高血糖の怖さを知る!健康と肌に良い食生活は適切な糖質管理にあり!

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 「風邪は万病のもと」と言われます。

 確かに風邪が引き金となって、荒れた粘膜から別の感染症の発症を誘発したり、体力が落ちて元々の持病が悪化したりする事もありますが、「風邪自体があらゆる病気(万病)の引き金になる」というのは誇張が過ぎるように感じます。

 お菓子やスイーツが溢れ、甘い物への誘惑があちこちにある現代社会では、風邪以上に、深刻な病気の引き金となる『高血糖』の危険性を知り、もっと危機感を持つべきです。

 苦しみ少なく、長く幸せに生きたいならば。

 今回のテーマは風邪や糖尿病などの病気についてのテーマです。健康にとっても、人生にとって、とても大事なお話なので、出来るだけ多くに知っておいてほしい事をお伝えしています。

 しかし、人それぞれ体質・病状・環境などが違う中で、必ず正解という一つの答えはありません。

 自身の病状を知る事・自身の治療方針などについては、必ず主治医・かかりつけ医と十分に話し合って、治療方針を決めてください。

 ただ、そんな中でも、健康についての知識の補完や、日常生活への影響、何よりも予防についてお伝えしたく、より多くの人にとって役立つ情報の提供を心掛けます。

 適切な知識を得て、適切な行動をとり、より健康的に生きて欲しいと願っています。

「風邪は大病かも」

 倦怠感・熱・咳などの風邪の症状は、様々な大きな病気や危険な病気の初期症状とよく似ており、区別がつきづらい面があります。

 風邪が引き金になるというよりも、大きな病気の初期症状は風邪だと勘違いし易い事が多いのではないでしょうか。

 つまり、「風邪のような症状は、万病の初期症状かもしれない」という事です。

 「風邪は万病のもと」との言葉通りに、風邪を予防する事は大事ですが、本当に大切な事は、風邪だと思って油断していると、実は大きな病気かもしれないから、早めに受診して早期発見・早期治療に繋げて、長く元気に生きられる可能性を高める事だと思います。

 「いつもの風邪と違う」もしくは「風邪が長引く」など、少しでも違和感を感じたら、念のために病院受診するようにして欲しいです。

 厳密には正しいとは言い切れない「風邪は万病のもと」という言葉を使うよりも、「風邪は大病かも」と、危機感と早期受診を促すようなこの言葉を使った方が、多くの命を守れると思います。

予防すべきは2型糖尿病

 『「風邪は万病のもと」とは厳密には言えない』とは主張しましたが、風邪をひけば、倦怠感や悪寒などで苦しいです。また、風邪をひけば、勉強や仕事の効率は下がります。また、風邪をひけば、大事な行事や仕事に参加出来なくなるかもしれないです。また、風邪でボーっとしていれば大事な行事や仕事で大きなミスをしてしまう可能性も高まります。また、風邪をひけば、人に移して、人に迷惑をかける可能性も高まります。

 風邪をひいても悪い事はあれど、良い事はありません。なるだけ風邪はひかないに越したことはありません。

 風邪の予防については、別ページに詳しく記してありますので、是非こちらも読んでおいてください⇒《風邪をひきたくない、ひきはじめ、よくひく人必見!風邪を予防する方法(笑ビー式風邪予防法)

 ただ、風邪よりも、もっと予防する事に力を入れるべき事があります。

 それが2型糖尿病です。

 糖尿病は、大きく分ければ1型糖尿病と2型糖尿病があります。

 1型糖尿病については、原因が明確ではなく、自身で予防する事は難しい面が大きいですが、2型糖尿病については長年の生活習慣の影響が大きいです。

 ご自身の行動・生活習慣によって、病気の発症や病状に変化を与える事が出来ます。

 「2型糖尿病の予防に力を入れるべき!」と強く訴えている理由は、『糖尿病による高血糖を放置すると深刻な後遺症に繋がり易いという深刻さの点』と『2型糖尿病は、自身の行動次第で結果を良い方向に変化させられる点』にもあります。

