花粉症薬が効かない程に重度の症状(鼻水)。スギ・ヒノキで辛い春を、快適にする対策と方法!

この記事は約24分で読めます。

 重度の花粉症の症状は、とても苦しいです。全てが嫌になってしまう程に辛いです。

 私が花粉症で苦しんできた経験をお伝えし、重度の花粉症患者がどれだけ苦労して、辛い想いをしているか知ってもらえたらと思います。

 また、物心ついた頃から花粉症を発症し、花粉症歴40年以上の重度の花粉症を患っている筆者が、試行錯誤の結果に辿り着いた、症状を緩和させる対策・体質改善についてお伝えします。

 重度の花粉症により、苦しんでいる方の悩みが少しでも軽減、解決される事を願っています。

 是非とも最後まで読んで頂き、参考にしてみてください!

 花粉症の症状を、改善出来たならば、これまで苦しく、嫌で嫌で仕方がなかった花粉症の時期を、とても幸せな時間に変える事が出来ます。

 辛い春を、嬉しい春へ!!

風邪や発熱よりも、ずっと辛い花粉症の症状

 まずは、私が花粉症で苦しみぬいた症状や経験談を紹介します。

 私がいつ発症したのか? 明確には覚えていませんが、小学校に上がる頃(物心がつく頃)には、永遠に出続ける鼻水を経験していました。

 その時は花粉症という存在を知らなかったので、「なぜか目は痒いし、鼻がムズムズして、クシャミを多発し、異常に鼻水がたくさん出る」と感じていました。

 親はティッシュを渡してくれたくらいで、特に病院に連れて行ってはくれませんでした。

 年中ではなく、スギ花粉の時期(2月~3月)の一ヵ月程度の期間限定だった事と、当時は、まだ花粉症についての知識が世間でもあまり認識されていなかったので、鼻水くらいで病院へ行くという発想にはならなかったのでしょう。

 何も知らない小学生にとっては、トイレで便をするのが恥ずかしいのと同様に、ティッシュで鼻をかむ行為がとても恥ずかしい行為に感じて、授業中も鼻をかまずに、ずっと鼻をすすって凌いでいました。

止まらない鼻水、そろばん教室は地獄のようでした

 学校の授業も辛かったですが、特に辛かったのが、そろばん教室です。

 私が通っていたそろばん教室の先生は、とてもヒステリックな方で、僕がずっと鼻をすすっていると段々イライラしてきて、「ティッシュで鼻をかみなさい」と甲高い大きな声で怒ってきます。

 でも、ティッシュを持っていなかったり、ティッシュを持っていて鼻をかんだとしても、秒でまた鼻水が噴出してきて、鼻をかんだ直後には鼻をすするので、先生がまたイライラしてきます。

 怒られるから鼻をすする事も出来ず、垂れてきた鼻水をそっと手で受けて、ズボンで拭いたりしていました。

 鼻水の辛さ以上に、先生からの圧、そして鼻をすする事も出来ずに鼻を垂らす罪悪感に精神的に追い詰められ、小学生ながらにとても辛かった記憶が残っています。

 そして年を重ねるごとに花粉症の症状は、さらに悪化していきました。

花粉症の発作症状!

 20代の頃には、花粉症シーズンになると、鼻水が永遠に大量に出続け、鼻をかんでティッシュをゴミ箱に捨てたそばから、また鼻の中は既に鼻水で溢れそうになり、鼻をかみたくなるような状態です。

 ティッシュで鼻を頻回にかんでも追いつかず、マスクの中では鼻水が垂れ続けていて、マスクが濡れているのを周りの同僚やお客様に悟られる事がとても恥ずかしく、心が苦しかったです。

