人生の結果は、『判断』によって大きく異なります。
充実した幸せな人生となるか? 苦しみと後悔の人生となるか? それはあなたの『判断』次第です。
『判断』にも、【日常の些細な事の判断】から、【人生を左右する判断】まで、様々です。
【普段の判断の積み重ね】【人生を左右する一つの決断】そのどちらも、人生への影響を大きいです。
人生は『運』により9割9分決まっている?
人それぞれに生まれ持った境遇は様々です。
裕福な家庭に生まれ育った方が、充実した教育を受けられ、良い職を得られ、成功と言われる人生を送れる可能性は高まるでしょう。
見た目や才能に恵まれた方が、何をするにも有利で、人生を楽しめる機会が増えるでしょう。
逆に十分な教育を受けられなかったり、容姿や才能が残念だったりすれば、就職でも恋愛でも不利な可能性が高いです。
『生まれた家の裕福度』『持って生まれた才能』『生まれながらの容姿』などは、自分の努力で変えられるものではなく『運』で決まると言えます。
そして、格差社会では、最初に開いた格差は努力で埋まるどころか、格差は広がる事の方が多いです。
『生まれた環境』『生まれもった才能』『生まれ持った容姿』を『運』捉えて、それら格差が決まるとすれば、人生は『運』によって9割9分決まっていると考える事も出来ます。
確かに『運』によって人生の有利・不利がある面は、否定は出来ません。
人はちっぽけな存在です。自然災害や社会情勢には抗えないです。
運悪く苦しい境遇に生まれたと思いきや、運良く良い教師・良い友達・良い情報に巡り合って、それをきっかけに良い職を得て、幸せな人生を歩む可能性もあります。
良くも悪くも『運』次第によって人生は左右される面もあります。
人生は『判断』によって決まる!
ただ、人生は、そんなに甘くもなければ、しょっぱくもないです。
人生は『運』だけかと言えば、そうでもないのが人生の面白さかもしれません。
恵まれた家庭環境だったとしても、それが永遠に保障されたものではないですし、長い人生を歩む中では、病気・事故・災害・戦争などにより、思わぬ苦しみに陥る可能性も十分あります。
人生で良い事しか起きない人はいなければ、人生で悪い事しか起きない人はいません。
一人の人生においても、様々な出来事が起こります。
その出来事に対して、どう行動するかの『判断』によって、結果はプラスにも、マイナスにもなり得ます。
長い目で見れば、得にも損にもなり得る様々な場面を迎えた際に、その時々で、どう判断するかによって、人生の生き方・中身が変わってきます。
持って生まれた境遇の中で、日々の『判断』の積み重ねや、重大な人生の岐路においての『判断』によって、人生は大きく変化します。
恵まれた境遇だとしても『判断』を誤れば、苦しい境遇になる可能性を高めますし、苦しい境遇だとしても優れた『判断』の積み重ねによって、幸せな人生を送れる可能性を高められます。
『運』を誇っても、『運』に嘆いても、どちらも人生にとって建設的ではないです。
良いと思った境遇が、長い人生にとっては悪い影響を与える事もあります。
『運が良い』・『運が悪い』だけで、人生は語れません。
人生は、どんな境遇であろうとも、自身の『判断』によって、自身の人生の生き方・中身を望む方向に近づける事は可能です。
持って生まれた境遇を、良い、悪いで捉えるよりも、境遇を冷静に事実として捉え、その事実と社会の状況を踏まえて、自身の望む生き方に近づける為に、自身が出来る最善の判断を積み重ねる事が、自身にとって良い人生に繋がります。
『運』に囚われずに、『判断』によって人生が決まると考え、自分の為に、家族の為に、『判断力』を高める事に全力を注ぐべきだと考えます。
リスクへの危機意識欠如が悔いる結果になる!最善の判断を下すにはリスク想定・リスク管理が必須。
判断ミス・後悔の原因は、リスク認識不足にある!
『判断』を要する場面は様々です。
毎日の刻一刻と状況が変化する中で一つ一つの行動を判断する場面、受験での志望先を検討する判断する場面、就職の志望先を判断する場面。
その後の結果を左右する判断において、大事な判断を誤る大きな要因の一つが、『良い結果だけに目を奪われ、リスクへの考慮を疎かにしてしまう事』です。
取り返しのつかない判断ミスをした後に、「あの時にああしておけば…」「あの時にもっと多くのケースを想定しておけば…」「あの時に別の選択をしておけば…」・・・などと悔いても、時間を巻き戻す事は出来ません。
判断ミスによる悪影響が大きければ大きいほど、悪影響が続けば続くほど、その損失・苦しみもより大きくなります。
後悔するような状況に陥った要因は様々あるでしょうが、元を辿ればリスク管理が出来ていない事に行き着きます。
リスクは常に隣り合わせ
喉元過ぎれば熱さ忘れるように、苦い経験をしても、時が経てば、あっけなく忘れてしまいます。
あれだけ悔しく・苦しい経験をしたにも関わらずに、苦しかった感覚・記憶は、時が経つにつれて薄れていき、危機感も低下します。
「自分だけは大丈夫だ」などと根拠の無い自信に溢れ、リスクへの危機意識を感じずに、リスク管理を怠ってしまっていませんか?
