リスクに溢れ、理不尽な社会だからこそ、安定した仕事を目指せ
これから就職活動を始めようとする学生の方々!
もうどこの会社・どういった業種を受けるか決まっていますか?
そもそも「何から手を付けていいか?」分からずに、ぼんやりしている場合も多いのではないでしょうか。
先に断言しておきます。
幸せな人生を望むならば、就職先に『興味・やりがい』など自分探し的な幻想は捨て、『少しでも安定した仕事』に就職する事だけを目指してください。
安定こそ神です。
この現実社会がeasy mood(イージー モード)で呑気に生きていけるものだったら、適当に就職活動をして、好きな仕事だけをして、好きに生きていけばいいです。
しかし、現実社会で、好きな仕事だけをして、生計を立て、生きていけるほど甘くはないです。
学校が大変だと思うなら、仕事はその何倍も大変
学校の授業がつまらない!学校での人間関係が大変!などと感じている人は、卒業後の仕事社会はその何倍・何十倍も大変である事を覚悟しておいてください。
アルバイト程度の時給・額を稼ぐだけならば、そこまで大変でもないでしょう。
しかし、家族を養える収入を得ようとするならば、想像を超える大変さを実感する事になるでしょう。
家族を養える程度の一定以上の収入を得ようとするならば、その職に就く事自体の難易度も高くなりますし、それ相応の責任の重さを背負う必要があります。
また、収入に見合った成果を出す事を強いられます。
成果を出す為には自分の時間を犠牲にする必要もありますし、収入の良さの代償として職務上のリスク(ケガ・解雇等)も増すでしょう。
仕事が大変、仕事の難易度が高いからといって、ゲームのように、リセットする事も、やり直す事も、飽きて放り出す事も出来ません。
学校は平等が基本。仕事では不平等が基本。
失敗が許されないプレッシャーの中、思い通りにいかない困難な案件を何件も抱えつつ、部長・課長・係長・同僚・取引先・お客様などの何人もの関係者(ステイクホルダー)の要望全てに応える事は不可能です。
権力者や上得意客に逆らえば生きていけない仕事の世界で、誰にでも優しく・公平に接していては、仕事になりません。
全員の要望を叶える事は困難であり、丁寧に根回しする時間も無い中では、人に対して無意識or意識的に優先順位をつけて仕事をする事になります。
優先順位が低い人には、時間をかけていられません。適当にあしらっていると思われないように、上手くあしらう必要があります。
優先順位が高い人には、周りからひんしゅくを買わない程度にゴマを摺り、気に入られる事が非常に重要です。
誰に対しても感謝の気持ちを抱き、誰に対しても平等に接しようとする倫理観を大切にしつつも、気づかれないように権力者・将来権力者・上顧客を優先した対応を身につける事により、円滑なコミュニケーションを可能にし、仕事の効率を高め、成果を出しやすく、社内政治を上手く生き抜く事が出来るようになります。
勉強すれば成績は上がるが、仕事は頑張っても成果が出るとは限らない
正しく生きようとしても、職場の状況や業種によっては、犯罪スレスレを渡らなければならない事もあります。
仕事を完璧にしようとしても思い通りにいかない事が多い中で、落としどころを見つけて形にしなければ、仕事は進みません。
勉強は、頑張れば頑張った分だけ、成績は伸び易いです。しかし、仕事は勉強ほどは、努力と成果が比例しません。
葛藤と悩みを抱えながら、必死に仕事をしても、努力すれば成果が上がるとも限らず、結果が出ない事も多いです。
努力して、99回上手くいっても、たった1回の悪い結果によって、厳しく咎められる事もあります。
普通に仕事でお金を稼ぐ事は大変なのに、ブラック企業ならば完全に地獄
ただでさえ仕事をしてお金を稼ぐという事は大変なのに、ブラック企業に入ってしまえば大変を優に超えて地獄です。