 鼻水が原因で、鼻周りの皮膚は荒れに荒れて、真っ赤に腫れ、ヒリヒリとっても痛かったです。

 仕事の状況的に、どうしても鼻をかむ事が出来ない時には、応急処置的に鼻水を吸い込み、鼻水を喉の方へ押しやり、鼻水を飲み込む事もあります。

 花粉症のせいで生じる透明の鼻水には、小さい棘(トゲ)が無数に入っているような独特の刺激的な味がします。

 ただ、鼻水の全てを喉に押しやる事は出来ないので、結局鼻の中は鼻汁で一杯の苦しい状態は続きます。

 私は、こうした異常に鼻水が出続ける状態を「花粉症の発作が起きる」と表現していました。

雨の日でも花粉症の発作は収まらない。過剰アレルギー反応は継続する⁉

 天気予報では、「明日は雨で花粉の飛散量は少ないです」などと言われますが、重度花粉症患者にとっては、花粉飛散がピークの時期であれば、雨の日でも花粉症発作は継続し、鼻水は出続けます。

 雨の日の方が辛いという人もいます。

 これは、花粉症の発作が一旦起きてしまうと、過剰なアレルギー反応は当面(数日くらい?)続くからだと経験により推測出来ます。

 花粉を大量に浴びて、一旦花粉症の発作が起きてしまえば、たとえ花粉の少ない室内に入っても、大量に鼻水が出続ける状態は続きます。

 同様に、次の日が花粉の少ない雨だろうと、大量に鼻水が出続ける状態は続きます。

 これらは、大量の花粉を浴びて、花粉症発作が生じてしまえば、その後多少の時間を経たとしても、まだ過剰なアレルギー反応は継続しており、僅かでも花粉を吸い込めば、重度の花粉症症状が出てしまうのだと考えます。 

花粉症の発作が続けば、喉の風邪、歯茎の痛みに繋がり易くなる!

 花粉症の発作が長く続けば、鼻が詰まってきて、鼻で息が出来ずに、口呼吸しか出来なくなります。

 口呼吸ばかりしていたら、喉が乾燥して、喉がイガイガし始め、声が枯れ、喉が痛む、喉風邪をひき易くなります。

 花粉症により鼻の奥に炎症が生じ、喉風邪により喉にも炎症が生じてくると、今度は、上下(鼻と喉)からの炎症が口腔内にも作用してきて、口腔内も炎症が広がるようです。

 花粉症と喉風邪が同時に生じると、炎症が口腔の奥の方にまで飛び火して、親知らず辺りの奥歯周辺の歯茎に強い痛みが生じる事があります。

 鼻づまりによる息苦しさに加えて、喉の痛み・歯茎の強い痛みが続く時は、痛みで寝付けなかったり、痛みで夜中に起きてしまい寝られなくなる事もあります。 

花粉症の発作を起こしながらの、仕事は地獄‼

 花粉症の発作が続き、鼻水は出続け、喉は痛み、声も枯れ、奥歯の強い痛みに加えて、寝不足によるフラフラとイライラ。体調は最悪です。

 こんな満身創痍の状態だとしても、花粉症で仕事を休む事など出来ません。

 花粉症の発作(過剰なアレルギー反応)により、四六時中鼻水を垂れ流し、鼻をかみ続け、歯茎は痛むし、イライラするし、頭はボーっとする。

 いつ倒れるかもしれないくらいの不安感、そしてそんな状態だから失敗して事故を起こす確率も高い中で絶対に事故を起こせないプレッシャー。

 身体だけでなく心の限界ギリギリの状態で仕事をする事になります。

 今考えても、よく精神崩壊せずに頑張ったと、当時の自分を褒めてあげたいです。

 頻回に鼻をかんでいると、「手を止めてばかりで、全然仕事してないね」と思われているだろうと悲観的な感情に襲われる点も辛かったです。

 病的に鼻水が出続ける状態だとしても、仕事を疎かに出来ないプレッシャーがあります。

 周りの目も気にしながら鼻をすすりつつ、ティッシュで鼻をかみつつ、絶対ミスしないように極限状態で集中を切らさずに仕事をしていたので、仕事が終わった後は、身体も心も疲労困憊でした。 

 花粉症の発作(重度の花粉症症状)が出ている状態で仕事をする事は、メンタルへのダメージがとても大きいです。

花粉症発作時は、時の流れが遅くなる!

