昇給の小さい低賃金企業も、ブラック企業
従業員を虐げるブラック企業といえば、暴力・恫喝・長時間労働が主に挙げられますが、『何年、何十年と、低賃金で働かせ続ける企業も従業員の生活の事を無視し、虐げているブラック企業である』との認識が出来ていなければ、就活に失敗し、深く後悔する事になるでしょう!
正社員として重い責任を負い、過重な労働・危険な作業に従事しているのに、低賃金で働かせ続ける企業や組織も、本来従業員に支払うべき対価を払わずに、体の良い言葉で騙して、搾取していると捉えれば、十分ブラック企業と言えます。
日本人の多くは、給料の事を口に出す事や、賃上げを要求する事に、がめつさ・はしたなさを感じる人が多く、働かせてもらうだけでも有難いと感じる慎ましやかさ・謙虚さがある人が多いです(そうでない人もいますが…)。
安い給料でも真面目に働いてくれる日本人がいるから、低賃金・低昇給企業が存続出来るのです。
従業員が身を削られる一方で、人件費を抑えて利益を増やすケチな企業ほど焼け太っているのが日本の現状です。
年功序列が色濃く残る日本では、長く勤める事が重要
基本的に年功序列の昇給システムが色濃く残っている日本においては、初任給は実際の仕事に比べて安く抑えられ、その浮いた分が長年勤めて昇給し続け、給料が上がった社員に補填されています。
年功序列よりも、結果優先の外資系企業などは、年功ではなく、結果次第で歩合・昇給・出世が決まります。
外資系では、成果主義の色が濃く、結果が出なければ、リストラの可能性も高いですが、年功で昇給した人の分まで補填しなくていいので、初任給は実際の仕事に見合った給料が支払われ易いです。
年功序列は、おかしいとの声も聞かれますが、多くの日本人の心の中では「正社員・正規職員ならば毎年昇給するものだ」と、そこだけはちゃっかり期待しています。
結局、多くの日本人は年功序列の昇給システムを望んでおり、実際にそのシステムは多く残っています。
年功序列による昇給システムが多く残っている日本においては、好条件を求めて転職を繰り返すより、正社員・正規職員として長く勤めた人の方が、生涯年収は高くなり易いです。
転職すれば、結局が給料は下がる
よほど有能で他の人よりも結果を出せる人(プログラミングやシステム設計が高いレベルで出来る・豊富な人脈を活用して組織に多くの利益をもたらせる・2か国語以上の言語を扱えて外国人とのギリギリの交渉が出来るetc…)や需要の高いレア資格を有する人(医師・薬剤師・看護師・公認会計士・税理士・弁護士・弁理士・司法書士・一級建築士etc…)ならば、転職しても安定して高い給料を得られる可能性が高いです。
しかし、大半の普通の人は転職すれば、初任給からやり直しで給料が下がります。
たとえ給与の良い会社に転職したとしても、入社してすぐに、給料に見合った優れた働き・高い結果を求められ、ブラックな働き方をさせられるケースが多いでしょう。
条件の良い転職情報には、大抵落とし穴があります。
高い給料の分だけの結果を求められ、激務とプレッシャーに負けて、身体・心を壊して、働くどころか日常生活も困難になり、給料が上がるどころか、職と収入を失う可能性も高めている事を知っておかなければなりません。
誰でも出来る仕事ならば、わざわざ高い給与保証して、募集する必要はないのですから。高い給与の採用募集には、その裏・理由まで考えなければなりません。
日本で転職すれば、長い目で見れば遅かれ早かれ、結局転職後の方が給料が下がる可能性の方が高いの現実です。
つまり、年功序列の昇給システムが幅を利かせている日本においては、基本的に、定年まで勤めあげれば勝ち組、転職は負け組(ブラック企業からホワイト企業へと転職を成功させる稀な軌跡を起こせれば、勝ち組に昇格する場合もある)になるのです。
だから、日本の転職市場の流動性は低いのです。
低賃金は、長い期間をかけて苦しみが増強し、年老いた時に、とどめを刺される。
暴力・暴言・長時間労働では、肉体的・精神的にも参って短期間で辞める可能性が高いです。
しかし、低賃金だけが問題ならば、ズルズルと働き続けてしまうケースが多くなります。
そうなると、結局、定年までアルバイトとして働いているのと変わらない給料しか得られません。
万年低賃金では、結婚も出来ず、貯金も無く、少ない給料だったので年金も少なく、定年後もアルバイトで食い繋ぎ、病気して働けなくなっても助けを求める先も無く、病院にも行けず、食べるものにも苦労する。とても悲しく、苦しい老後を送る可能性が非常に高くなるでしょう。
