刻になれば、『いじり』が『いじめ』に繋がる事もあります。

　虐めが続けば、もしくは、虐めが続くと想像すれば、心へのダメージが大きく、夜もその事が頭から離れずに、不眠からうつ病に繋がる事だってあります。

　『見下される事』を気にしないようにはしつつも、現実的には、見下されれば嫌な気持ちになりますし、見下されていれば自身の思い通りにいかない事も増え、色々不利になり、生きづらくなります。

　だから、ある程度、出来る範囲で『見下されないように』努力する事も必要です。

見下される要因は？　相手にとって重要度が低いから。　

　見下されないようにするには、まずは、見下される要素を知らなければなりません。

　どういった人が、見下されるか？理不尽に扱われるか？

　『見下されるという事』は、軽く見られているという事です。

　軽くみられる程に、馬鹿にされる頻度も、馬鹿にされる内容も悪質になります。

　軽く見られる？軽く見られない？　これはどういった基準で？

　それは　強いか？弱いか？　脅威か？脅威でないか？　重要度が高いか？低いか？　好かれているか？嫌われているか？　など、にかかる部分が大きいです。

　憲法で平等が謳われていても、現実は平等ではないのです。

　どこに記されている訳ではなくとも、その集団の全員が肌身に感じている、『見えないけれども、明確な重要度の違い、つまり身分』が存在します。

スクールカースト下位ほど、見下され、理不尽な扱いをされるのが現実。

　学校のクラスの中に存在する❝スクールカースト❞とは、この見えないけれども、明確に存在する『序列・身分』の事です。

　軽くみられるという事は、スクールカーストの下位に位置しているという事です。

　『人望がある』、『見た目が良い』、『オシャレ』、『交友関係が良い感じ』など、人気者の条件と言えるような項目を万遍無く、高いレベルで維持している人が、スクールカーストの上位(一軍)になります。

　さらに、『喧嘩が強い』、『敵に回すと色々厄介』、『親が権力者』、『友人が権力者』などの要素を持ち合わせる事で、スクールカースト上位にいる人もいるでしょう。

　その他にも、『身長』『体重』『髪質』などの【容姿】、『協調性』『リーダーシップ』『正義感』などの【性格】、『成績』『判断力』『発想力』などの【頭の良さ、もしくは地頭の良さ】など、様々な要素が複雑に絡んで、スクールカーストが形成されています。

　スクールカーストに影響を及ぼす項目には、地域性や時代性もあり、多少変化していく事もあります。

　クラスの中の派閥争いに敗れて、一気に最底辺に陥る事もあり、固定されているようで、流動的でもあります。

　また、小学校ならば、『足が速い』項目の重要度が高かったりしますが、中学・高校と進むにつれて『足の速さ』より、『見た目の良さ』や『コミュ力』の影響が大きくなったりもします。

スクールカーストは、『影響力の大きさ』と『好き嫌い』により形成される

　それぞれの学生にとって、そのクラスで生活する上で、『影響力が大きい人』・多くの人に『好かれている人』がスクールカーストの上位になります。

　逆に、『敵に回しても、何の影響力も無い人』、多くの人に『嫌われている人』は、スクールカーストの下位に位置し易いです。

　スクールカースト最上位の絶対権力者や、強者が多数集まった上位グループに嫌われれば、自ずとその他多数からも嫌われ、カースト最下位になり、苦しい立場になる可能性が高まります。

　はっきり言ってスクールカーストの下位に位置するという事は、馬鹿にされ易く、理不尽に扱われ易く、下手すればイジメの対象になる、非常に辛い立場と言わざるを得ません。

スクールカーストは生まれながらに持ったもので形成され易い現実を受け入れつつ、自分で出来る小さな努力の積み重ねを続け、状況を少しでも良くする。

　さらにはっきり言えば、スクールカーストは、『見た目』『身体のデカさ』『リーダーシップ』など『生まれながらの、つまり、遺伝的に逆らえない要素』により成り立っている部分が大きいので、努力だけでは身分を覆す事は、とても難しい面もあります。

　大変辛く、嫌な事ですが、これが現実なのです。

　厳しく・不公平で・理不尽なこの世を、より強く、より良く生きていくには、見栄をはらず、現実から目を逸らさず、まずは現実を受け入れる必要があります。

　現実を受け止め、冷静に分析しなければ、その後の判断・行動を誤ってしまい、もっと辛い状況になります。

　逆に、自分ではどうしようもない現実を受け入れ、そんな中でも、楽しく生きる方法を見つけつつ、将来の為にコツコツ正しい努力が出来たならば、逆境での強さを身につけられ、人間力も高められ、貴重な今を楽しく充実させる事も出来、なおかつ、より楽しい未来の礎を築く事も出来ます。