自分の能力や運を過信し、人生・仕事・就職活動を甘く考えていては、就職活動に失敗し、ブラック企業にしか入れず、一生地獄の苦しみの中を生きる事になる可能性が高いです。
日本は莫大な借金に、超少子高齢化が加わり、確実に国力が落ちる
日本は国力が急激に落ちています。戦後からの高度経済成長・車や電気製品の輸出増加・バブル経済により、一時は世界2位の経済大国になるまで急激に成長し、実態以上の経済拡大の恩恵を受けましたが、落ちる時の反動は大きいです。
一気に上がったものは、一気に下がります。しかもこの反動を伴う降下に加えて、人口減少・高齢化も同時に起きているのです。
経済が縮小すれば、貧困層は確実に増える
経済拡大の恩恵があったこれまでは上流層・中流層のボリュームが大きかったですが、経済が急激に縮小する状況下では下流層(貧困層)が圧倒的に増加していきます。
国は国債を発行しまくって、借金をして景気を支え、年金資金を国債・株式市場にジャブジャブ投入して国債・株価を支えて、未来の糧も先食いしてします。
膨大な借金を返しきれないと判断された時には、誰も国債を買わなくなり、借金による公共事業・バラマキも出来ずに、金利の急激な上昇・円の価値の暴落も加わり、未曾有の大不況がやってきてしまう可能性が着実に上がっています。恐慌の影は実体経済にも、じわりじわりと現れてきています(《超少子高齢化で恐慌・戦争リスク増大。勉強・就活・貯金・投票で備えよ!》 )
「上流層」・「中流層」は減少し、「下流層・貧困層」が着実に増えています。
貧困層は確実に増えている
今は普通に暮らせているあなたも、このまま呑気に生きていれば近い将来に飢える程に貧しくなる可能性まで想像しておくべきです。
人間は本当に嫌な事からは、無意識に目を逸らして認めようとしませんが、事実お金に困っている人は確実に増えてきています。
冷静・客観的に考えて、国力が急激に落ちているなら、下流層が急激に増えるのは明らかです。
不況の煽りを受け易い不安定な業種では倒産・リストラのリスクもどんどん高まっています。
格差は広がり続けます。
しかも、格差が固定化され易い日本では、一度落ちれば努力しても這い上がる事は簡単ではないです。
貧困層は増え、貧困リスクも上がり続け、一度貧困に陥ると這い上がれる可能性はとても小さいのが日本なのです。
貧困であるほど、病気・ケガ・犯罪などのリスクは大きくなり、さらなる貧困への悪循環に陥り易い
また、貧困であると、長時間労働せざるを得ず、不規則な生活リズムになり易く、食生活も乱れ易く、病気のリスクも高まります。
貧困であると、危険な作業に従事せざるを得ない事も多く、ケガのリスクも高ままります。
また、貧困になると、犯罪を犯してしまう確率も高まります。
貧困が原因で病気やケガをしてしまい、さらに貧しくなる悪循環の沼に沈んでしまいます。
国力が落ちれば、ブラック企業は増加する
今までも、悪魔のようなブラック企業が数多く存在してきましたが、国力が落ちて厳しい状況の日本において、従業員に優しい企業が増えると思いますか?
日本の今後は、従業員の人権など無視して、低賃金・低昇給で働かせるブラック企業は今まで以上に増えていきます。
どんどの増殖するブラック企業ひしめく就職戦線において、これから就職活動にあたる学生は、ブラック企業で働く可能性はとても高い、全く他人事でないのです。
呑気に就職活動をしていては、結構な高い確率でブラック企業に就職する事になります。
暴言・長時間労働系のブラック企業に勤めて、毎日寝不足で朦朧とした意識の中、理不尽に罵倒され続け、過労で健康を害し易く、働けなくなったら捨てられる事も想定しながら就職活動をする必要があるのです。
ブラック企業の風土は、次の世代にも着実に引き継がれる
ブラック企業で平気に勤めている人は、罵倒されるのが当たり前の環境で生きてきましたから、自身が上の立場になった時には罵倒する側に回る可能性が極めて高いです。