年老いて、病気してからでは、努力で状況を変える事も出来ず、八方塞りの状況に追いつめられる可能性が高くなります。
『低収入』は、『暴言暴力』や『長時間労働』のような一撃の破壊力は無いですが、真綿で締め付けられるように、身を削られ、年老いて身体が動かなくなった時にその本当の苦しみを味わう事になるのです。
正社員なのにアルバイトと変わらない給料ならば、いくら真面目に働き続けたとしても、その日を暮らすのが精一杯でなかなか貯金も出来ません。
定年までの何十年もかけて経営者に詐取され続け、年老いて、病気をして、働けなくなってから、隠され積み重なった仕打ちとして、蓄えが無い事の大変さが一機に表出します。
まだ40代~50代の中年の、働いている段階から薄々は気付きつつ、実際に、年老いて病気を患い、予想通りに病院代も支払えない、食べるものにも困るという、残酷で悲しい現実を突きつけられるのです。
日本は昇給ありきの社会。しかしほとんど昇給がない低賃金企業は多数存在
昇給が僅かor 殆ど無いような低賃金企業で働くという事は、年を重ねる毎に、真綿で締め付けられるように、ゆっくりと底無し沼に沈んでいくように、気付いた時には、取り返しのつかない程の苦しい現実が待っているのです。
小学生から大学生まで年を追うごとに学費は高くなります。
昇給が無ければ子供の進学を面倒みれない現状があります。日本の多くの制度は、昇給ありきで設計されています。
しかし、実際に昇給の恩恵を十分に得られるのは、公務員であったり、安定した優良大企業であったり、ほんの一握りです。
多くの零細企業に従業員に十分な昇給をさせる余裕などないです。零細企業では、需要の高い資格・技術が無ければ、基本的に低賃金で一生を生きていく事になります。
低賃金企業・ワーキングプア企業でも、働き続ける日本人
日本での転職は、長い目で見れば、ほぼ条件が悪くなる、つまり失敗に終わります。
日本で転職すれば負のスパイラルに陥る可能性が高いという簡単には辞められない事情があるからこそ、ブラック企業なのに踏ん張り続ける従業員がおり、そんな従順な従業員がいるからブラック企業は存続出来るのです。
ブラック企業で働く従業員が、身も心も擦り減らして自殺にまで至ってしまう人もいる一方で、従業員から詐取し続けるブラック企業はどんどん肥えて、ワンマン社長やパワハラ上司は益々調子に乗っていくのです。
ブラック企業入った時点で、地獄の人生確率跳ね上がり
ブラック企業に入ってしまえば、辞めても転職地獄、必死にしがみついても病気・ケガを負って地獄、長く詐取され続けて貧困地獄。
ブラック企業に入った時点で、どう転んでも地獄の人生になる確率は跳ね上がるのです。
最初の就職先で人生の8割が決まる
だからこそ、最初に入社する企業・入職する組織によって、人生の8割が決まると断言出来てしまいます。
最初の就職活動が、人生において極めて重要になります。
〇人生を快適に生きられるか?
▼苦しく、情けなく、悔いて生きるか?
〇優遇され、尊敬され、プライドを保って生きられるか?
▼理不尽な仕打ちを受け続け、心折れて、媚びへつらい生きるか?
〇健康的に幸せに生きられるか?
▼過労によって大きな病気や事故を生じ、後遺症に苦しみ生きるか?
〇家族に不自由少なく快適な生活を提供し、尊敬されるか?
▼家族にひどい苦労をさせ、家族に憎まれるか?
〇楽しく笑顔で生きられるか?
▼職場でも家庭でも肩身狭く、息苦しく、生きるか?
以上のように、『最初の就職先』次第で、人生における、大切なあらゆる面が、大きく左右されてしまいす。それだけ、『最初の就職先』は、本当に、本当に、極めて重要な事なのです。
幸せな人生か?or地獄の人生か?を分ける、『最初の就職先』を少しでも良いものにする為に、学生時代の普段の勉強・受験勉強・資格取得の勉強が、人生をかけて必死にすべき極めて重要な事である事がご理解頂けると思います。
そもそも零細企業には、従業員に十分な給料を払える余裕はあまりない
低賃金企業の経営者は、日本人のお金に無頓着な部分に付け込んで、低賃金で働かせているとも言えます。
しかし、低賃金企業の経営者にも、高い給料を払えない事情があります。
基本的に下請け・孫請け企業である中小零細企業が大きな利益を上げる事は難しいです。
あまたの企業の中から仕事の受注を勝ち取るには、安い価格で請け負うしか無いので、特段の技術やコネの無い下請け企業が、大きく儲ける事は困難な構造なのです。
零細企業は、基本的に儲からない仕組みになっているのですから、十分な給料を支払えない・昇給を低く抑えているのは致し方ない面もあります。