　スクールカースト下位でも、ふてくされず、不利な状況での最善の行動を考え、相手を想いやり、自身を高める努力を続けられれば、『心のコントロール』や『状況改善』や『妥協の加減』が上手くなり、社会に出た後の荒波をいきていく術をたくさん身につけられるでしょう。

　今、『見た目』や『能力』だけで、もてはやされて、楽に生きられている人でも、社会に出れば、『見た目』や『多少高い能力』だけで、全てが上手くいくほど現実は甘くないです。様々な壁に必ず当たります。

　学生時代にスクールカースト下位という、不利な立場で、修行している方が、逆境での忍耐と判断力を磨いた分、社会に出てから、強く、柔軟に、幸せに生きられる可能性が高まります。

　これは、スクールカースト下位でも、ふてくされずに、『感謝』と『最善を探る努力』を持ち続けた人だけが、より強く、より柔軟になれます。

　自身の容姿に自信が無くとも、自身の影響力が小さくても、自身が嫌われていたとしても、ここで諦めずに、『空気を読んで、控えめに、無難に過ごす』『オシャレでなくとも、無難な着こなしをする』、『殻にこもらずに、空気を読みつつ、多くの人とコミュニケーションをとる努力をする』、『真面目で優しそうな友達を作る努力をする』など、頑なにならず柔軟に、自身の状況下において、出来る努力を続ける事が大切です。

　もしも、『無難に過ごしたり』、『幅広くコミュニケーションをとったり』などが、上手く出来なくても、せめて『学校行事に真面目に取り組む』、『敵を作らないようにする』、『人の悪口を言わないようにする』、『常に清潔にして生理的に嫌われる可能性を減らす』などは、自身の心掛け次第で着実に出来る事を、地道に一つずつ実践していきましょう。

欲を張らずに、高望みせずに、今ある良い面に感謝し、地道に生きる事が大切

　無意味に目立とう、無謀にもモテよう・人気者になろうなどと、欲を張っては、痛い目に合う確率が高いです。

　漫画やドラマの影響で、キラキラした世界・正義溢れる世界が普通だと勘違いしがちですが、現実は弱いものに厳しく、不公平で、理不尽なものです。

　自分に都合の良い妄想にふけらず、見栄を張らず、卑屈にならず、まずは今、健康でいられている面の有難みを感じ、世界では学校にも通えない子供達が多数いる中で学校に通える有難みを感じ、『ほどほどに平和に暮らせている事』・『今と未来の為の地道な努力』を大切にしてください。

　マイナス要素が多い境遇だとしても、諦めずに、万遍無く努力する事で、『見た目は悪くても良い奴』・『真面目な頑張り屋』・『不細工だけど清潔で、姿勢が良い』『卑屈にならずに、ひたむきな人』など、比較的肯定的に評価され、ほどほどに自身の生活に満足している状態を目指してください。

　高望みせずに、学校生活でそんなに馬鹿にされず、そんなに理不尽に扱われず、少しだけ一目置く見る目のある人が数人いるかもしれない、思っていたよりいい感じの学校生活くらいを目指してみてはどうでしょうか。

　『高望み』するから、そうではない自分を惨めに感じて辛いのです。

　『高望み』するから、痛い判断・痛い行動をしてしまうのです。

　今ある状況への感謝の気持ちがないから、何でも不満に感じるのです。

　今ある状況への感謝の気持ちがないから、貴重な今を楽しめないのです。

　今ある状況への感謝の気持ちがないから、貴重な今を活かして努力しようとしないのです。

　今の自分を受け入れ、しかし、卑屈にならず、今自分にあるもの・出来る事が、当たり前ではなく、貴重で感謝すべき状態だと認識し、学校生活で、大きく望まずに、平和に過ごせれば、どれだけ幸せかを理解して、『今を楽しむ為に』『今の状況を少し良くする為に』『未来の状況を少し良くする為に』小さな事からコツコツ努力を続ければ、大きな良い事はなくとも、ちょっぴり幸せな事を少しずつ増やす事が出来るでしょう。

　マイナス要素が多い逆境の中でも、諦めずに学校生活を楽しもうと努力する事・今や未来を良くする為に努力する事が、本ページの主題である、ビジネスカーストにおいても、非常に重要になってきます。