 また、花粉症の発作が起きて、鼻の中に鼻水が溢れて、ムズムズ、ハラハラ、イライラしている時には、とにかくこの辛い時間が早く終わって欲しいと願わざるをえません。

 楽しい時間はあっと言う間に過ぎるのと逆で、辛い時間はとても長く感じます。

 花粉症発作を起こしながら仕事をする事はとてつもなく辛かったので、その辛さに正比例して、時間の流れが異常に遅くなります。

 「まあ、時間が経たない、経たない!」。

 鼻水があふれ出して、鼻をかみたくて仕方がなくても、状況的に鼻をかめない数分が異常に長く感じます。

 まるでイタチの幻術 月読に掛かったような状態です。

 カカシが三日三晩、剣で刺され続ける痛みと恐怖で精神崩壊しそうな時間を耐えたと思ったら、数秒しか経ってなかったみたいな。

 朝8時から夕方の18時までの10時間の仕事時間は、途方もなく長く苦しい地獄の時間になります。

 1月下旬から4月下旬までの花粉が多く飛散する約3か月間。

 花粉症発作を起こしながらの地獄の仕事時間を耐える事によって、極度かつ長時間のストレスを受け続ける事になります。

 当時の長期間ストレスによって、相当な髪の毛が抜け、かなり健康を害し、老化が進んで老け込み、確実に健康寿命を縮めてしまいました(泣)。 

試行錯誤を重ねて、花粉症の症状をかなり抑えられるようになった(嬉)! 『笑ビー式花粉症対策・体質改善法』完成!

 そんな花粉症の症状を抑える為に、花粉症の薬は必須です。

 花粉症の発作が起きたら、一秒でも早く楽になりたいから、仕事直後に薬局に走り、花粉症薬を買って、レジの後ろですぐに飲みます。

 花粉症薬を飲んでも、すぐには効かず、次の日になって薬の効きを実感します。

 アレルギー薬にも色々ありまして、エピナスチンやフェキソフェナジンなど第二世代の抗ヒスタミン薬がまだ市販されていなかった時の花粉症薬は、喉がカラッカラになり、とても眠くなり易く(車の運転をするにはとても危険な眠気)、副作用が強烈でした。

 花粉症発作の苦しみに比べたら、それくらいの副作用は許容範囲で、当時は第一世代の抗ヒスタミン薬を愛用していました。

 現在は、アレジオンやアレグラなど、眠くなりにくく、喉の渇きも比較的抑えられた薬が出てきて、私も大変重宝しております。

 ただ、私のような重度の花粉症もちでは、薬だけではまだ症状を抑えられず、薬を飲んでも鼻水がかなり出て、頻繁に鼻をかむ症状は続いていました。

 そこで、色々試行錯誤をして、失敗・成功を繰り返し『笑ビー式花粉症対策・体質改善法』を完成させる事が出来ました。

 笑ビー式を10年以上続けた結果、対策も洗練されて合理的になり、体質も少し改善されたようで、花粉症のピークの時期(スギ・ヒノキ花粉大量飛散時期)に、多少屋外で活動したとしても、そこまで大量に鼻水が出る事も少なくなりました。

 笑ビー式を活用する事で、油断しなければ花粉症の発作をある程度抑えられるようになりました。

 重度の花粉症患者から、中等度~軽度の花粉症患者になれたと感じています。

 とてつもなく苦しい春が、そこそこ快適な春になりました。

 この小さな改善は、私にとっては、とても嬉しい事です。生きる世界が変わる程の変化です。だってあの地獄の時間をかなり減らす事が出来るのですから。

 花粉症が重症だった私にとっては、多少鼻水が出ようが、多少目が痒かろうが、そんなのは、全く苦になりません。

花粉症のメカニズム。花粉症を発症したら、一生治らない⁉

 どうして、花粉を浴びると、花粉症の症状が生じるのか?

 それは、入ってくる花粉を、身体が異物と判断し、アレルギー反応を起こし、鼻水や涙を多く放出する事によって、異物を外へ排出しようとするからです。

 目がかゆくなったり、鼻水が出るようになるのは、身体から花粉を追い払おうとして起きる現象なのです。

花粉症はコップ(A)が一杯になったら発症する!