小さな企業、儲からない企業程、給与の昇給率は低い
そういった面から言えば、大企業や役所に比べて、基本的に中小零細企業では昇給率が断然低い事を心に刻んでおいてください。
小さい企業、儲からない企業は、毎年従業員の給料を上げる余裕は無いです。つまり昇給が無いor昇給が少ないのは、当然と言えば当然なのです。
中小企業でも、小規模な会社よりは、中規模な会社の方が安定している可能性は高いですし、過当競争に晒されている会社よりは競争相手が少ない会社の方が安定している可能性は高いですし、有益な特許やコネのある会社の方が安定している可能性は高いです。ただ、一概には言えない部分もあります。
厳しい叱責・長時間労働・低賃金はどこでもあり得る。その度合いがブラックかどうかを決める
暴力まではそうそう無いにしても、厳しい叱責や・ある程度の長時間労働は、ブラック企業でなくても、どこの職場でもあり得る・起こり得る事です。
低賃金・低昇給も、儲けの少ない零細企業では致し方無い事であり、中小民間企業で高い昇給を実現している企業の方が少ないです。
問題はその程度・度合いです。
暴力が日常的であればブラックですし、上司が毎日怒鳴り散らしていれば十分ブラックです。
毎日5時間以上の残業、尚且つ休日が年間60日以下ならブラックと言っていいでしょう。
同規模の同業種の会社に比べて、賃金・昇給率が圧倒的に低いならば、それは経営者がかなり従業員への人件費を削っているブラック企業と言えるでしょう。
ただ、昇給率に関しては、実際に働いてみないと分からない面もあります。
また、給料は同業種と同じくらいでも、休日が少なく、サービス残業が多いなら、実質の時給は低く抑えられている事にもなります。
低賃金・低昇給企業を回避する為に、知っておきたい事
初任給に騙されては、10年後に死ぬほど後悔する
就職活動をする際には初任給に騙されてはいけません。
初任給は大手企業と中小零細企業で大きな差はありません。役所の基本給は中小企業よりも低くい場合も多いです。
初任給が同じでも、昇給率が違うのです。
例えば、初任給が同じ月給20万円だとしても、小企業では2年で1,000円の昇給、大企業では2年で20,000円だとするならば、30歳の時点で、小企業は月給20万5千円です。大企業では月給30万円です。
昇給率の違いで、月収・年収は大きく違ってきますし、年追う毎に、その格差は広がり続けます。
私の高校の同級生で、大人しい性格の子は、地元の町役場に就職しており、30歳前の年齢でしたが、月給は28万円と話していました。
一方、私は、大学を出た後、暴力・暴言系ブラック会社・長時間労働系ブラック会社を転々とした後、専門学校に通って国家資格を取得したりして、回り道をした挙句に、結局低賃金系ブラック会社に就職する事になり、30歳で月給18万円(手取り15万円)でした。
同じ高校に通い、同じように大学を出ても、最初から公務員になった友達は月給28万もらえ、ブラック企業に入って転職を繰り返した自分は月給18万円です。
暴言・長時間労働で苦しみ、転職でも苦労し、国家資格をとっても、大卒から直で公務員になった同級生より、30歳で月給10万円安い現実。
このまま50歳になれば、友達は年収800万、自分は年収300万円のまま。
昇給率が違うという事は、これからもこの格差はさらに広がり続ける現実。悲しく、情けないものです。
国家資格を取ったとしても、相当に需要のある資格でないと、給料が上がる訳でも、安泰である訳でもないです。
どうせ、苦労して資格をとるならば、現実社会で需要があり、確実に給料に反映される資格を目指した方がいいですよ。これも肝に銘じておいてくださいね。
『やりがい』『夢』などポジティブ企業に騙されるな
経営者は、従業員を安い給料で、最大限の働きで結果を出してもらい、使えるうちは長く勤めてもらいたいと考えています。
そこで経営者にとって有効なのが、従業員の意識を『やりがい』や『夢』に誘導する事です。
『やりがい』を前面に押し出した研修などを行い、最低限の給与で、最大限のパフォーマンスを引き出そうとします。
協調性・同調性が高く、真面目な日本人は、これがはまり易いです。
何か前向きな掛け声や雰囲気を作って高揚感を煽っておけば、低賃金でも、真面目に、数年は頑張ってくれます。
「お客様の喜びが自分の喜び」だとか、「夢を持て」「てっぺんとるぞ」など、別に間違ってはいないでしょうが、それで安定して食べていけるのですか?