世の中は、常に様々なリスクと隣り合わせなのです。
今は特に困ってなくても、未来には、金欠で苦しむ・病気やケガにより重い障害を負う、などの可能性は、人間であれば誰しもが抱えるリスクです。
人は欲望を前にすると決意を忘れ、デメリットを予測出来なくなり、判断を誤る
人は自分の行動を選択する際には、メリットとデメリットを天秤にかけて、メリットが大きく、デメリットが小さくなるように、 無意識または意識的に計算しています。
ここで、誰しもが、未来の様々なバリエーションを冷静に想定・分析し、常に最善の判断を実践出来るのであれば、世の中から大失敗や後悔はずっと減る事でしょう。
しかし、人間は欲望を前にすると、どんなにメリットが小さく、デメリットが大きくても、デメリットを無視して、欲望に流されてしまう事もあるのです。
自制出来ずに欲望に流されるから、多くの人が何度も後悔を繰り返すのです。
欲望に流されたが為に、人生を狂わせる程の判断ミスをしてしまい、後悔に苛まれながら生きている人も多いです。
リスク想定・リスク管理が出来ていないから、判断を誤る
人生は、たった一つの判断ミスによって奈落の底に沈んでしまう程の状態に陥る事もあります。
判断ミスによって、後で悔いる事を減らすには、リスク管理を徹底する事に尽きます。
リスクを想定していないから、判断を誤り、思いもよらぬ悪い状況に直面して後悔するのです。
リスクへの対処法を想定していないから、悪い状況に陥った際に、判断を誤り、事態を悪化させてしまうのです。
リスク管理が出来ていれば、危険で無謀なリスクを冒(おか)す事もなく、悪い状況に陥った際にも、そのシミュレーションが出来ているので、悪い状況の中でも最善の対処を行えるようになります。
私が尊敬している元プロ野球選手の桑田真澄さんは過去の取材で、「まずは最悪の状況を想定してから、様々なシミュレーションを行い、最善と思える判断を実践している」とお話していました。
桑田さんはドラフトでの誤解・連帯保証による借金問題・肘のケガなど、心が折れてしまいそうな苦しい状況においても、自暴自棄にならず、地道に努力を重ねて、時間をかけて着実に夢を叶えています。
最悪の事態を想定しつつ、浮かれずに、地道に努力する事の重要さを、桑田さんの生き方が教えてくれています。
最善の判断を下す為の、リスク管理の活かし方
リスクを長い目で臨場感もって想像・素早いリスク把握
では、リスク管理を着実に行うには、どうすればいいのでしょうか?
リスク管理において最も重要な事は、『幅広く素早いリスク把握』です。
苦しい状況を臨場感を持って想定・想像しておき、リスクの重みに気付いていれば、リスクに対して敏感になる事が出来ます。
思考において、大事な事への抜けが無く、幅広く、その状況においてどんなリスクが存在するかアンテナを張り、そのリスクの重みに素早く気付く事が出来れば、悪い状況になる可能性を減らす(予防する)行動が出来、突然現れる危機にも素早く気づいて適切に対処出来る可能性を高められます。
リスク管理が出来た最善の判断をする為には、普段から残りの人生を長い目で見つめ、臨場感を持ってリスクが現実に起きた際の事を想定しておく事をお勧めします。
最高で得られるものは一瞬もの、最悪を避けて得られるものは一生もの
リスクの重みを想像する上で、『最高に嬉しい状況』と『最悪に苦しい状況』についての認識を深めておきましょう。
どちらがいいかと言えば、当然『最高に嬉しい状況』でしょう。
しかし、『最高に嬉しい状況』による『快楽』は永遠に続く事はありません。
たとえ最高に嬉しい状況を掴んだとしても、最高に嬉しい状況にも、慣れ(閾値の上昇)が生じるのです。
最高に嬉しい事でも、何度も繰り返せば、嬉しい感情は減少していきます。
最高に嬉しい状態は一瞬なのです。
一方、最悪の状況はどうでしょうか?