 花粉症の発症に関しては、理解し易くする為に、コップの水に例えて表現される事があります。

 人それぞれコップ(A)の大きさが異なり、スギ花粉(ここでは水として考え)を浴び続ける事により、コップ(A)が水(スギ花粉)で一杯になったらコップから溢れ出て、スギ花粉のアレルギーが発現するという事です。

 そして、一度溢れ出たコップ(A)の水(スギ花粉)は減る事はなく、一生一杯のままです。

 一杯のコップ(A)に、さらに花粉を浴びれば、浴びた分の花粉(水)は溢れ出る、つまり、アレルギーの花粉を浴びれば、浴びた分の症状が発現し、それは一生続く、という事です。

 花粉を浴びる量が増えれば、その分、症状は重くなり、軽度から中等度の症状が出ます。

 一度発症した花粉症は、もう身体で許容出来る量を超えているので、基本的には一生付き合っていくものと考えてください。

 子供の頃にスギ花粉症を発症した人は、スギ花粉を許容するコップがとても小さく、大人になってから発症した人は少し小さめコップであり、80歳まで発症しなかった人はコップがとても大きい、という事になります。

 また、花粉を浴びる量が多ければ、それだけ早くコップが一杯になり易いです。

 日本では、戦後に多くのスギが植栽されました。

 日本にいるとスギ花粉を浴びる機会も多いので、海外の人に比べて、日本人のスギ花粉アレルギーの発症率は高くなります。 

重度の花粉症患者には、実はもう一つコップ(B)が存在する‼

 ここからは私の仮説ですが、スギ花粉のコップは、実はもう一つ存在するのだと推測しています。

 タライのような浅く広いコップ(B)の中に、既述した人生の花粉許容量を決するコップ(A)が置いてあると想像してください。

 たとえばスギ花粉のコップ(A)が一杯になったならば、花粉症の症状が少し出ます。

 そこからさらに、大量の花粉を浴びる事によってコップ(A)からあふれ出たスギ花粉(水)がコップ(B)に溜まっていき、コップ(B)が一杯になって、コップ(B)からもスギ花粉(水)が溢れ出たら、重度の花粉症の症状が出てしまう。

 このコップ(B)までもが一杯になってしまい重度の症状が生じる状態を、『花粉症の発作が生じる状態』だと私は表現しています。

 毎年、花粉症発作を生じるような人(コップ(B)が一杯になり易い人)でも、花粉が僅かに飛び始めた段階で、いきなり発作のような重度の症状が生じる事はあまり無い事から、コップ(A)と違い、コップ(B)に溜まったスギ花粉(水)は時間と共に減少していくのだと推測します。

 コップ(A)のスギ花粉(水)は減る事はないので、スギ花粉を浴びればコップ(A)から溢れた分(浴びた分)の花粉症症状が生じ、花粉を浴びれば浴びた分だけ症状は重くなります。

 花粉飛散量がまだ少ない飛び始めの時期は軽度~中等度の症状で済みますが、大量の花粉を浴びてしまってコップ(B)までもがスギ花粉(水)で一杯になって溢れ出たら、重度の症状が出てしまうと考えます。

 遅くに花粉症を発症した人は症状が軽い人が多く、若くして(早くに)花粉症を発症した人は症状が重い人が多いです。

 これは、コップ(A)が大きい(花粉症の発症が遅い)人は、コップ(B)も大きく、コップ(B)までもがスギ花粉(水)で一杯になる事は少なく、花粉症の症状も軽度~中等度で済み、重度症状発症までは至らない。

 コップが小さい(花粉症の発症が早い)人は、コップ(B)も小さく、すぐにコップ(B)がスギ花粉(水)で一杯になり、花粉症の発作(重度の症状生じる事)を起こしてしまい易いのだと考えます。