やりがい搾取企業は、前向きな良い感じの雰囲気を作っていますから、「給料が安い」とか「昇給は?」など言える空気じゃないんです。
言っても「お金だけじゃないだろう」「どうやりくりするかに、人間力が現れる」など、無理やりポジティブにもってかれて、煙に巻かれるのです。
確かに、『暴力』や『怒鳴り』などの最悪の雰囲気の会社よりは、ポジティブな雰囲気の会社の方が楽しいですし、精神衛生上も良いでしょう。
しかし、同業種・同職種に比べて圧倒的に安い給料で、数年、時に何十年と昇給がほとんど無く、他よりも安く使われていた事に気付いてからでは、損を取り戻す事は出来ません。
いい経験になったと自分に言い聞かせるしかありません。
『元々資産がある』、『配偶者がたくさん稼いでくれる』『貧乏でも好きな事を仕事にしたい』こんな方にとっては、低賃金・低収入でも、気持ち良く働ける職場は、合っているかもしれません。
しかし、食べていく為、生きていく為、家族を養う為に働いている、多くの一般人にとっては、ずっと安く働かされる事は、本当に死活問題になります。
人間は都合の悪い事から目を逸らし、自分の都合の良いように間違った解釈をしがち
人間は、口では悲観的な事を話す事が多かったとしても、物事を自分に都合の良いように考えてしまう面があります。
考えが浅はかな人程この傾向は強いです。
現実には自分に都合の悪い様々なリスクが存在しますが、苦しい現実・不確実な未来を、現実的に想像するのは辛いものです。
だから、辛い事・面倒な事を考えないようにして、都合の悪い現実・厳しい未来から目を逸らして、都合の良いように予測してしまいがちです。
実際には昇給などほとんどない零細企業の従業員募集要項を見て、「まあ、公務員と同じくらいの昇給はあるだろう」などと、勝手に自分の都合の良いように想像し、入社して10年経ち、全然昇給していない現実を知り、絶望するのです。
成果主義の募集を見て、成果が給料に反映されると過信し、都合よく解釈し、現実に打ちのめされる
人間は他人の能力は3割引きで見てしまうのに、自分の能力は3割増しで見てしまいがちです。
成果主義企業の募集要項の初任給の高さに目を奪われ、自分の能力を3割増しで見てしまい、過信してしまい、能力主義の割合が大きい会社に入ってしまうと、プレッシャーと激務に潰され、ようやく自身の能力を過信していた事に気付くのです。そして、転職地獄になる可能性が高くなります。
能力主義が強い会社を検討する際には、高報酬が貰えるなど捕らぬ狸の皮算用で幻想ばかりにふけていては、地獄を見ます。
特別な資格や技術も必要なく、高い報酬の人材募集には、必ずそれ相応に高い能力が要求され、それ相応の大変さが伴うのです。
そこでの仕事を具体的にシミュレーションして、そこでの苦労・葛藤に苦しむ自分を、辛くともシミュレーションしておくべきです。
インターンが出来るなら、インターンしてから考えた方がいいです。
全ての資格が有利に働く訳でない。資格があるが故に、資格に引きずられて、悪い結果になる事もある。
目指す資格を考えるにしても、資格によって就職先が絞られてしまえば、就職に有利になるどころか、資格に縛られて、就職に失敗する可能性もあります。
資格取得にかかる期間・労力が大きいほど、引き返す事は難しくなります。多くの人がとれる資格であれば、資格を持っていても就職が有利にならない事もあります。
目指す資格を考える際には、相当のシミュレーションが必要になります。
浅はかに自分の都合の良いようにばかり捉えずに、現実的な事・デメリットについても、網羅的に考えておくべきです。
本当にその資格で就職活動に役立つか?
仕事で役に立つか?
その資格をとる事で本当に望む仕事に就けるのか?
その資格をとる事で就く仕事は限定されてしまうか?縛られてしまわないか?
限定されてしまうならば本当にその仕事を一生続けていけるか?
その資格をとったとして需要はある?
その資格をとって得られる給料だけで生きていける?
その資格で就職が有利になる就職先はブラック企業?ホワイト企業?
その資格を本当に一定期間内に取れる?その確率は?
資格を取るには、資格にもよりますが、資格取得に貴重な時間を費やす事になりますし、資格が安定した大企業や役場への就職に有利になって有効に活用される事もあれば、資格取得者が多く需要もそれ程でもない資格を取ったがためにその資格に縛られてしまい人生が想い望んだ方向とは違う方向に行ってしまい、踏んだり蹴ったりの人生になる可能性もあります。
思い付きで、自分に都合の良いようにばかり考えず、マイナス面も多面的・長期的に考慮して、目指す資格を検討すべきだと思います。
規模が大きくても、業種によっては、一生低賃金ワーキングプアの可能性もある
基本的には、規模が小さければ小さい程、儲けが少なければ少ない程、従業員の給料の昇給率は低く抑えられています。
ただ、大企業であったとしても、小売りや飲食業などは、そんなに大きな昇給は望めまないようです。
地方の零細企業の現実
「正社員として雇ってもらい、毎月20万円の給料が貰え、夏冬には30万円のボーナスが貰えるのは、普通の事ではなく有難い事だよ」このように上司に諭(さと)されれば、そうだと納得してしまう人も多いでしょう。
20万円×12月+30万円×2=300万円。年収は300万円です。