最悪の状況は、慣れる事が出来ないものです。
いじめられて冷たい言葉や視線を浴びせられる状況など慣れる事はなく、毎回辛いものです。
肺の機能が低下して常に息苦しい状況も、慣れる事はなく、ずっと辛いものです。
虐めによる苦しみも、息苦しさも、どちらも、その苦しみが続けば、死んだ方がましだと思える程の辛さかもしれません。
精神的な苦しみも身体的な苦しみも、慣れるどころか、ストレスは溜まり、より一層苦しくなります。
その悪影響は勉強・仕事・家庭などにも波及し易く、苦しみの連鎖・悪循環に陥る可能性が高まります。
人は誰しもそんなに強いものではないのです。どんなに気丈な人でも、苦しみが続けば、うつ病など深刻な精神的ダメージを受けるに至ります。
最高の快楽だとしても、快楽は徐々に快楽ではなくなり、それが普通の状態になる、つまり快楽は一瞬で終わるのです。
その一方で、最悪の苦しみはいつまでも苦しいですし、別の事にも波及し易いです、つまり苦しみは長くいつまでも続く可能性があるのです。
一生続くような最悪の苦しみを防ぐ事が出来れば、それは最悪でない普通の状態でいられるメリットを長く受け続けられる、とても価値の高い事です。
『一瞬の最高を得るか(メリット小)』? 『長く続く最悪を避けるか(メリット大)』? どちらを選ぶべきか?は明白ではないでしょうか。
人生を長い目で見て天秤にかければ、『最高を得る』よりも、『最悪を避ける』方が、メリットが断然に大きく、理に適(かな)っている事がお分かりいただけるでしょう。
苦しい状況を臨場感を持って想像する
例えば、収入がとても少ない場合を、より具体的に想像してみてください。
収入が少なく、食べる物もままならない苦しさ。収入が少なく、子供に満足な服を買ってあげられない辛さ。収入が少ないと、身内から責められる悲しさ。
例えば、ケガや病気により、一生治らない障害を負った場合をより具体的に想像してみてください。
確かに、障害を負ったとしても、周りの協力を得ながら、幸せに生きている方もたくさんみえます。バリアフリー化が進んで、出来る事も増えているでしょう。
借金や障害を抱えながら生きる事は、苦しい事ですが、それでもめげずに、ひたむきに生きる姿は、それを見ている誰かを勇気づけてくれますし、感動的であり、充実した生き方とも言えるでしょう。
しかし、本当は自分の足で自由に歩きたい気持ち、人の助けを借りずに自分で何でもしたい気持ちがある事も事実でしょう。
苦しみが毎日毎日続き、その終わりが見えない状況で、常に前向きに生きられる程に強い人がどれだけいるでしょうか。
自分は関係ないと思っている人はリスク管理が出来ていない人です。
現実世界のほとんどの人がお金に苦しむリスクを抱えており、現実世界の全ての人が病気・ケガ・障害のリスクを抱えて生きているのです。
死んだ方がマシだと思える程の苦しみが永遠と続く辛さを想像して、これらのリスクはいつ生じておかしくない隣り合わせである事を認識してください。
一つの判断ミスや悪い行動の積み重ねによって、いつ自分がその苦しい状況に陥っても不思議でない危機感を持ってください。
具体的に想像して危機感を持てれば、今あるものに感謝が出来、欲望を抑えた最善判断が出来る
様々なリスクを幅広く、素早く、具体的に想定し、現実感をもってその苦しみの重さを想像して危機感を持つ事が出来れば、平凡だとしても、今あるもの、今出来る事への感謝や喜びを感じられ、欲望を我慢出来る可能性を高められます。
リスクを幅広く素早く具体的に想像し、普段のささやかな事への感謝・喜びを感じられれば、これまでの欲望への価値観を低下させる事が出来、自制する事への価値観を高められます。
短い時間の虚しい快楽を求めるよりも、「長く苦しむリスクを避けよう」、「悪い状況に陥った時の為に今出来る事をやっておこう」「リスク管理された最善の判断をしよう」、「最善の判断を着実に実践しよう」、「適切な努力を継続しよう」などと、正しい努力への意欲が湧いてきます。
そして、「リスクを負うよりも、平凡でも安全で安定した道が幸せだ。 一瞬の快楽の為に、長く苦しむ害などいらない」との価値観を持てるようになります。
長期的な危機感⇒今ある・今出来るに感謝⇒リスク管理された判断実践⇒出来た自信と喜び⇒
長期的な視点で危機感を持ち、平凡でも今あるもの・今出来る事に感謝出来れば、普段から幅広いリスクに敏感に気付く事が出来、一つ一つの判断・行動において、リスク管理された最善の判断・行動を実践し易くなります。
常日頃から、後悔の少ない最善の判断・行動を実践する為に、リスクを幅広く素早く具体的に想像出来るようにして危機感を抱き、普通の穏やかな状態に深く感謝し、今ある貴重な日常を守る為にリスク管理された判断・行動を実行しようと努力してください。
そして、リスク管理された堅実な判断・行動の一つ一つが出来る度に、自信・誇り・喜びを感じとろうとすれば、リスク管理された堅実な判断・行動がやめられなくなっていく好循環に入れるでしょう。
ここまで、お時間を割いて読んで頂き、ありがとうございました。今後もあなたにとって少しでも助けになれる情報提供を心がけます。別のページも、ご覧頂けたら幸いです。
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笑ビー
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