 鼻水が出続けるような重度の花粉症症状(花粉症発作)を抑える為には、出来るだけコップ(B)を一杯にしないように対策する事が重要です。

 空気が乾燥して、風が強く、温かい日には、大量に花粉が飛散します。

 そんな日には出来る事なら外に出ずに、コップ(B)をいっぱいにしないように(花粉症発作を起こさないように)したいです。

 では次から、花粉症の症状を和らげる方法(対策)をお伝えしていきます。

 ☆この方法(笑ビー式花粉症対策・体質改善法)によって、私は花粉症の症状をかなり改善出来ましたが、人それぞれ体質・年齢・症状は多様ですので、全ての人に同じ効果がある訳ではありませんので、一つの参考としてお読みください。

 基本的には病院の先生に診てもらう事をお勧めします。

『笑ビー式花粉症対策・体質改善法』①~⑦

①フェキソフェナジンを主成分とした抗アレルギー薬を、花粉シーズンの2週前から飲み始める

 やっぱり一番効果があるのは、お薬でしょう。

 色々試した結果、私は、フェキソフェナジン塩酸塩が入った薬が、効果が高く、副作用が少なく感じましたので、フェキソフェナジンを主成分とする市販薬を薬局で購入しています。

 『アレグラ』・『フェキソフェナジン錠』・『アレルビ』などが薬局にて売っているので、私はこれらを愛用しています。

 ちなみに、耳鼻咽喉科等のクリニック(医院)に行って同じ成分の薬を出してもらった方が、薬代は安いような気がします。

 私は30代になって、スギ花粉に加えて、ヒノキ花粉アレルギーも発症しましたので、私にとっての花粉症シーズンは1月下旬~4月下旬までの約3ヵ月間です(その年の気候や地域により花粉シーズンには違いがあります)。

 花粉症が重度の方は、症状が出てから薬を飲んでいては、花粉症発作の苦しみを味わう事になってしまいます。

 フェキソフェナジンを長年使用して分かってきた事は、フェキソフェナジンを薬情通りに毎日飲んでいたら、毎日少しずつ身体に成分が浸透するように馴染んできて、飲み始めて2週間くらいしてからその効果が最大限に発揮されるように感じます。

 それらを勘案して、毎年の傾向やその年の花粉予報を参考にして、花粉症症状が出始めるであろう時期(花粉の飛散が始まる時期)の2週間ぐらい前から薬を飲み始める事を強くお勧めします。

 私の場合は症状が出始める2週間程前の1月10日辺りから、ヒノキ花粉シーズンが終了する4月下旬頃までフェキソフェナジンを主成分とする市販薬を、薬情通りに毎日2回(朝・夕)飲むようにしています。

 さらに、〝薬の効き〟について、とても重要だと感じている事は薬を飲むタイミングです。

 食後に花粉症薬を飲むと、薬が胃の中で食べた食物に紛れてしまい、薬の成分の血中濃度が十分に上がらずに、薬の効果が不十分になる可能性が高いと考えられます。

 花粉症薬があまり効かずに、重い症状に悩まされているならば、医師に相談の上、食前30分前に花粉症薬を飲む事を相談されてみてはいかがでしょうか。

 朝食と夕食それぞれにおいて、食事を始める30分くらい前(食前)の、空腹状態でフェキソフェナジンを主成分とした薬を飲むようにしてみてはどうでしょうか。

 私自身も、食後に薬を飲んでいた時には、薬が効かずに、花粉症発作を度々起こしてしまう事がありましたが、食事の30分前に薬を飲むようになってからは、薬の効きが良くなり、止まらない鼻水に悩まされる事はかなり減りました。

 上手く空腹時に薬を飲めて、調子が良い時には、花粉症が治癒したんじゃないか?と勘違いしてしまう程に、花粉が大量に飛散している日でも、あまり鼻をかむ事なく過ごせる頻度が増えました。

※これも医師に相談してから判断してもらいたい事ですが、私は薬をすぐに飲み込まずに、口の中で10秒程保っておき、口の中で少し溶かしてから飲み込むようにしています。少しでも、少しでも薬の効きを高める為に、本能的にやっています(私も必死なのです)。