年収300万円といっても、そこから各種税金や健康保険などを引かれて、残った額が実際に得られる収入になります。
地方の中小企業で、❝特別な資格❞や❝特殊な技術的経験❞など無ければ、正社員として働いて貰える金額は大体これぐらいでしょう。
インターネットでハローワークの求人を見ても、平均すればこれぐらいの金額になる事が分かります。
募集要項に記された給与に幅があれば、基本は一番低い額だと認識しておく
求人欄に月給20万円~30万円と記されていたならば、間違っても30万円と勘違いしてはいけません。
このような表記をしてあったとしても30万円に到達する人は基本的にはいません。
これは仮に何年も何十年も働いて、記憶力・アンテナ力・分析力・判断力・実行力・度胸・コミュニケーション力等、全てに優れていて、管理職になった一番給料が高い人の金額である事を忘れないでください。
この場合、大半の正社員は何十年働き続けても、せいぜい25万円までいけばいい方でしょう。
零細企業で昇給を望んではいけない
ここが一番重要な事です、大企業や公務員ならば毎年の昇給を計算しておいていいかもしれませんが、大半の零細企業においては、正社員だとしても十分な昇給は望めません。
学校の教師やマスコミの情報を鵜呑みにし、何でも自分の都合の良いように楽観して生きてきた私は、正社員になれば、家族を養えるだけの給料は貰えるもの、真面目に働いていれば毎年昇給して年収600万円くらいは貰えるものだと思い込んでいました。
言い訳をすれば、高校時代の数学教師が自慢気に、「日本人の生涯年収は3億円」と授業で話していました。
それを真に受けて普通に働いたら合計3億円稼げるのだと思い込んでしまいました。
確かに公立高校の教師ならそれだけ稼げるのかもしれませんが、年収300万円で3億円に到達するには、100年働き続ける必要があるのです。
「本当に生徒の事を想う教師ならば、世間一般の生涯年収(中央値)まで丁寧に話せ!そうじゃないと勘違いしてしまうだろ!!」と八つ当たりしたくもなります。
私は、あまりに浅はかでした。世の中が、まさかそこまで不平等であるなど想像だにせず、「普通に生きて、20年くらい勤めれば年収600円くらい貰える」ものだと自分に都合良く、勝手に思い込んでしまいました。
そんな楽観した考えでしたので、勉強にも、受験にも、就活にも、危機感はあまり無かったです。
その結果、最初の就職先で恫喝・長時間労働が日常のブラック企業に勤める事になり、案の定ブラック企業を行ったり来たりするような転職を繰り返し、何一つ成し遂げたと誇れるものなく、ずっと年収300万円代のまま年だけをとってきました。
ブラック企業についてしっかり調べなければ、こんな人生になりますので、私のような失敗を反面教師にして、ブラック企業を避け、幸せな人生を目指して欲しいです。。
零細企業では何十年務めても年収300万円代を超えられない
アルバイトや派遣社員の人では、年収300万円にも満たない人もいるでしょう。年収300万円貰える事は確かに有難い事でもあります。
しかし、この年収300万円というのは非常に大きな意味を持ちます。
人生の分岐点とも言える額であり、少子高齢化が進む日本という国の行く末にも関わる数字になります。
日本の平均収入はざっと表せば400万円くらいになります。
しかし、平均が400万円だからといっても、年収400万円の人の割合が一番多いという訳ではありません。
大手企業社員や公務員として長く勤めている人、医師・薬剤師・看護師・弁護士・司法書士・税理士などレア資格・需要高い資格を有する人、不動産経営など資産家の人、儲かっている経営者(リスクが大きい)などの高収入の人が平均収入額を押し上げているだけなのです。
地方では、年収300万円~350万円の人が多いでしょう。
簡単に言えば、年収300万円から何十年とかけて、やっと50代くらいになって何とか年収400万円に近づく。
つまり、大半の零細企業では、年収400万円を超える人は少なく、定年まで300万円台の年収で働き続けるとい事です。
雀の涙ほどの昇給を重ね、年収400万円が近づく50代くらいからは、病気やリストラにより収入が0になる人も増えていきます。
零細企業では、50代になって、年収400万円は夢に終わり、それどころか、病気やリストラにより、収入が0になり、貧困高齢者・貧困老人になる可能性が高まるのです。
仕事における50代の苦悩。
50代で仕事の能力は落ちる
50歳というのは、人生後半の大きな岐路になると考えます。
50代になる頃には、運動機能も体力も大きく落ち、記憶力や頭の回転も低下します。
これら仕事の能力の衰えを、『経験』や『これまでに培った人脈』などでカバーする状態となり新しい事に取り組む力は確実に低下します。
さらに、50代になれば、40代に比べて、一気に皺(しわ)が増え、髪も薄くなり、見た目の老化がはっきり表れる時期でもあります。
はっきり言えば、50歳前後になると、力仕事・頭脳仕事・接客仕事、多くの職種において、仕事をする上での効率は低下するのが現実なのです。
50代で平社員の苦悩
出来る仕事の量・質ともに低下するのに、日本の年功序列システムにより、昇給率に違いはあれど(例えば優良大企業ならば年収1000万円・零細企業ならば年収400万円)、50代の社員は、その組織における高級取りの部類になっているのです。