こうして、ブラック企業の体質はしつこくへばりついて、簡単に変わるものではありません。
自殺者が出ても、変わりません。マスコミに公表されて、叩かれて、ようやく多少は変わります。
大抵の人はブラック企業で勤めれば 精神的にも、身体的にも ボコボコにやられます、巻き込まれた時点で人生どん底へのレールから抜け出す事は簡単でなはないです。
従業員を不幸のどん底に叩き落とすブラック企業にだけは雇用されないように注意してください。最悪の人生を送りたくないならば、ブラック企業を避けて、少しでも安定した企業を目指す事に、人生を懸けて臨んでください。
これからの就職活動は本当に、本当に重要なものとなります。『安定』を求め、勉強・就職活動に本気になるしかありません。《ブラック企業だけは絶対に避けて!その恐怖の実態①》《②》《③》。
経済的余裕があり、先見の明がある過程は、子供の将来の為に動いている
経済的余裕と先見性のある家庭では、それぐらいは見越して、インターナショナルスクール(学費めちゃ高い)に通わせる、留学をさせる、海外でも活躍できる資格・技術を身につけさせるなど、海外でも稼げる子供になれるように子育てしています。
日本の国力が急落し、日本円の価値も暴落するなか、海外で稼げる力を養う事は負け組回避への王道の道でしょう。
親が富めれば子供も富める。親の先見性が子供の将来を左右します。
こういった経済格差・情報格差が、さらなる格差の拡大に繋がっているのです。
しかし、海外留学など子供に多額の投資が出来る富裕層は僅かです。
国力が低下している日本では、安定した就職先は減少している
平均年収400万円の日本で、普通の家庭では、よほどの才能があるor外国語ペラペラでもない限りは、現実的には日本で就職先を探す事になります。
低迷し続ける日本経済で、安定した良い就職先のパイは減ってきています。
そしてそれは、日本で幸せな人生を送れる人も減ってきているという事です。
幸せを掴む為に、安定した就職先を勝ち取ろうとする競争も激しくなってきています。
もともとの資産もコネも突出した才能も無い普通の学生は、少しでも早くから就職活動・勉強に全力で取り組むしかありません。
安定就職先を掴む為、今から必死に勉強・今から必死に就職活動
今、あなたが学生ならば、まだ間に合います。
『幸せに生きられるか?』or『地獄を生きるか?』これぐらいの気持ちで、人生を賭けた熾烈な就活を見据え、今から必死に勉強し、必死に就職活動した方がいいです。
しかし、ただ努力すれば、成功する程、この世界は甘くないです。
闇雲にやっても上手くいかない。必要な情報を掴み、適切な判断・適切な努力が必要
必死に勉強しても、必死に就職活動をしても、『世の中の仕組み』・『世の中の情勢』・『人間の限界』・『人間の性(さが)』・『寿命を終えるまでの何十年の具体的な未来』を理解・予測せずに、誤った判断をしてしまえば、努力が全く報われずに、地獄に落ちる可能性が増すだけです。
安定公務員 と ブラック企業 比較すれば、あまりの格差を知る事になる
人生の岐路において、たった一つの判断の誤りが天国と地獄を分けるのです。
ここにほぼ同じような才能で、同じ大学に通ったA君とB君がいるとしましょう。
A君は、長期的展望を持ち、学生時代からコツコツ勉強し、『安定』を目標にして受験し、現役で大学に進み、就職活動に励んだ結果、地元の役場に採用され、生涯年収3億円、50歳の時点で月収45万円。子供3人を何とか大学まで卒業させる事が出来、年に一回の家族旅行も楽しめ、退職金は2000万円。老後は趣味のゴルフと釣りと家族旅行を楽しむ事が出来、幸せに暮らしました。めでたしめでたし。