②乳酸菌・ビフィズス菌の入ったヨーグルトを毎晩食べる

 薬の次に効果が高いと感じているのは、毎日のヨーグルトです。

 ヨーグルトを食べる事によって腸内環境を良くして、免疫の過剰な反応を抑制します。

 身体の中で、各種の免疫を担う器官は多数ありますが、特に腸は免疫においてとても重要な役割を担い、腸には免疫細胞がとても多く存在しています。

 腸は、食物の栄養を、身体の外側から内側に吸収する臓器なので、菌などの悪い異物を体内に入れないように活発に免疫活動が行われています。

 その免疫細胞が多数集まる腸内環境が悪化すれば、免疫の反応が過剰になり易く、免疫反応である花粉症によるアレルギー反応も、より強く生じてしまうそうです。

 そこでヨーグルトによって、腸内環境を良い状態に保ち、過剰な免疫反応を抑え、花粉症の症状(免疫反応)を和らげる事を目指します。

 ヨーグルトにも色々ありますが、乳酸菌もビフィズス菌も入っている森永乳業の『ビヒダス』を私は愛用しています。

 ビヒダスヨーグルトを食べた次の日は、便が滑らかに出る感覚があり、食べた違いを次の日のトイレで実感し易く、腸内環境が次の日には良くなっている事が感じられます。

 ただ、免疫の過剰反応の抑制を考えたならば、花粉症シーズンの最低半年前から、ヨーグルト習慣を始めておいた方が良いと考えます。

 私の個人的な体験ですが、10年以上毎日ビヒダスヨーグルトを食べる事を継続してきましたら、年を追う毎に、徐々に花粉症の症状が軽減してきている事を実感しています。

 今では花粉の大量飛散によって、クシャミを頻発し、鼻水を頻回にかみ、鼻の下を真っ赤にしている人が多くいる中でも、平然と過ごせるようになってきています。

 つまり、乳酸菌とビフィズス菌の入ったヨーグルトを毎日食べる事により、花粉症(免疫の過剰反応)に対して、体質から改善してきたのだと推測します。

 花粉症対策として、マスクは確かに大切なんですが、一旦、発作状態になってしまったら、マスクは気休めにもなりません。

 発作状態にならないように、少しでも浴びる量を減らす為にはマスクは重要ですが、発作を起こしてしまえば、マスクをしていても、鼻水は垂れ続けるし、目も痒いままです。

 重度の花粉症患者が心の底から願う事は、根本的に花粉症の症状を減らす体質改善です。

 根治とまではいかなくとも、花粉症の体質を改善して、重度花粉症者から中等度~軽度の花粉症者になれれば、大袈裟ではなく、本当に人生が変わります。 

 中等度の花粉症者であれば、あとは花粉症薬を飲んで、薬を効かせられたなら、花粉症の症状で苦しむ事はほとんど無くなります。

 辛く苦しく嫌で嫌で仕方がなく、生きている心地もしなかった春の3ヵ月間を、生を実感できる そこそこ嬉しい春の3ヵ月間に出来るのです! 人生が変わるとは、まさにこの事です。 