スクールカーストに囚われ過ぎない事も大切

　スクールカーストが下位であれば、馬鹿にされる、ぞんざいに扱われる事が多くなります。

　だから、出来るだけカースト底辺にならないように、馬鹿にされないように、敵をつくらないように、自身の重要度を上げるように、生理的に嫌われないように、『空気を読む』、『友達を作る』、『清潔にする』など、出来る努力を継続していきましょう。と述べてきました。

　ただ、スクールカーストに囚われ過ぎて、馬鹿にされないように、気を使い過ぎて、心をすり減らす事も、自分を苦しめる事になってしまいます。

　確かに、スクールカースト上位であれば、学校生活を送る上で、有利な事が多いです。だから、出来る努力をする事は重要です。　

　しかし、スクールカーストで上位になる事、スクールカースト底辺にならない事が目的ではなく、学校生活での真の目的は、あくまで『学校生活を充実させ、幸せに生きる事』・『将来幸せに生きられる為に、受験や就職活動で良い結果を出せる為に、最善を尽くす事』です。

　スクールカーストに囚われ過ぎて、疲弊し、心労を重ねてしまって、学校生活での真の目的を疎かにしては、本末転倒です。

スクールカーストの存在は知りつつも、スクールカーストを意識しないように

　それに、「スクールカーストを意識している」、「人を見た目や権力でマウンティングしている」と、気付かれたら、それ自体が相当恥ずかしい事です。「あいつ、人をそんな事で差別している」などとイジメられる要因にもなるでしょう。

　スクールカーストなど、絶対に言葉にすらしてはいけません。

　スクールカーストは、冷酷な現実として確実に存在しますが、スクールカーストは暗黙のうちに確立されているものなのです。

　学校でも社会でも、本音と建て前は非常に重要です。

　どんな陰湿ないじめっ子でも、倫理の授業では、「いじめは絶対にダメです」と、発言します。

　こうやって状況を把握し、状況に応じた言動をしなければ、世の中を上手く渡ってはいけません。

　また、スクールカースト上位に馬鹿にされたからといって、腹いせに自分より下の人を馬鹿にするのは、最低最悪です。一番恥ずかしい事です。

　人を馬鹿にして、自分を優位にしようとする輩(やから)は、その卑怯な人格が様々な場面で露見してしまいます。

　そんな卑怯な人は、周りからの評価が逆に下がって、放っておいても、勝手に不幸な状況へ、不幸な状況へ追い詰められていきます。

　どんなに嫌な奴でも、苦しんでいく姿を見るのは、可哀そうに感じますが、卑怯な人にはあまり深く関わらないのが要領の良い生き方です。卑怯な人物とは上手く距離を置いておきましょう。

　スクールカーストは確実に存在します。しかし、スクールカーストの事は意識せずに、誰に対しても、誠実に接っするようにする事は、回りまわって自分の為になります。

重要度を下げない為の、最低限の努力は続ける

　自身が軽く見られて、馬鹿にされる、理不尽に扱われる頻度を減らす為に、出来る努力として、「最低限清潔にする」、「学校行事に真面目に参加する」、「無理のない範囲で相手の気持ちを察し、空気を読んで、適切な言動を心掛ける」、「自分を卑下する発言をしない」、「自分を良く見せる・自慢する発言をしない」、「人の悪口を言わない」、「人を馬鹿にしない」、「感情に任せて調子に乗り過ぎず、自身の言動を自制する」、「天然な発言・突飛な行動・ドジをしないようにする」「頭を働かせて、状況に応じたより良い言動を心掛ける」など、最低限自身の重要度を下げないようにする努力は大切です。

自身の誇りは、人からの評価ではなく、状況において最善の判断・行動が出来たかどうか？に軸を置く。

　ここで注意しなければならない、どんなに努力したとしても、『馬鹿にされる事』『理不尽に扱われる』事は、誰でも多かれ少なかれあります。そこで、ムキになったり、怒ったり、悲しんだりする必要はありません。

　『馬鹿にされたり』『理不尽に扱われれば』、確かに心に刺さり、頭がカーッとしたり、反論したくなるかもしれません。

　「自分はそんな事を言われる人間じゃない」と、自身の安いプライドが高い人ほど、馬鹿にされた際に、ムキになった状態・焦った状態・頭が回らない状態になり易いです。

　また、「自分の方が正しいのに、なぜ？」と、「自分が正しい」との気持ちが強くても、馬鹿にされた時の怒りが強くなり易いです。

　論理的に正しい事が、現実的な対応として常に正しい(正解)とは限らないです。

　自身のプライド・誇りを、『人からどう思われるか？どう評価されているか？』を軸にしているから、人から馬鹿にされたり、理不尽に扱われたり、自身が軽く扱われている事を敏感に感じて、心が動揺するのです。

