左腕を犠牲にしてルフィの命を救い、ルフィがゴムゴムの実を食べるきっかけになり、ルフィが海賊を目指すきっかけにもなり、ルフィのトレードマークである麦わら帽子を預けたシャンクス。
4皇の一角であり、センゴクや五老星からも一目おかれるシャンクス。
マリンフォードの海軍+王下七武海vs白ひげ海賊団+ルフィらインぺル脱獄組vs乱入した黒ひげの一味の戦いの終盤に、海軍と白ひげ海賊団が、目的を見失い、失うばかりの不毛な戦いになり始めた際に、叫んだコビーを救って、戦いを収めたのもシャンクスです。
結果的に、ここでもルフィの命を救った事になります。
ワンピースで屈指の実力と人気を誇るシャンク。
親しみ易さと裏腹に、謎めいた部分も多いです。
目の傷は、あの黒ひげティーチに負わされたものだそうです。
今回はシャンクスの目の傷は、ティーチがどのようにしてつけたのか?考察していきたいと思います。
「今・・・‼ 疼(うず)くのは この傷だ・・・‼」
シャンクスの海賊旗には、赤髪だけでなく、左目に3本の傷もしるされています。
自身と自身の海賊団の誇りともいえる海賊旗に、黒ひげにつけられた傷をわざわざシンボルのようにするのは、かなり深い因縁が想像されます。
シャンクスは「油断していなかった」と言っている。また、「今・・・‼ 疼(うず)くのは この傷だ・・・‼」とも言っている。
ただ強敵だったとか、ライバルだとか、そんの程度ではなく、シャンクスが海賊をしている理由、シャンクスが海賊として目指す目標など、これくらいシャンクスの存在の根幹に関わる部分について、黒ひげと因縁があると考えます。
シャンクスがティーチに受けた傷が、これだけ意味深に語られるのですから、重大な伏線に繋がっているはずです。
シャンクスの傷は、いつ、つけられた?
ではシャンクスの傷はいつ、どのようにして、黒ひげからつけられたのでしょうか?
ルフィがシャンクスと出会った時には、既に傷がありました。
ロジャー達がラフテルに行った時(シャンクスはバギーの看病)には、まだ傷はついてないです。
光月おでんの回想で、ロジャー海賊団vs白ひげ海賊団の際は、シャンクスはロジャー海賊団の一員で、黒ひげティーチは白ひげ海賊団の一員です。この時に直接戦ったかは分かりませんが、この時はまだ、ラフテルに行く前ですから、この時に受けた傷でもないでしょう。
これらの事実から、ロジャー海賊団の解散後~~~ルフィに出会うまでの間に、黒ひげとシャンクスの間に、何かあり、そこでシャンクスは黒ひげに目を傷つけられたのでしょう。
シャンクスの傷は、ティーチの鉤爪の武器によってつけられた⁉
では、シャンクスの目の傷はどのようにつけられたのでしょうか?
私は、黒ひげはケルベロスの能力を持っている説を信じていますので、ケルベロスの鉤爪によってつけられたと考えています。
一般的には、シャンクスの目の傷は、ティーチの鉤爪(かぎづめ)の武器によって、つけられたと考えられています。
黒ひげがヤミヤミに加えて、グラグラのの能力までも備えた衝撃から、その後は黒ひげの謎が、ワンピースファンの間でも、気になって気になって仕方がない状況となっており、黒ひげケルベロス説は、当時から一番有力と考えられていました。
そんな黒ひげケルベロス説が盛り上がっているタイミングで、鉤爪の武器を持った黒ひげティーチが描かれました。
ケルベロス説に湧いていたファンの多くは、一気に冷静さを取り戻し、ケルベロスじゃなかったと考えるようになります。そしてケルベロス説を否定する人が増えました。
「ティーチの武器が鉤爪として登場したのだから、シャンクスの目の傷はあの鉤爪の武器によってつけられた」。
ワンピースのファンというか、日本人は、何て素直なんだろうと感心してしまいます。政治家のあからさまな嘘に騙され、政治家の病気に同情して支持率が跳ね上がるのもなんか、理由が分かります。
ひねくれ者の私は、ケルベロス説が盛り上がるタイミングで、ケルベロス説を否定するように、鉤爪の武器を出してくるなど、作者がケルベロス説を否定させたい気持ちがあるだけで、黒ひげケルべロス説を否定する理由にはなっていないと考えます。
尾田先生の作品ですから、尾田先生が決める事ですが、あのシャンクスの傷が、ただの鉤爪の武器でつけられたと考えると、百年の恋も一気に冷めませんか?
私は、主人公のルフィよりも、敵である黒ひげへの注目ばかりが跳ね上がっている状況を、一端収めて、注目を主人公のルフィに取り戻す為に、尾田先生が、ケルベロス説を否定する為に鉤爪の武器を登場させたと考えています。
その他何らかの理由によって、尾田先生はケルベロス説を否定させたかったのでしょう。
何にせよ、鉤爪の武器を登場させた事で、黒ひげケルベロス説が下火になった事は確かです。
ルフィにとって最大の脅威となるケルベロス、そのケルベロスの鉤爪でシャンクスは傷つけられた⁉
私の願望も含めてですが、鉤爪の武器を持ってるからといって、それはケルベロスを否定する根拠にはなっていないと考えます。
ケルベロスの能力を子供の時から持っていたなら、ケルベロスの鉤爪での攻撃に慣れているはず、ケルベロスの獣型・人獣型に変わらずとも、人型のまま慣れている鉤爪を武器にする事は妥当でしょう。
あのシャンクスが、油断していなかったのに痕に残るほどの傷を負ったのです。
鉤爪の武器によるものか?ケルベロスの獣型・人獣型の本当の鉤爪によるものか?は分からないですが、かなりの修行や死線を乗り越えて到達した練度の高い鉤爪攻撃によってシャンクスの傷が出来たのでしょう。
私は、シャンクスの傷にこそ、ワンピースの最大の謎である黒ひげティーチの能力が絡んでいると考えます。
ルフィにとって最大の敵となる黒ひげは、ケルベロスの能力によって、悪魔の実の能力を複数得て最悪最強になり、そのケルベロスの鉤爪によってシャンクスは目を傷つけられたと考えます。
敵は強ければ、強いほど盛り上がる。最大の敵になり得る黒ひげティーチは、きっと、ロギア・パラミシア・ゾオンの3つに分類される悪魔の実の、3種類全てを手に入れ、しかも各分類でそれぞれ最も凶悪な自然系能力(ヤミヤミ)・最も強靭な超人系(グラグラ)・最も驚愕の動物系(ケルベロス)を備えて、圧倒的な壁となって立ちはだかるのではないかと期待します。
笑ビー
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