 重要な事は毎日、何年も継続してビヒダスヨーグルトを食べ続ける事だと思います。

 ちなみに私は納豆を毎朝食べていますので、もしかしたら納豆も好影響を与えてくれているのかもしれません。

 私の場合は、体質改善を実感し始めるのに、5年以上はかかりました。

 テレビで特集された時だけ、特定のヨーグルトがスーパーの棚が消えますが、特集日から数ヵ月もすれば元に戻ります。それだけ、継続している人が少ないのでしょう。 

 体質改善には、年単位で継続する事が大事だと思います。

 腸内環境を良くして、アレルギーの過剰な反応を少しでも抑制する為に、長い期間をかけて毎日ヨーグルを食べてみてください。

 私は、夕食後のデザートとして、ヨーグルトを毎日食べています。

 デザートと言っても、プレーン状態のヨーグルトに、乾燥ブルーベリー等を入れて、僅かな甘みを足して食べています。

③砂糖・肉を食べ過ぎず、野菜・食物繊維をしっかり食べて腸内環境を良くする

 過剰なアレルギー症状を抑えるには、悪玉菌を抑えて腸内環境を改善する事も重要だと考えます。

 ビヒダスヨーグルトを食べて善玉菌を増やしたとしても、悪玉菌をそれ以上に増やしていては、腸内環境は悪化して、花粉症の症状も悪化してしまうでしょう。

 そこで、悪玉菌を増やさない為には、お菓子と肉の食べ過ぎを抑える事を推奨します

 砂糖と動物性タンパク質は、悪玉菌の餌になり、悪玉菌の増殖を促してしまいます。

 ただ、筋肉など身体を構成するのに必要不可欠なタンパク質を摂らない事も、身体に良くないので、肉や魚はほどほどに留めて、食物繊維が豊富な野菜や豆類をしっかりと食べるようにしてください

 納豆には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が豊富に含まれていて悪玉菌を減らす作用があり、なおかつ、納豆菌は善玉菌として活躍するので、腸内環境を良くするのに、納豆は最高の食材だと言えます。

 砂糖に関しては、過剰な糖分摂取は腸内環境以外にも血管への悪影響が大きいので、基本的にはお菓子は一日饅頭一つ程度に抑えた方が良いでしょう(《高血糖の怖さを知る!健康と肌に良い食生活は適切な糖質管理にあり!》)

 ビヒダスヨーグルトを毎日食べる事に加えて、お菓子や肉は程ほどに抑えて、食物繊維が豊富な野菜・豆類を多めに食べるようにする事を続けて、腸内環境を整え、花粉症に対する体質改善を図っていきましょう。

④適度な運動で免疫機能をより良い状態に保つ

 適度な運動によって、免疫機能をより正常な状態に近づける事が出来るので、毎日30分程度のウォーキングを続けてみてはどうでしょうか《効率的な健康ウォーキングの方法(笑ビー式;全方位効果ウォーキング術)》。

 ただ、花粉症の時期に、屋外を長い時間をかけて歩く事はとても危険な行為です。

 花粉症の発作(過剰なアレルギー反応状態)を、起こさない為には、花粉症を浴びすぎてコップ(B)を一杯にしない事が重要です。

 花粉が大量飛散している時期には、花粉症対策を万全にしてウォーキングするか、室内でその場で足踏みを30分する等で代用するなどして、花粉を大量に浴びないように工夫しましょう。

 花粉を過剰に浴びて、大変な事態(発作発症)になる事だけは避けたいです。

 また、過度な運動はギャクに免疫機能を低下させる可能性がありますので、適度な運動を心掛けましょう。

 適度な運動も毎日、年単位で継続する事により、体質の改善に繋がっていくと考えます。

⑤睡眠をしっかりとる

 ストレスも腸内環境を悪化させる要因になります。

 睡眠不足では、ストレスが溜まり易くなるので、規則正しく、出来れば7時間30分、最低6時間の睡眠をとるようにしてください(《元気長生きの秘訣。7時間30分の良質な睡眠をとる方法。》)

 十分な睡眠も運動同様に、毎日、年単位で継続する事が大切です。

⑥花粉を室内に持ち込まない

 スギ花粉が大量発生している時期に外で布団を干してしまえば、重度花粉症者ならば、一瞬でコップ(B)は一杯になり、発作を起こしてしまいます。

 しかも、睡眠中にずっと大量の花粉を吸い込み続けるので、その日の夜はクシャミはとまらず、鼻水は出続け、鼻は詰まり、もう睡眠どころではなくなります。

 花粉が飛び散る時期には絶対に布団を外に干さないようにしてください。

 また、花粉が飛ぶ時期は窓を開けての換気も控えた方が良いでしょう。

 とにかく、大量の花粉を浴びないようにして、コップ(B)が一杯にならないように、花粉症の発作を生じないように、生活を整える事が重要です。

⑦長時間の屋外活動は控える

 花粉を大量に浴びれば浴びるほど、コップ(B)が一杯になって発作を起こす可能性を高めますし、花粉症の症状もより強く生じてしまいます。

 仕事で仕方がない場合等を除き、屋外での活動は極力控えたいですね。

 花粉の大量飛散時に、長時間に渡って屋外で過ごしてしまい、花粉症発作が発現してしまえば、もう室内に戻ったとしても数時間は花粉症の強い症状に襲われ続ける事になります。