　人の評価など、結局、『見た目』や『権力』や『自分にとっての都合』による部分が大半であり、いい加減な面も多いです。そんないい加減な人の評価を自身のプライドの軸にしても、無駄に辛いだけです。

　『自身のプライド・誇り』を、『人からどう思われるか？』ではなく、『今ある状況で、自身が最善を尽くしたか？努力したか？』を軸にしてください。

　軽く扱われた事は、事実として受け入れ、そこで、出来るだけ冷静に自身が出来る最善を尽くす事に大きな価値を感じてください。

　最善の判断・行動が出来たならば、心の中で大いに誇ってください。

　また、自分の事ばかりに焦点を当てているから、自分が馬鹿にされた事にムキになるのです。

　自分が大切なのは当たり前ですが、そこで、自分だけでなく、相手の立場や気持ち・クラスの状況を考え、相手の為に、クラスの為にといった一段高い視点を持って、行動しようとすれば、自分の本来の目的の為、相手の為、クラスの為、全体の為の分析・判断・行動に意識が向き、自分が低く見られていようが気にならなくなり、精神的に強くなれます。　

スクールカースト下位でも、大丈夫。孤独は最高の自由。一人を楽しめ。(笑ビー式孤独を楽しむ解釈)

　努力すれば、全てが上手くいくわけではないです。

　出来る努力を続けていても、スクールカーストの下位から抜け出せず、馬鹿にされたり、無視されたり、理不尽な扱いをされ続ける場合もあります。

　また、既にクラスで完全に孤立していたり、嫌われているケースもあるでしょう。

　学生生活は、ほとんどの時間をクラスの中で生きるので、クラスが全て、スクールカーストが全てに思えるかもしれませんが、そんな事はないです。

　スクールカースト下位であっても、十分楽しく、充実した学生生活を送れます。

　スクールカーストが上位の方が、色々有利である事は否めません。だから、スクールカースト下位にならないように、最低限の努力をする事はお勧めしています。

　しかし、努力してもスクールカースト下位になる。スクールカースト下位から抜け出せない事は多々あります。

　既にスクールカースト下位であり、簡単には抜け出せないようならば、『スクールカースト』や『スクールカースト下位からの脱出』に拘る必要な無いです。

　自分でどうにも出来ない事に悩むより、今の状況で自分が出来る最善の道を探る事に力を注いでいきましょう。

　スクールカースト下位である事は、不利な事だけでなく、有利な事もたくさんあるのです。この有利な事を無駄にせずに、活かしていきましょう。。

　学校の時間は、その大半は授業の時間です。スクールカースト上位だろうが、下位だろうが、授業の中では平等です。

　貴重な授業の時間には、授業の内容を少しでも多く理解して、授業の内容を頭に入れようと、目的意識を持って真面目に授業を受けていれば、授業の時間が楽しい時間になっていきます。

　休み時間も、無理をして誰かと話す必要なないです。目を閉じて、目と頭を休める時間にしてもいいです。トイレに行く時間にしてもいいです。前の授業の復習をしてもいいです。