B君は、今さえ良ければ良い快楽優先で、テストの前だけ一夜漬け、浪人して私立大学に進み、就活は闇雲に有名大企業ばかり受けるも全滅。焦って適当に受けた企業で採用されるも、入ってからブラック企業と知る。ブラック企業に耐えられず1年で辞めて、転職を繰り返し、生涯年収1億円、50歳の時点で月収20万円。子供一人と奥さんを養うのもままならなず、お金の事で毎日喧嘩、結局離婚し、養育費を毎月4万円払い、貯金など出来るはずもなく、最後に20年務めた零細企業からの退職金は30万円。定年後すぐに大病をするも誰も助けてもらえる人が居ない。お金も無く、施設にも入れずに八方塞がりとなりましたとさ。
A君とB君の大きな違い2つ。
「日頃からの努力」⇔「追い込まれた時だけ頑張る」
「安定を求めた就活」⇔「適当な就活」です。
適切な努力の結果、最初の就職先が、格差人生の岐路となる
これらの結果を見て分かるように、最初の就職先が決まった時点がA君とB君の残酷なほどの格差の分岐点となったのです。
日本ではまだまだ新卒一括採用が幅を利かせています。優良企業・優良組織の門戸が一番広い、最大のチャンスに、少しでも安定した企業に入れるかどうか? そこで人生の8割が決まります。
安定組織で月収40万円、零細企業で月収20万円
年を重ねる毎に、『昇給のある安定企業』と『昇給のほとんどない零細企業』では、収入・地位・家庭・健康・幸せ度等様々な面で格差は広がり続けます。
年齢50歳のご自身を想像してください、同い年の同級生が手取り月収40万円、自分が月収20万。
毎月の手取りが20万円違う状況を本気で想像してみてください。これが中流層と下流層の端的な具体的格差です。
50歳になってからでは、どんなに努力しても、もうこの差を取り戻す事は99.99999%不可能です。
薄っぺらいプライドを持ち、嫉妬に燃えて、この絶望的な格差を取り戻そうなどと、ギャンブルや投機に手を出せば、僅かにあった資金も0にしてしまい、借金をし、追い詰められて犯罪を犯して捕まり、完全に人生詰むだけです。
50歳で月収20万円ならば、大人しく現実を受け入れて、「ケチ・細かい・情けない・威厳の欠片もない」と馬鹿にされようが、無駄遣いせずに、節約に節約を重ね、老後の為に、少しでも貯金しながら、生きていくしかないのです。
誰かに奢るなど、見栄を張る事は、贅沢な事です。年下に奢ってもらい、馬鹿にされても強く生きていきましょう。
馬鹿にされようが、空腹に耐え、必死に100円単位の節約で月に3000円節約したところで、月収40万円の同級生との月に20万円の差を考えたら、節約など馬鹿らしくなる気持ちも分かりますが、これも、若いうちに安定を目指さなかった、努力しなかった、自己責任です。
この50歳での圧倒的な格差は、20代前半の最初の就職先が決まった時点で、ほぼ確定していたのです。
今この投稿を読んでくれているあなたが、学生や20代(30代前半ならギリ?)なら、『安定』を目指して、努力すれば、まだ間に合う可能性もあります。
転職によっては、格差を多少埋められる or さらなる地獄の格差
まだ20代・30代ならば、安定した転職先に入社出来れば、最初についた格差を多少埋める事は可能です。
ただ、安定した企業ほど、新卒で最初から長く勤めた人が昇給を積み重ねて、給料も地位も着実に上がっていますから、中途採用者が生え抜きの新卒採用組様と同様の待遇を期待してはいけません。
ましてや、対抗心を抱いたり、追い越そうとしてはいけません。危険です。
最初の就職先に公務員や大手企業社員になれた同級生に嫉妬して負けじと、低賃金系ブラック企業から、成果主義の高収入企業への転職しようなどと足掻いてはいけません。
ハローワークに載っている高月収の募集の多くは、成果主義の営業職や飲食の店長候補です。
高い給料に目がくらみ、転職しても、ほぼほぼ暴力・暴言・長時間労働・ノルマ強要系のブラック企業です。病んで辞めて、無職・無収入になるだけです。
転職するにしても、少しでも安定した企業・組織を目指すべき
結局、転職するにしても、欲を出して無謀な収入など期待せずに、少しでも安定した企業・安定した組織を目指すべきなのです。