 まずは、花粉症の重い症状(花粉症発作)を起こさない為に、そして、花粉症の重い症状をさらに悪化させない為に、極力屋外での活動は控えた方が良いでしょう。

 仕事・通学・犬の散歩などで、どうしても屋外での活動が必要な時には、発作を予防する為、少しでも症状を抑える為に、マスクやゴーグルタイプの眼鏡等で花粉症対策をした方が良いでしょう。

まとめ

 『笑ビー式花粉症対策・体質改善法』として、

① 第二世代の抗アレルギー薬をシーズンの約3週前から飲み始める(医師に相談の上、出来れば空腹時に飲む)

② ビヒダスヨーグルト及び納豆を毎日食べ、腸内環境を良くする

③ 砂糖・肉を食べ過ぎず、豆・野菜をしっかり食べ、腸内環境を良くする

④ 免疫機能をより良い状態に保つ為に、適度な運動を継続する

⑤ ストレスを溜めないように、十分な睡眠をしっかりとる

⑥ 花粉を室内に持ち込まない(コップ(B)を一杯にしないように)

⑦ 長時間の屋外活動は控える(コップ(B)を一杯にしないように)

 以上の7つの方法を実践する事により、重度の花粉症患者であった私が、それほど花粉症の症状に苦しむ事なく、まあまあ快適に花粉シーズン(春)を過ごせるようになりました。

 人それぞれ効果の大小はあるでしょうが、花粉症の時期に毎年悩んでいる方にとっては、『笑ビー式花粉症対策・体質改善法』を試してみる価値はあると思います。

舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)

 また、舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)という治療法もあるそうです。

 私は『笑ビー式花粉症対策・体質改善法』で症状がある程度改善したので、舌下免疫療法を試した事はありません。

 ただ、私の知り合いで、私以上に重度の花粉症の方が、舌下免疫療法を試し、シーズンの半年前から治療を開始して、そのシーズンに症状がかなり改善した事を教えてくれました。

 正直、私も子供の時にこの治療を受けたかったです。そしたら、どれだけ辛い時期を減らせた事か。

 『笑ビー式花粉症対策・体質改善法』は、体質の改善を目的としている面もあるので、すぐに良い結果が出るとは限りませんし、体質改善の程度には個人差があるでしょうから、ここまで読んで頂いて、身も蓋もありませんが、本当に改善が望めるかどうかは分かりません。すみません。

 より高い確率で、より早期に花粉症症状の改善を試みたいなら耳鼻咽喉科など専門のクリニックを受診しアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)について先生に相談しても良いかもしれないですね(ただ、スギ花粉症には効果があるそうですが、ヒノキ花粉症にはあまり効果が無いとの情報もありましたし、また、免疫療法には副作用もあるそうです。)

 スギ花粉に対する舌下免疫療法は、子供(5歳以上)でも保険適用されているそうなので、「辛い子供の症状を早く抑えてあげたい!」「受験や就活前に花粉症症状を抑えてあげたい!」と願うならば、出来るだけ早く舌下免疫療法での治療について、医師に相談した方が良いかもしれないですね。

 皆さまの花粉症の症状が少しでも改善し、苦痛が少なく、有意義に過ごせる事。辛い春が、嬉しい春に変る事を、心より願っています!

 ここまで、長文を読んで頂き、ありがとうございました。他のテーマについても、読んで頂ければ幸いです。

 また、このページの内容が参考になったり、実践して効果を実感出来た方は、花粉症で苦しむ他の方にも教えてあげる為に、あなたのSNSに、このページのリンクを張ったり、メールで教えてあげるなどしてもらえたら嬉しいです。

笑ビー

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