 糖尿病の病状が悪化すれば、日常生活にとても深刻な悪影響を及ぼす事実と、2型糖尿病は自身の行動により、予防や悪化予防に繋がるのであれば、自身の行動を正す意味はとてつもなく大きいです。 

高血糖・高血圧・高LDLコレステロール・低HDLコレステロールにより血管が傷つき、動脈硬化が進む。

 糖尿病は、血液中のブドウ糖の量、つまり血糖値が高くなります。

 血糖値や血圧が高い状態が続くと、血管の内皮細胞が傷つき、その傷ついた部分にLDLコレステロールと白血球(単球)が入り込み、それぞれ酸化LDLとマクロファージになり、やがてプラークとう沈着物となって血管の内膜に溜まっていき、溜まれば溜まるほどに血管は狭くなり、やがて血流が滞り易くなり、ついには血管が詰まり易くなり、また血管は硬く破れや易くなります。

 こうして、血管が詰まり易く、破れや易くなることは、動脈硬化が進むという事です。

 高血糖だけでなく、高血圧、高コレステロール血症(LDLコレステロールと呼ばれる悪玉コレステロール値が高い)も、動脈硬化を進めてしまいます。

 HDLコレステロールと呼ばれる善玉コレステロールは、プラークからコレステロールを抜き取り、動脈硬化を軽減する効果があるそうです。

 つまり、HDLコレステロール値は高い方が良く、低い方が悪い数値という事になります。

 老化は血管から生じると言われ、動脈硬化が進めば、血管が原因となる様々な病気の発症リスクを高めてしまいます。

動脈硬化により様々な病気の発症リスクが高まる

 動脈硬化により、心臓に栄養を繋げる冠動脈が狭くなれば狭心症に、冠動脈が詰まれば心筋梗塞に、脳の血管が詰まれば脳梗塞に、脳の血管が破れれば脳出血になります。

 これらの太く大きな血管が詰まれば、日常生活にも大きな影響を及ぼす程の深刻な後遺症が残る可能性が高いです。

 また、糖尿病による高血糖は、大きな血管だけでなく、毛細血管などの細い血管も傷つけ、動脈硬化を進めます。

 大きな血管が詰まるだけでなく、多発的に小さな血管が詰まる事でも、多発性脳梗塞になり、麻痺やパーキンソン様の症状、認知面の低下などが生じます。詰まる血管が増えれば増えるほど、症状は多く、重くなっていきます。

 血管は、心臓や脳だけでなく、全身にくまなく、張り巡らされ、全身の細胞に酸素と栄養を運んでいます。

 目も肌も筋肉も神経も、身体の全ての細胞は、血管から酸素と栄養が補給され、各細胞が生きていられるのです。

 補給路が滞れば、細胞は元気を失います。補給路が断たれたら、細胞は死滅します。

 糖尿病による高血糖を放置して、全身の血管の動脈硬化が進めば、それは全身の血管が傷つき、全身の血管が起因となり、全身に病気発症のリスクが高まり、つまりは、全身の老化が急速に進むという事です。

 糖尿病には3大合併症と呼ばれるものがあります。糖尿病性神経障害・糖尿病性腎症・糖尿病性網膜症。

 糖尿病性神経障害は、手足など末端の細かな血管の血流が滞り易くなり、血行が悪くなり、末梢神経への血流が滞れば、神経障害として、しびれや感覚が分からなくなる感覚障害になります。

 感覚障害になって熱さを感じられなくなれば、ストーブやこたつの熱にも気づかずに、平気で重度の火傷をしてしまい、手や足に穴が開いて、中の組織がまる見えの状態になる事もあります。