もう、最初の就職で大手優良企業・地元優良企業・公務員に就職した同級生に、追いつく事は出来ない現実は受け入れてください。
格差を追いつく事は出来ないのです。同級生に嫉妬や羨ましさを感じて、転職しようとしても、失敗します。
「今の自分の働き方・待遇では、幸せに生きられない」と感じるならば、今働いている会社よりも、安定度が高い会社だと確信出来る企業・組織ならば、転職先として受ける価値はあるでしょう。
転職での安定企業・組織への就職は、狭き門
上場企業などの安定企業への門戸が一番広いのは、新卒一括採用時です。
公務員などの安定組織への応募には年齢制限がついている事もあり、新卒者や若い方が採用される確率は高いのではないでしょうか。
そこに勤めている人達も、年上の後輩など扱いづらいのが本音でしょうから、出来れば新卒で若い人に入ってきて欲しいと考えていると思います。
極極稀にハローワークで、独立行政法人・認可法人・公益法人などの正規職員の採用が載り、転職での安定組織へ就職という夢の可能性・レア募集が掲載される事もあります。
私も応募してみましたが、1人の採用に300人以上の学生が集まっていました。
これに勝ち抜けるような優秀な人なら、皮肉ですがブラック企業の営業職でもやっていけるかもしれません。
安定した優良企業・組織は辞める人が少ないから、転職者の募集はほぼ無い
そもそも、安定企業・安定組織は、そんなに辞める人がいないからこそ、新卒でない採用をわざわざする必要もないのです。
ハローワークにいつも載っている募集は、辞める人が多い、入社したい人が少ないと推測出来ます。
安定企業・安定組織でも、よほど特殊な経験・能力・資格を持った人が緊急に必要な時ならば、募集する事もあるでしょうが、大抵の場合は、正規職員の募集ではなく、正規職員の産休・育休者の穴埋めとしての臨時雇用での募集になります。
こういった一面からも、安定組織ならば、産休・育休がしっかり取れているのだろうと推測がつきます。
特別な才能・資格が無いなら、最初から『安定』を目指す事が正解
突出した頭の回転の速さを誇って最善の判断を下せる才能、どの分野でも平均以上の結果が出せて周りを引っ張っていけるリーダーシップの才能、 ライバルを姑息に蹴落としても心が痛まない才能、 類い稀なプログラミング等の才能、難関かつレアな資格(医師免許・弁護士・公認会計士…)を持っているような人でもない限りは、普通の人ならば、最初の就職先に『安定』を求め、『安定』の恩恵を得られるかどうか?に、人生が懸かっています。
普通の学生は、出来るだけ早い段階で、将来の的をある程度絞っておいた方が、迷走やエネルギーの無駄遣いを防ぎ、すべき事に力を注ぎ、就活目標達成確率・幸せに生きられる確率を上げられると考えます。
小学生など若いうちから、夢の『安定』を求めて全力で勉強する
特別な才能が無いならば、回り道や無駄に高い挑戦をしている余裕など無いはずです。
現実を思い知った際に、初めてその価値・重要性を認識出来るのかもしれませんが、ブラック企業でボロボロにされた後では手遅れになります。
特別な才能が無いからこそ、『安定』を、若いうちからその時間・エネルギーを全力でそこに注(そそ)がなければ、『安定』は得られません。
小学生・中学生段階は、分野は絞らなくても、『安定』を求めた受験戦争・就職戦争を見据えて、コツコツ勉強して知識の貯金をして、勉強面で優位な位置をキープしておくべきです。
高校受験・大学受験・就職活動では、同世代が限られた『安定枠』(偏差値の高い高校・国立大学・公務員・大手企業社員)を求めて、激しい争いになります。
小・中学生のうちから、その準備として、コツコツ勉強した知識・コツコツ勉強する習慣・無駄な誘惑を我慢し、すべき事に集中する自制心を身につけておくと、これらは、いざ本格的な競争段階になった際の貴重な糧・武器になります。