儲かっている時ならばいいですが、独占企業でもない限り、大抵の企業は売り上げが伸びずに、収支がマイナスになる時期もありますし、高給取りの50代を多く抱えている企業ほど、赤字になり易い体質です。
このような赤字リスクを見越して、中小企業の昇給率は低いのですが、それでも会社が赤字になれば、優良大企業なら1000万円近く・小企業なら400万円近くの高級取りである50代社員に、赤字の責任が向けられ易くなります。
ここで、人事権を握るほどに能力・地位があり、部長や課長に出世した50代ならばいいでしょうが、そうでない50代はなかなか辛いものがあります。
窓際社員・「使えないくせに高給取り」との陰口・遠方への左遷・リストラというのは、貢献度・発言力は小さいが高給取りの50代社員に向けられる深刻な問題なのです。
仕事は出来ない・地位も低く、給料だけが高いと、周りからの『プレッシャー』・『陰口』・『イジメ』に繋がるのです。
虐めは学校や子供だけの問題ではないです。大人の世界にも、残酷なイジメは散見されます。
50代のおっさんが、会社のお荷物だと、虐められるのも、情けなく・悲しいものです。
この点については、公務員ならば、競争が少なく、リストラの可能性も小さく、出世できなかった50代職員でも、少ないストレスで働き易いと考えられます。
偏見かもしれませんが、民間企業では50代の平社員は陰に追いやられているか?辞めてさせられているか?あまり見かけませんが、役所にいくと、結構50代くらいの職員さんでも、堂々と仕事をしている印象です。
年をとっても、平でも、堂々と働ける職場はいいなーと憧れるものです。
人事権のある50代は敬われ、人事権のない50代は馬鹿にされる
同じ50代でも、人事権を持つ程に出世した人は、とても敬われます。
同じ職場で、平の50代は馬鹿にされ、偉い50代はゴマをすられます。
弱い者に対しては虐めるに、強い者には媚びを売るのです。人間っていやらしい生き物ですね。
程度の差はあれど、これが人間なのです。
出世が重要なのはこういった点にもあります。人事権を握る人・将来人事権を握りそうな人は、敵に回すと大変なので、皆から大切にされます。そうでない人は、皆からぞんざいに扱われます。
気の弱い人は、50代になってからが大変
気の弱い人であれば、「仕事も出来ない癖に高給貰って会社の足を引っ張っている」との周りの心の声を敏感に感じとり、被害妄想的に現実以上に悪く言われていると思い込み、気持ちは萎縮し、いたたまれなくなり自主退職をしてしまう人もいます。
家族を養う為に、どんなに冷たい目を向けられても、老体に鞭をうち、プライドを捨てて上司に媚びを売って、必死にしがみついてでも働き続ける人もいます。
カルロス・ゴーンのような非常な人間がトップの企業であれば、あっさりと解雇される事もあるでしょう。
能力が高い人、それなりの地位を掴める人・50代で陰口やプレッシャーを受けても図太く生きられる人ならば、競争の激しい業界で、50代になってもやっていけるでしょう。
飛びぬけた才能も、図太さもないならば、50代での苦悩を少しでも軽減する為に、少しでも規模が大きく、安定した組織を目指した方がいいです。
就職活動は無理が効かなくなる年齢である50代の自分を想像・想定して、50代の自分が、快適・健康・穏やかに、尊厳ある仕事・生活が出来る事を目指すべきです。
今の自分だけを想像しているようでは、就職先を誤ってしまい、50代になってから、苦悩し、後悔する事になるでしょう。
年収300万円で家族を養うのは大変
日本で地方の中小企業に勤めている人の多くは、平均年収である400万円に到達する事は出来ずに、年収300万円~350万円です。この額で生活していくのが実情であり、現実なのです。
確かに、現在の日本で、年収300万円あるならば、自分一人で暮らしていくには、無駄遣いしなければ十分やっていけます。
しかし、年収300万円で、家族を養う事は出来るでしょうか?
地方であれば、車が無くては生活が成り立ちません。
年収300万円ならば、自分の車を買って、維持する事は出来ますが、奥さんの車も買って、維持する事が出来ますか?
年収300万円ならば、税金などをひかれれば、一か月で使える金額は実質20万円以下です。
家族を養うならば、[3食×30日×養う人数分の食費]・[アパート代]・[電気ガス代]・[NHK料金]・[自治会費]・[養う人数分の衣類の購入]・[ガソリン代]・[車のローン]・[車の車検代]・[子供のおもちゃ]・[子供の人数×塾代]ざっと挙げただけでもこれだけありますが、その他諸々出費はまだまだ必要になります。完全に20万円では足りませんよね。
年収300万円では家族を養うだけの稼ぎはないのです。
年収300万円、税金・保険を納めれば、生活保護に毛の生えた程度の金額です。
低収入により、家族関係にも亀裂が入る
年収300万円では、家族を養うのに、お金の苦労だけでなく、家族関係でも大変な苦労をする可能性が増えてしまいます。
嫌な配偶者と結婚すれば、顔を合わす度に「稼ぎが悪い」と罵られます。
普通の配偶者の結婚すれば、喧嘩した時に「稼ぎが悪い癖に調子に乗るな」とマウントを取られます。
低収入である事を決して口に出さない優しい配偶者と結婚すれば、そんな優しい配偶者に苦労をかける後ろめたさ・情けなさに苛(さいな)まれます。