　人の目を気にしない境地に達する事は、休む技術の一つです。休み時間を最大限に休めます。

　昼休みは堂々と席で一人で、ゆっくり優雅に弁当を食べればいいのです。

　人に気を遣わずに、一人でゆっくり食事が出来るなんて、贅沢な時間です。

　誰かが話してきたら、リラックスして話せばいいのです。誰かが一緒に弁当食べようときたら、一緒に食べて、たわいのない事を話せばいいのです。

　自分がどう思われているか？気にし過ぎるから、昼休み等の休み時間に休めないのです。

　人からどう思われるかより、自分がどう選択するかです。

　しゃべるもしゃべらないもあなたの自由です。自分を気にかけてくれる人への最低限の礼儀は忘れずに、あとは休み時間を自由に、おおいにリラックスして過ごしてください。

　時間が余ったら、外を散歩して、身体と気持ちをリフレッシュしてもいいです。

　『学校での孤独・孤立』は、友達に合わせる面倒もいらず、話したくないのに話す必要もない、最高に自由な立場です。

　他の学生からボッチと思われても何の害も無いですし、他人も自分の事で一杯一杯で、孤独なあなたの事などそんなに気にしていないです。

虐めが酷いなら、恥ずかしがらずに先生に相談、親に相談、警察に被害届を出す。

　もしも、孤独だけで済まずに、虐められているならば、まずは担任の先生に相談してください。

　学生時代は、虐められている事を恥ずかしいと感じてしまい易いです。

　だから、相談しづらいのですが、虐められるのは全く恥ずかしい事ではないです。イジメる方がずっと恥ずかしい事です。

　もしも、殴られる、汚される、物をとられるなど、実被害が生じたならば、証拠を残しておき、親に相談して、担任の先生にも報告してから、警察に被害届を出してください。

　それで、無視されるようになれば、ラッキーです。孤立を楽しめばいいのです。

虐めが止まらないなら、転校・編入学などの選択肢もある

　『警察に届けても、警察が取り合ってくれない』、『虐めの害が大きい』、『孤立を楽しめない』、『学校に行くのが本当に辛くてどうしようもない』、ならば、無理してその学校に行かずに、『少しの間学校を休む』・『学校を休んで、留年して下の学年から始める』・『別の学校への転校』・『定時制や通信性高校への転校』・『退学して、別の学校を受ける(編入学)』等の手段もあります。選択肢はたくさんあります。

　ただ、すぐに退学の判断をしてしまわずに、一度休んで、その間にもう一度その学校に戻るのか？別の学校を探すのか？別の学校への転校を希望するならば、必要な条件は何か？等を、焦らず慎重に、親と相談しながら、検討すべきです。

虐められているのは、あなただけじゃない。たくさんの人が虐められている。

　虐められているのは私だけ、孤立しているのは私だけ、などと思い込んでしまい易いですが、大体クラスで一人・二人は虐められていますし、孤立している人もいます。

　休み時間に、友達と話すでなく、無理せずに本を読んでいる学生もいます。

　世の中、学生時代に虐められていた人・孤立していた人などたくさんいます。

　学生時代は、思春期特有の自意識の高さや、クラスの閉鎖性の影響もあって、「友達を作らなきゃ」、「孤独は恥ずかしい」、「人から馬鹿にされるのは恥ずかしい」などと、思い詰めてしまいますが、学生時代の孤立は、悪い友達からの悪影響を受けずに済みますし、一人の時間が多い分勉強時間を多く確保出来ますし、結構メリットも大きいです。

　学生時代に孤立していたけれど、努力を重ねて、大人になって、高い業績を上げた人、高い地位に立てた人などたくさんいますし、別に大きな結果など出さなくても、自身が満足出来る生活を送れたら十分幸せです。

　基本的には誰とでも仲良くして、真面目で優しい友達を作る事を、お勧めしますが、それらが全てではなく、難しいなら、孤立している事で得られる有利な状況を有効活用する事も、大いに前向きな学生生活である事を理解してください。　

スクールカーストから脱しても、ビジネスカーストが待っている

　学校を卒業して、社会人になって働く際には、スクールカーストとは❝おさらば❞ですが、新たにビジネスカーストの中で生きる事になります。

　皆が平等に生きられるのが理想です。

　しかし現実は、組織に属したり、お金を稼ごうとすれば、上下関係は必ず存在します。

　社会人として、民間企業や役所に勤めれば、学生時代以上に明確な上下関係、身分の違いと言っても過言ではない程の強い立場・弱い立場が存在します。これがビジネスカーストです。

　『ビジネスカースト』は『スクールカースト』と、共通点もありますが、決定的に違う面もあります。

　学生のうちは、『見た目が良い』・『オシャレ』・『清潔』・『人気がある』・『友達が人気がある』・『喧嘩が強い』・『友達が喧嘩が強い』・『運動神経が良い』・『身長が高い』・『お金持ち』・『地頭が良い』・『リーダーシップがある』など、複数の項目が総合的に見極められて、クラスでの序列(スクールカースト)が出来上がります。

　社会に出てからも、これらの『見た目』・『人気』・『地頭の良さ』・『リーダーシップ』などが重要な面もありますが、学生時代との一番の違いは、『所属する組織』や『職種』や『地位』によって序列が明確に決まる点です。