高校受験前、大学受験前、就職活動前には、進みたい分野を絞ったり、方向修正する時期にもなります。
就きたい職種・業種・企業・組織を根拠を持って複数挙げ、優先順位をつける
いざ、分野を絞る際に、誤った判断をしない為に、 常日頃から、コツコツ勉強すると同時に、自身の性格・能力について、客観的に把握し、人生の多くの時間を費やす事になる仕事について、考え、調べ、就きたい職種や業種について、ある程度に絞っておいた方が良いでしょう。
天才とまでいかなくても、自分はどんな才能に長(た)けているか? どんな分野が好きで、極めていきたいか? 悲観も楽観もせずに自問し、その分野で安定した企業・組織はどこなのか? 幅広く調査する事が、悔いの少ない結果に繋がります。
『やりがい』だけでは失敗する。『安定』『才能』『やりがい』が就職活動成功の3大項目
『安定』と『自分の才能』と『自分のやりがい・興味』。
この3つ全てを高いレベルで備えた就職志望先を、日頃から意識して、考え、調べて、その為に進むべき高校は? 大学は? 有利な資格は? 第1志望が駄目だった場合の第2、第3の選択肢は?等、様々なシミュレーションしておく事が、自身の才能での最善の道への可能性を高められます。
自身の環境・才能における最善の仕事への可能性を高めるという事は、自身の幸せの可能性を高めるという事です。
人生の進みたい分野を考えるのは、比較的楽しい事ですが、ここで浮かれて自分に都合の良い事ばかり妄想していては、判断を誤り地獄行きです。
今の欲求・欲望は抑えて、慎重に、20代・30代・40代・50代・60代・70代の未来の状況を良い事・悪い事、幅広くシミュレーションして、判断すべきです。
自分一人では、今の欲望や欲求に流され易いですし、自分に都合の良い解釈ばかりしてしまう可能性が高いです。
そこで、冷静に物事を把握し、言うべき事ははっきり言える信頼出来る人がいるならば、このシミュレーションを一緒に議論してもらえると、一人でやるよりは客観的なシミュレーションが出来る可能性を高める事が出来ます。
仕事に『興味』を求めれば、厳しい現実に打ちのめされ、『安定』こそが真に重要だと気づいた時には、手遅れの可能性大。
進みたい分野を選ぶ際に、若気の浅はかな希望的観測で、自分に都合良い想像ばかりして『自分の興味・やりがい』ばかりを優先して、『安定』を疎かにしては、『安定』を手に出来ず、理不尽に苦しみ、努力しても報われない格差に絶望し、気力も失い、就活時の判断の甘さを悔い続ける事になるでしょう。
そもそも、普通の人が、『興味』や『楽しさ』や『やりがい』を、最初から仕事に求めるのは間違いなのです。
『莫大な資産』『凄い才能』が無いなら、『安定』こそが貴重
働かなくても、暮らしていけるほどの資産がある人ならば、働く目的として『やりがい』や『楽しさ』を中心に据える事は妥当な事です。
県単位で一番になれるくらいの『凄い才能』を持った人ならば、『やりがい』を求めても、『凄い結果』が出せるので、いい暮らしが出来ます。
成功したスポーツ選手やカリスマ経営者は、何百万人に一人のような特別な才能(運動神経・頭の良さ・世渡りの上手さ・図太さ・運の良さなど)を持った人なのです。
『自分の才能』が高ければ高い程、ステージが上がるので注目度・報酬・思い通りに出来る割合も上がり、自然とその分野での『自分のやりがい・興味』も 高くなります。
『自分の才能』が高ければ高い程、成功する確率が高まりますので、自然と『安定』度も高くなります。
そんな突出した才能ある人ならば、スポーツやビジネスや研究の世界で、現実的に成功可能性は高く、『やりがい・興味』を求めて努力すれば、勝負にも勝って、優れた結果を出し、世の中の役にも立って、たくさん稼げて『安定』も得られ、地位も得て、ある程度自分の思い通りの生き方が可能になりますが、あなたはそこまでの『才能』を持っているのですか?