 手足への血行が完全に滞ると、血液による栄養が届かずに、手や足の末端が真っ黒になって壊死してしまい、切断をしなくてはならなくなります。

  糖尿病性腎症は、腎臓の毛細血管の機能が衰え、フィルターが機能しなくなれば、血液のろ過が出来なくなり、最終的には人工透析が必要になります。

 人工透析が必要になると、週に3回、4時間程の時間をかけて人工透析治療が必要になります。一度人工透析が必要になると、永眠するまでその治療が必要になります。手にシャントと呼ばれる機器と繋ぐ部分が作られ、腕の皮膚の下の機器の異物感は初めて触った時はビックリする程で、手を強く握る事は避けて生活する事になります。人工透析をする事になると、厳格な水分・塩分の制限を受けての生活になり、がぶがぶと水を飲む事は出来なくなります。

  糖尿病性網膜症は、目の眼底への細かな血管の血行が悪くなり視力が低下します。この血行障害が悪化すると、完全に目が見えなくなります。

 糖尿病の高血糖により生じる3大合併症を紹介しましたが、何についても、『3大』の裏にはその何倍もの存在があるように、糖尿病による合併症は、 3大合併症以外にもまだまだ多数あります。

 高血糖が続けば、続くほどに、動脈硬化により、全身の欠陥の血流が悪くなり、全身の血管が詰まり易くなり、全身の血管が破れやすくなり、様々な病気の発症リスクを高めます。

動脈硬化は血管の老化。悪くなった(老化した)血管は簡単には元には戻らない

 老化すれば、人は誰しも様々な病気の発症のリスクが高まります。65歳以上の人なら、大抵の人は何かしらの病気を抱えるようになってきます。

 人間だけでなく、生物は全て、老化は一方的なもので、逆方向へ若返る事はありません。

 血管の動脈硬化も、老化の一部と言えます。節制して動脈硬化の進行を遅らせる事は出来ても、血管を若返らせるほどに、血管を再生する事は難しいです。

 動脈硬化が進めば、全身の様々な病気の発症可能性が高まり、つまり老化が進むと言えます。

 糖尿病による高血糖は、全身の血管の動脈硬化を急速に進め、全身の老化を急速に進め、全身の深刻な病気を発症させる可能性を高めてしまいます。

 「私は病気のデパート」などと自身でたくさんの病気を持っている事を話す人に複数会いましたが、長年糖尿病を患い、血糖のコントロールを長年してこなかった人は、確か血管由来の病気を多く抱えていました。

 一つの病気だけでも、本当に大変なのに、複数の病気を抱える事は、本当に辛く、苦労が多くなることでしょう。

 また、コロナウイルスで亡くなられた方の報道をみていると、高齢者だけでなく、糖尿病を患っている方の割合がとても多く感じます。

 糖尿病の人は血管の老化が進んでいるので、高齢者の人と同様にコロナウイルスによる重症化リスクが高いのかもしれませんし、糖尿病の人は、感染症に対する抵抗力も低下するのだと考えます。

「高血糖は血管病のもと」 「血管元気は健康元気」

 ここまで、最優先に予防すべきは、2型糖尿病である理由をお伝えしてきました。

 糖尿病による高血糖が、どれだけ身体への悪影響が大きく、どれほど深刻な病気に繋がるかを知れば、糖尿病を予防し、発症遅らせ、重症度を軽減させる為に、自身の生活習慣を改善しようと、強い気持ちが湧いてくると思います。

 しかし、1型糖尿病になってしまった人、既に2型糖尿病になってしまった人、遺伝的に2型糖尿病になり易い人、糖尿病予備軍の人など、様々な方がみえる状況において、「糖尿病にならないようにしろと言われても、もう糖尿病の人間はどうしたらいいんだ!」との意見もあるでしょう。

 冒頭にもお伝えしましたが、人それぞれ体質・病状・環境などが違う中で、絶対に正解という一つの答えはありません。ご自身の病状確認やご自身の治療方針に関しては、主治医・かかりつけ医と十分に話し合って、予防や治療方針を決めてください。 

 出来るならば2型糖尿病にならないように、節制した生活をする事を心掛けてもらい、もし既に血糖が高い状態ならば、血糖を高過ぎず、低すぎず、安定させ為に節制した生活を心掛けてもらいたいです。