昇給が見込めずに、ずっと300万円代で結婚するという事は、悪い奥さんに恵まれればよりイラつきが増し、良い奥さんに恵まれればより申し訳ない気持ちが増す。肝に銘じて、覚悟して結婚してください。
そもそも、年収300万円の男性が結婚出来るのは、相当に見た目が良い人、性格が良い人、才能がある人でないと難しいとは思いますが。
日本の未婚率が加速度的に進んでいるのも仕方がないですね。
年収400万円を越えるのは、昇給率の高い企業・組織
10年以上勤めて、年収400万円を超えられるのは、昇給率の高い大企業の正社員・役場の正規職員、もしくは需要の高いレア資格・レア技術を有する人などで、限られた割合の人しか叶いません。
現実的には、多くの人が中小企業で勤めるか、非正規社員やパートアルバイトとして仕事をして、年収300万円~350万円で生活をしているのです。
少子化が進むのは当然といえば当然ですよね。
借金大国の日本では、手取り収入はさらに低下する
国はこれまで、国債を発行して、国の収入以上に多くの支出をして、バラマキ政策をしてきています。景気を上げる為に、バラまいてきたのに、結局低収入の人が多いのが現状です。
国は、天文学的な額の借金をしており、現在も借金は増え続けています。
国が借金をして、ばら撒くという事は、未来に使えるお金を先取りして、今使っているという事です。
今後は、これまで先取りされたお金を使えないどころか、過去の借金の元金も利息も返さなければならないので、それを引き受けるのは納税者である国民です。
今後、税金が増えて、実質賃金がさらに低下する可能性は大きいでしょう。
借金が増えれば、支払う利息も増える。借金出来る額には限界がある。
これからは、国が毎年莫大な利息を返していく事になり、国債を発行しても買い手はつかずに金利が上がって支払う利息もさらに積み上がり、これまでのようなバラマキは出来なくなるでしょう。
そこまでいくと、これまでバラマキで保てていた景気を保てなくなり、さらなる不況が永遠と思える程に長く続くでしょう。
さらに少子高齢化も恐ろしい勢いで進んで、働く人の年金支払いは益々上がり、貰える年金はどんどん下がり、健康保険料は益々上がり、病院で支払う料金も益々上がる事になります。
年収300万円では家族を養えないという厳しい現実は、ただの序章に過ぎないのです。これからは、年収300万円では自分一人が生きていく事も困難になる時代が目前に迫っています。
最悪のケースでは、スーパーインフレになり、食品・日用品の購入も大変になるかも
国が借金を返せなくなり、破綻し、スーパーインフレになり、カップラーメン一個1万円など途方もないほどに円の価値が下落すれば、その日を食べていく事も困難になるかもしれません。
スーパーインフレになれば、見かけ上は年収は上がるでしょうが、物価の上昇はそれ以上になって生きる為に必要なものも買えなくなります。1000円札が紙屑になる日も近づいています。
生きる為、若いうちから節約・貯金に励む
年収300万円では家族を養うことは困難な現実、多くの人は年収300万円である現実、遠くない未来には年収300万円では自分一人が生きていく事も困難になりつつある現実、この三つの現実を直視すれば、自ずと今からすべき事が見えてきます。
50代~老後にお金が無いとどれだけ苦しく・惨めかを想像してください。
まず、学生のうちから節約・貯金をしておきましょう。
もし既に、給料が安い・昇給が少ない企業で働いているならば、このまま無駄遣いをしていればかなりの確率で貧困が現実のものになるでしょう。
危機感を持って、若いうちから節約をして、貯金をしていかなければならないのです。
ただ、今後スーパーインフレが起きてしまえば、その貯金も水の泡になる可能性もあるので、お金に余裕が出来たなら、その三分の一くらいは外貨・株・土地等、リスクを分散した方がいいかもしれません。
投資に関しては、リスクをしっかり把握した上で、ご自身の責任で願いします。厚かましいジェイソンのように、無責任に株への投資をお勧めする事は出来ませんが、スーパーインフレにより、貯金が全て無価値になる事だけは避けて欲しいとも思います。
共働きでも、産休育休中は、貯金を取り崩さなければ生活できない
結婚してからは共働きし、夫婦それぞれが300万円の収入を得て世帯年収600万円ならば、家賃を払いつつ子供を育てていく事も出来るでしょう。
ただ、一方が産休・育休中、もしくは一方が病気やケガで働けなくなれば、片方の稼ぎだけでは生活出来ないので、貯金を取り崩して生きていかなければいけない覚悟を持っておいてください。
だからこそ、若いうちからの貯金が重要になってきます。
最初の就職先に全てを懸け、小学生のうちから全力で勉強する
そして、金銭的に厳しい現実社会を生きていく為に、何としてもブラック企業を避け、少しでも安定した職業・昇給率や生涯年収の良い会社への就職を目指す努力をすべきです。
厳しい就職活動に臨む未来の自分の姿を具体的に想像して、少しでも有利に就職活動を進められるように、早いうちから勉強・受験にも全力で取り組んでください。
就職活動は熾烈を極めます。大勢の必死の学生が、僅かな枠を奪い合うのです。
優良企業ともなれば、10人の採用枠の為に、説明会に1000人以上もの学生が集まります。
ただ何となく勉強し、適当に就職活動をしている人が受かるはずはありません。