そうではない99.999%の普通の人は、『やりがい・興味』に拘っている余裕などなく、何等かの形で組織に属して、お金を稼がなければ、生きてはいけないです。
なぜ働く? 働く最大の目的は、『安定してお金を稼ぐ事』
いくら綺麗事を言っても、大半の人にとっての働く目的は、『安定してお金を稼ぐ事』なのです。
そして、個人での力でお金を稼ぐのは本当に難しく、組織に頼らなければならないのです。だからこそ、この就職する組織の安定度が重要なのです。
もう一度言います。これから正社員・正規職員を目指して、働く一番の目的は、生きていく為に、家族を養う為に、『お金を一定以上・安定して稼ぐ事』なのです。
『興味』あるなら趣味でやれ、『やりがい』求めるなら趣味でやれ
『興味・やりがい』を求めるのは、趣味の時間にすればいいのです。
「やりたい事・やりがいが大事」などと言って目的がズレてしまえば、ただでさえ国力急落の厳しい状況にある日本で、 安定してお金を稼ぐという目的が達成される可能性はどんどん低くなるばかりです。
時給1000円のアルバイトやパートの稼ぎだけでは、家族を養うのは難しいです。
だからこそ、「普通の生活水準の生活がしたい」「家族を持ちたい」、「家族を養いたい」などの想いがあれば、自ずと正社員・正規職員を目指す事になります。
「今月は稼ぎが少なく、家族に食事を与える事が出来なかった」などは、許されないからこそ、『安定してお金を稼ぐ』事が重要なのです。
働く目的である『安定してお金を稼ぐ』実現可能性を高める為には、『安定した企業・安定した組織』に就職するのが最善の道なのです。
死ぬほどの苦しみを避けたいならば、家族を苦しめたくないならば、『安定した企業・組織』を目指し、勉強・就活を頑張れ
わざわざ死ぬほどの苦しみを味わいたいような人はいますか?
自殺して家族を悲しませたい・苦しませたい人はいますか?
日本では失業率と自殺数には相関関係があるとのデータが出ています。
失業率が増えれば、自殺数も増えるのです。
自殺をするというのは、生半可な事ではありません。想像を絶する程に苦しみ、追い込まれた証拠でもあります。
失業しても一定期間であれば、失業保険が貰えますが、限られた期間であり、収入は確実に減少します。
「お金だけじゃない」など、理想論を振りかざす人もいますが、現実にお金が無くなれば、まさに死ぬほどに辛く、苦しい事態になり得るのです。
定着率の悪い(離職率の高い)ブラック企業に勤めれば、すぐに辞めざるを得なくなり、転職を繰り返すうちに、いつしか雇ってくれる組織も減っていき、失業状態から抜け出せなくなるリスクはどんどん高まります。
ブラック企業では、身を粉にして働き、ボロボロになって使えなくなった所で捨てられる可能性も高いです。
ブラックではなかっとしても、残念ながら零細企業では倒産リスクが高い事は否めません。
失業しても、多くの人は、次の職を見つけるなりして、何とか生きています。
しかし、失業すれば、自殺のリスクが高くなるデータが出ているのです。
死ぬほどの苦しみを避ける(自殺を避ける)為には、失業のリスクを減らすのが当然の選択ですよね。
あえて失業リスクの高い選択をして、後で苦しむのは、自分だけではなくて、家族や周囲もです。
失業のリスクを減らすには、離職率が低い、定着率の高い、少しでも安定した企業・安定した組織に就職する事が、単純明快、一番確実性の高い論理的に妥当な手段です(絶対は無いですが)。
また、失業しなくても、ブラック企業で踏ん張って、過度な長時間労働により睡眠時間が僅かな状況、過度なプレッシャーにより不眠に陥り易い状況では、過度な睡眠不足によりうつ病になって、自殺するリスクも高まるでしょう。
以上のことからも、死ぬほどの苦しみを少しでも避けたいならば、家族を苦しめたくないならば、ブラック企業は絶対に避けて、ブラック企業の対局にある、長く勤められ、健康的に勤められ、過度なプレッシャーの少ない、『安定した企業・安定した組織』を目指すのが、データ的にも、論理的にも、最善である事が理解・実感出来ると思います。
長くなってしまったので、今回はここまでにします。
《幸せの為、安定志向で職を探すべき理由! 好きな事・やりたい事は趣味でやってろ!》にて、仕事をする真の目的が『安定して一定以上のお金を稼ぐ為』である理由をさらに詳しく説明し、目的である『安定して一定以上のお金を稼げる』可能性を少しでも高める方法を少し紹介しようと思います。
ここまで、お時間を割いて読んで頂き、ありがとうございました。今後もあなたにとって少しでも助けになれる情報提供を心がけます。別のページも、ご覧頂けたら幸いです。
このページの内容に共感してもらえたならば、このページのリンクをあなたの大切な人にメールで教えてあげて、幸せな人生を送れる可能性を高めてあげてください。ただ、あなたのライバルになるような人には教えない方がいいかもしれません。
笑ビー
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