　学校を卒業して、スクールカーストから逃れられても、社会に出て働く立場になれば、今度はビジネスカーストの中で生きなければなりません。

　ビジネスカーストもスクールカースト同様に、序列が上の人が優遇され、序列の下の人が冷遇されます。

　序列の上の人が身分が高く、序列の下の人が身分が低いです。

　序列の上の人が気を遣われ、序列の下の人が気を遣います。

　場合によっては、序列の上の人が序列の下の人を虐(しいた)げる可能性も結構あります。

勉強・就職活動を頑張る理由は、ビジネスカースト上位になる為

　なぜ人は、一流会社に就職したいか？　役所に就職したいか？　難関資格を取得したいか？　出世がしたいか？

　その理由は、「安定が得られるから」「社会的信用が得られるから」「高い給料が得られるから」「幸せに生きられるから」だけでなく、ビジネスカースト上位として「強い立場を得られるから」です。

　強い立場を得ることで、責任も伴いますが、裁量権が増えて自分の意見や意思が通り易くなり、自分の倫理や論理に従った理想に近い判断・選択・進め方・生き方が出来ます。

　『裁量権(自分で物事を決められる権限)が大きい程ストレスは少なくなり、立場が弱く裁量権が小さい程ストレスは大きくなる』との研究結果も出ています。

ビジネスカースト上位の組織・上位の職業がある

　スクールカーストが基本的に『クラス内(組織内)における序列』であったのに対して、ビジネスカーストは『組織内における序列』と、『組織外の人との序列』が存在します。

　『組織内の序列』は、民間企業であれば、『社長を頂点にして、副社長、専務、常務、部長、課長、係長、主任、平社員』のように、役職による序列があります。

　『組織外の人との序列』に関しては、基本的に『仕事を発注する側(元請け企業の社員)』が上の立場であり、『仕事を請け負う側(下請け企業の社員)』が下の立場になります。また、『監査・指導する側(国や県の公務員)』が上の立場であり、『監査・指導を受ける側(民間企業)』が下の立場になります。

　仕事を発注してくれるお客様に嫌われれば、仕事を発注してもらえなくなるので、下請け企業の社員は、元請け会社の担当さんに頭が上がりません。そうした理由により、元請け企業の社員がビジネスカーストの上位に位置し、下請け企業の社員がビジネスカーストの下位に位置します。

　また、多くの民間企業は、活動分野について、国や県から、監査や指導を受けたり、許可や認可をしてもらう立場になります。

　当然、監査や指導によって、営業停止等の厳しい処分を下されれば、企業にとって死活問題ですし、許可や認可をしてもらえなければ新しく事業を始める事も出来ません。

　監査・指導をする方が上の立場であり、ビクビクしながら監査・指導される側は下の立場になります。基本的には役所がカースト上位で、民間はカーストの下位になります。

　医療系の資格や職業は多々ありますが、医療や福祉の分野において、医師の意見は絶対であり、医師を頂点にした完全なピラミッド構造になっています。医師はカーストのトップに君臨しており、医療従事者は医師の顔色を伺いながら仕事をする事になります。

　下請けの企業の社員は元請け社員に、監査される側の社員は監査する県職員に、医師の指示で働く医療従事者は医師に、首根っこを掴まれて、絶対服従、奴隷のような立場といっても過言ではないです。

ビジネスカーストで下の身分の者は、怒られ、説教され、許しを請う立場にある

　人間は自分を守る為に、強い立場の人には逆らいませんし、強い立場の人に面と向かって怒りませんし、強い立場の人を優遇します。

　自分の人生を左右するような権力を有した相手には、どんな理不尽な説教をされても、謝って許しを請います。悔しくても、生きていくには、そうするしかないのです。独裁国家の国民が、独裁者に歯向かえないのと同じです。

　強大な権力を有する立場の人に対しては、どんなに理不尽な事を言われても、広い心で受け入れ、権力者を優遇します。逆に、自分より弱い立場の人に対しては、狭い心で粗を探し、冷遇します。

　自分より上の立場の人には、反論一つ言えないのに、自分より下の立場の人には些細な事でイラっとして、怒れてくるのが、人間なのです。

　あなただって、下に剣が敷き詰められた崖の端に立たされ、背中を押そうとする権力者に怒れますか？許しを請いますよね。

　絶対に逃げられず、絶対服従の相手には、怒りの気持ちも失せるのに、自分より下に見ている人間には、ちょっとした事でイラっとしていませんか？

　正直に思い返し、想像してみてください。これが普通の人間の感情です。

　自身の行く末を左右出来るような強い立場の人に歯向かうのは、デメリットが大き過ぎるのです。

　普段何も考えていないようなボーっとした人でも、肌身で絶対権力者の恐怖を感じ取れるものです。

　時々、正義感が強過ぎたり、空気を読まない人が、強い立場の人に表立って反発する事もあります。

　権力者に潰されない程の何かしらの抜きんでた才能がある場合や、権力者からの圧力にも平気な図太さがある場合は、権力者に逆らっても生きていけるケースもあるかもしれません。