 1型糖尿病の人や2型糖尿病が重度の方は、医師からインスリンや薬の処方がされている事でしょう。医師の指示通りに、適切に薬を飲み、適切にインスリン注射を打つようにして、血糖の安定を図ってください。

 そうした、飲み薬やインスリン注射など医療が必要な人でも、日常の食生活で血糖を安定させる事は重要です。

 糖尿病でない人やその予備軍の人も、予防する観点から、血糖を安定させる事は大切です。

 つまり、食べ過ぎ・飲み過ぎ・暴飲暴食を避けて節度ある食生活をして急激な血糖の上昇を避け、血糖を安定させる事は、誰にとっても重要な事です。

 節度ある食生活をする為には、ある程度の危機感を抱く事も大切です。そこで、日常生活での食行動を正す為の言葉を考えました。その言葉を信じて正しい行動に繋げてもらいたいと考えました。

 最初は、「風邪は万病のもと」というよりは、「糖尿病は万病のもと」との言葉も考えました。

 しかし、1型糖尿病は生活習慣とは関係なく、原因不明で生じる病なので、上記のような言葉を使う事は間違っていると思いました。

 それらを踏まえて、2型糖尿病を予防しようとする方にも、既に糖尿病を患っている方が高血糖の状態を抑えようとうする方にも、使える言葉として、「高血糖は血管病のもと!」との言葉を考えました。

 血糖値を適切な値で安定させる為に「高血糖は血管病のもと!」との言葉で危機感をもって、甘いものや炭水化物の食べ過ぎを防ぎ、暴飲暴食を防ぎ、必要な方は薬や注射を適切に実施し、血糖値の安定を心掛けた生活をして欲しいです。

 また、人によっては、言霊を信じて、マイナスの言葉を唱えれば、実際にマイナスの方に引っ張られると信じる人もいます。

 そんな方には、プラスの言葉に切り替えて「血管元気で健康元気!」との言葉を唱えて、血糖や血圧を安定させて、より健康的な生活を心掛けてもらう事もお勧めします。

最強のアンチエイジングは血糖安定

 世の中には、様々なアンチエイジングの商品に溢れています。

 女性も、男性も、「少しでも老化を防ぎたい」、「若々しくいたい」と願うものです。

 自身に合うアンチエイジングの方法を模索する事も良い事でしょう。

 それでも結局は、顔の肌の状態で、人の年齢は推測されるのです。

 アンチエイジングを考えるならば、肌を若々しく保つ事が極めて重要です。

 肌への栄養補給ルートである、毛細血管の老化が進めば、肌の老化も進むでしょう。

 肌の老化を防ぎ、見た目の老化を防ぐ、最も効果の大きなアンチエイジングは、適切な糖質摂取量の管理による『血糖の安定』、『血管の健康』だと考えます。

 既にお伝えした通り、動脈硬化が進むと、血管の老化が急速に進みます。

 『高血糖』による『動脈硬化』を防ぐ事が、健康促進の面だけでなく、アンチエイジングの面からも最優先にすべき事だと認識出来るはずです。

 「血管元気で肌若く!」です。

 食生活により若さを維持しようとするならば、適切な糖質・炭水化物の摂取管理された食生活が必須です。 

 健康の為にも、アンチエイジングの為にも、まず「高血糖は血管病のもと!」「血管元気で健康元気!」「血管元気で肌若く!」を想い出して、なにより最優先に、血糖を安定させて、血管を元気にする食生活・生活習慣を心掛けてください。

 ただ、過度なダイエットや、偏った栄養摂取によっても血管の老化は進んでしまうでしょう。

 栄養バランスのとれた食事を心掛けつつ、過度は糖分・塩分摂取を避け、急激な血糖・血圧の上昇を抑え、バランス良く血管を元気にして、健康元気・肌若くを目指してください。

 

 ここまで、お時間を割いて読んで頂き、ありがとうございました。今後もあなたにとって少しでも助けになれる情報提供を心がけます。別のページも、ご覧頂けたら幸いです。

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笑ビー

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