早ければ早いほど積み重ねの効果は大きいです。出来れば小学生のうちから、厳しい就活を意識して、少しでも有利に運び、就活成功確率を上げる為に、必死に勉強すべきです。
50代・60代まで働く自分の姿を想像して、長い目でみた視点で就職先を研究し、優良企業入社・優良役所入職を勝ち取る為に必要な学歴・資格を把握し、それら必要なものを本番までに確実に身につける為に必死になって勉強(予習・復習・テスト)に取り組んでください。
転職は計画的に
基本的に転職すれば、転職しただけ不利になります。
転職先でも、そこに最初から勤めていた人の方が断然有利な立場です。
それでも、今、勤めている会社が、ブラック企業で、暴力・恫喝・長時間労働に耐えられない、もしくは、昇給がほとんど見込めずにアルバイトと変わらない給料ならば、転職した方がいいかもしれません。
しかし、転職は繰り返すほど不利になります。
次の転職先は、慎重に様々なシミュレーションして、転職を繰り返さない為に、「定年まで長く勤められるか?」が最も優先すべき項目になります。
高い給与なのに、いつも募集しているような求人には気を付けてください。
滅多にでない、公的機関・準公的機関の正規職員は、競争は恐ろしく高いかもしれませんが、そんなレアな募集に全力をぶつけて、勝ち取って欲しいです。
公的機関ならば、年齢制限がある場合がありますので、転職するにしても、若い方が有利でしょうし、転職の回数も少ない方が有利でしょう。
これまで、3回に渡って、『暴力・暴言』『長時間労働』『低収入』を伴うブラック企業について、私の経験と取材結果をもとに、苦しみの内容・生活への影響についてお伝えしてきました。
不確実性の益々高まる日本において、絶対に安心の就職先などはありません。社会で仕事をする上で、リスク0の仕事などありません、仕事とはリスクとの戦いです。
リスクを減らし、組織を存続させつつ、組織の目的を果たす為に、小さな結果・可能性を積み上げていくのが仕事です。
就職活動も仕事と同様にリスクとの戦いです。
ブラック企業を筆頭に、様々なリスクが溢れる厳しい社会を生き抜く為に、理想と自身の能力・性格・立場との折り合いをつけ、長い目で見て少しでもリスクを減らして幸せに生きられる可能性が高い会社・組織はどこか? 現実的に就職可能か? 見極め、決めた就職希望先に就職出来る可能性を高める為に、適切な努力を積み重ねてください。
自身の能力・性格・状況等考慮しつつ、長い年月を見据えてシミュレーションして就職希望先を絞る事は、様々なケースが想像出来、判断・決断が大変です。
しかし、「最初の就職先がブラック企業では、続けても地獄、辞めても地獄」だという事だけは、簡単明白です。
たった一度限り、やり直す事も巻き戻す事で出来ない人生、より善く生きられる可能性を高める為には、少しでもホワイトな企業・組織に入る為に頑張って欲しいです。
自分にとって全てが都合の良い、完全なるホワイト企業・組織などは存在しません。
また、ホワイトな企業・ホワイトな組織(省庁・国家機関・県庁・市役所・町役場等)ほど、入りたい人も多いのだから、入れる可能性も低くなります。
ただ、程度の差はあれ、どんな優良な企業・組織にも、ある程度の『暴言』やある程度の『長時間労働』やある程度の『低収入』は存在します。
正社員・正規職員として責任を持って働くならば、状況によって遅くまで働く事は普通にある事は認識しておくべきです。
自身の能力・性格・家庭環境などを冷静に分析し、現実的に自分が、少しでもホワイトな企業・組織に入社・入職出来る可能性を高める為に、定年まで働くシミュレーションをして複数の希望先の候補を挙げ、希望先に入れる可能性を少しでも高める為に、勉強・就活に励んでいきましょう。
ブラック企業の闇は、人間の闇・組織の闇でもあり、その闇は深いです。
これから就職活動をする学生には、まだまだ知っておいて欲しい事はたくさんありますので、今後も機を見てブラック企業の実情をお伝えしていきますので、就活の参考にしてください。
ここまで、お時間を割いて読んで頂き、ありがとうございました。今後もあなたにとって少しでも助けになれる情報提供を心がけます。別のページも、ご覧頂けたら幸いです。
また、あなたの大切な友達や後輩、大事な子供が就職活動の前段階であるならば、低賃金低昇給企業の実態を教え、まともな昇給が見込まれる企業への就活へと導いてあげる為に、勉強・就活への本気度を高める為に、このページのリンクをメールで送ったり、SNSにリンクを張るなどして、教えてあげてください。
笑ビー
お勧めページ
《ブラック企業だけは絶対に避けて!恐怖の実態1-恫喝・暴力編-》
《ブラック企業だけは絶対に避けて!恐怖の実態2-長時間労働編-》
《数ヵ月で仕事辞めた人の地獄顛末。でも死にそうなら、すぐ辞めた方が100倍幸せ。諦めないで!》
《超少子高齢化で恐慌・戦争リスク増大。勉強・就活・貯金・投票で備えよ!》
《幸せに必要な要素。健康・夢・お金・家族。それぞれへの正しい努力。》
《国力急落の日本で就活・転職するなら、安定一択。安定した仕事を目指せ!》
《誇り高く、安心して定年まで働きたいならば、公務員・インフラ系大企業を目指そう!》
《公務員になる・安定企業に就職する為、出来る事は全部する(笑ビー式安定掴む勉強・就活術)》
《賃金上昇には『最低昇給率』と『高離職率罰則』の同時制定が不可欠【笑ビー提言】》