　しかし、勇気を出して権力者に逆らえば、毒殺されかけたロシアのナワリヌイ氏、スキャンダルを流された前川氏のように、情の無い権力者(プーチン・菅)により徹底的に冷酷に潰されてしまいます。

　だから、大半の普通の人は、ビジネスカースト上位の人に逆らえば、陰に陽に圧力をかけられて、普通に生きていく事は困難になります。

　だから、ビジネスカースト上位の相手には、絶対に逆らえずに、怒られても、説教されても、反省して、許しを請うしか道が無いのです。

　もしくは、「旦那が十分稼いでいて、私は気楽なパートだから、いつ辞めても平気」これくらいの立場の人なら、顧客や上司にたてついても平気でしょう。

　しかし「家族を養う為に、絶対辞められないサラリーマン」ならば、どんなに理不尽な事でも受け入れ、非難を浴びても堪え、悪事に手を染めてでも強大な権力者に従わざるを得ないのです。

　政治家の不正を揉み消す官僚が出世・栄転する一方、権力者に逆らえば左遷されたり、不正やスキャンダルを公表されて潰されるのは、分かり易い例です。

　また、ビジネスカースト下位の人は、ビジネスカースト上位から、怒られる機会が多いです。

　『怒られたり』、『説教されたり』は、気持ちのいいものでは全くありません。『怒られたり、説教されれば』嫌な気持ちになり、確実にストレスが溜まります。

　怒られないように、やる事なす事に顔色を伺いながら、ビクビク仕事をする事もまたストレスが溜まります。

　ストレスを溜めれば、溜めるほど、病気のリスクは高まります。

　いい大人が怒られる事・怒られる事を恐れながらヘコヘコ仕事をする事も、情けない気持ちになるものです。

　仕事をすると言う事は、基本的には常に上の立場の人が存在するので、気を使う事も、嫌な想いをする事も多々あります。

　それでも、少しでも上の立場になれた方が、嫌な気持ちを経験する機会を減らす事は出来ます。

　このページに辿り着いてくれて、ここまで読んでくれたあなたには、怒られ、説教され、情けなく嫌な想いを多く味わって欲しくないです。

　勉強・就活に本気になり、少しでもビジネスカーストで上位になれるように努力して欲しいです。

スクールカーストで苦しんでいるならば、ビジネスカーストで少しでも、上位に位置する為に、勉強・就活を頑張ろう！

　あなたが、学校の同級生や先生から、軽く扱われるのは、あなたに力が無く、重要度が低いから軽く見られるのです。まずは、それを、受け入れてください。

　学生でいられる期間は、長い人生の期間のうちの、僅かな期間です。

　スクールカースト下位で辛かったとしても、学生時代は孤立していても、孤立を楽しんで、有効に一人の時間を活用出来ます。

　しかし、働く立場に立てば、孤立していては、仕事になりません。ビジネスカースト下位で、理不尽に怒られ、説教されても、許してもらい、仕事を進めなければならないのです。

　人は自分より下に見ているものに対しては、すぐに苛立ち、怒り、説教します。ビジネスカースト上位者は、基本的にビジネスカースト下位の者に、上から目線で説教します。

　今、クラスの中で、軽く扱われると感じる事があって、悔しい気持ちがあるならば、その悔しい気持ちをバネにして、社会人になって、少しでも強い立場になる努力(勉強・就活・資格取得)にエネルギーを注いでください。コツコツと適切な努力を重ねた成果は、あなたの長い人生を豊にしてくれます。

　誰に対しても謙虚に接する事は、人間として大切な事です。

　ただ、自分が誰に対しても、相手を尊重して接しようとしても、世間には、ビジネスカースト下位の相手(つまり自分より弱い相手)には、虫けら以下の扱いで、無視・罵倒・搾取してくる輩が結構いるのです。

　だから、自分が偉そうに説教する為ではなく、自分を守る為に、ビジネスカーストが少しでも上位になれる職業・職種・就職先を調べ、そこで働く為の努力をしてください。

　また、どんなに良い職業に就けたとしても、上司・顧客など、自身よりもビジネスカースト上位の存在は常にあります。

　それでも、永遠に媚びへつらい生きなければならない職業もあれば、真面目に仕事を続けていれば全般的にそこまでオドオドと媚びずに生きられる職種もあります。

　比較的ビジネスカースト上位でいられる割合が多い職業は何か？

　自身の経歴と能力とこれからの努力で、現実的に就ける職業は何か？

　これらを調査・分析・研究して、自分が幸せに生きられる可能性が少しでも高い職業を探す事は、地味で地道な作業ですが、就職活動において、筆記試験や面接を受ける以前の、最重要の活動になります。

　もしも今、スクールカースト下位で辛い状況ならば、ビジネスカースト下位の気持ちが分かる分、少しでも上位になる事の重要さを痛い程知っているからこそ、高いモチベーションで頑張れます。

　また、今、スクールカースト下位で孤独な時間が多いならば、勉強の時間を多く確保出来ます。

　スクールカースト下位である事は、ビジネスカーストで少しでも、上を目指す為のモチベーションを高める為にも、その努力をする時間の面でも、ラッキーで恵まれた環境なのです。

　スクールカーストに絶望していたとしても、ビジネスカーストでリベンジです！！

身分は存在するが、人を区別・差別してはいけない

　ここまで、スクールカースト・ビジネスカーストと、学校にも、職場にも、序列・身分が存在する事、ビジネスカーストで少しでも良い立場の職業に就く為に努力して欲しいと、お伝えしてきました。

　現実に、見えない身分が存在するのですから、厳しい格差・身分社会を生き抜く為に、スクールカースト・ビジネスカーストがある事を認識し、より強い立場になる為の努力が重要になります。

　しかし、本来、人として、序列やら身分やらを、意識する事は、良くない事です。

　より強い立場になって、生きづらいこの世の中を、少しでも、自分らしく、快適に生きる為の、方向性・目指す職業・すべき努力が明確になったならば、もうカーストも、序列も、身分も考えないようにしてください。

　厳しい現実とその対処方法を分かり易く、理解してもらう為に、遠慮なくスクールカースト・ビジネスカースト・序列・身分と述べてきましたが、本当は、人をそんな事で区別してはいけないです。

　強い立場の人に媚び、弱い立場の人にイラつく面があるのも、人間の本能です。

　しかし、弱い立場の人をかわいそうに感じる気持ちや、人間の誇りとして弱い立場の人を守りたい気持ち、強い立場の人のあまりにひどいふるまいには良い方向に正したい気持ち、人を序列やら身分やらで見てはいけない気持ちがあるのも、人間です。

　複雑な感情と理性と誇りが葛藤しながら、その人を形成しています。

　現実に、身分と言える立場の違いがある事は、心の隅に閉まっておいてください。

　人間は一つの感情だけで出来ているのではなく、良い面・悪い面、複数の心情を持ち合わせています。

　ご自身の色々な感情・動機の中から、前向きな動機を高め、前向きな言葉に変換して、たとえば、「地域の為に、貢献したいから公務員になりたい」「グローバルに仕事がしたいから、グローバル企業に就職したい」「患者さんを助けたいから医師or看護師になりたい」「責任ある立場で、貢献したいから出世したい」と前向きなイイ感じの言葉で、前向きなイイ感じの感情を高めてください。

　もう、スクールカーストやビジネスカーストなどの嫌な言葉は忘れましょう！

　現実を知り、方向性が決まったならば、『差別的に思われる言葉(スクールカースト・ビジネスカースト・身分・序列…)』・『否定的に思われるような言葉』・『人に話せない現実をついた動機』などは、心の隅にしまい、前向きな動機・前向きな言葉・前向きな感情を強めていきましょう。

　前向きな動機・前向きな感情を強くしておけば、いざ面接の時にポッと前向きなイイ感じの言葉が出るようになります。

　少しでも強い立場になれる可能性を少しでも高める為に、必死に地道に勉強して、必死に先生に好かれる努力をし、面倒がらずに人生のシミュレーションをして進路を考え、少しでも強い立場・有利な立場になれる職業・資格を掴むのに必要な努力を続けていきましょう。

　そして、努力を継続し、裁量権や人事権を発揮できるような、ある程度高い立場に立てたならば、下の立場の人の事情や感情を想像し、思い遣り、下の立場の人が気持ちよく仕事が出来るように、配慮してあげられるようになってください！

　ここまで、お時間を割いて読んで頂き、ありがとうございました。今後もあなたにとって少しでも助けになれる情報提供を心がけます。別のページも、ご覧頂けたら幸いです。

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笑ビー