黒ひげがヤミヤミ・グラグラ2つの能力を得た理由は、ケルベロス!?(笑ビー考察)

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黒ひげティーチがヤミヤミの能力だけでなく、グラグラの能力も手に入れ、4皇の一角と呼ばれるまでになりました。

 なぜ、黒ひげは悪魔の実の能力を二つ得られるのか?

 このワンピース史上最大の謎を考察していきます。

ワンピースには知りたい謎が散りばめられている

 ワンピースの醍醐味の一つは、気持ちの良い伏線回収です。

 気になる謎が何年も経てから、スカッと解消された時には、感動・納得・感慨深さを得られます。

 謎が回収されたと同時にさらに気になる新たな謎が生じて興味が尽きないのも、ワンピースに飽きる事なく、毎週月曜日のジャンプ発売が待ち遠しい要因でしょう。

 ワンピースに残る様々な謎の中で、気になって気になって仕方がない、私の一番知りたいクエスチョンは、黒ひげ こと 【マーシャル・D・ティーチ】【悪魔の実】の関係についてです。

なぜ、ティーチだけが悪魔の実の能力を二つも得られている?

 黒ひげは、同じ白髭海賊団で一緒に航海してきた仲間である4番隊隊長だったサッチを殺めてヤミヤミの悪魔の実を奪い、ヤミヤミの能力を手にしました。

 さらに、マリンフォードでの頂上決戦にて、白ひげを殺めて、ヤミヤミの能力を既に持っているのに、グラグラの実の能力までも手に入れました。

 ワンピースの世界観に関わる基幹設定とも言える、『悪魔の実を二つ食べれば跡形もなく破裂する。よって得られる悪魔の実の能力は一人につき最大一つの設定を、黒ひげティーチは覆してしまいました。とんでもない事が起きたのです。信じていた常識が崩れた瞬間でした

エース救出からエースの死、ワンピース史上最大の衝撃の陰で、ワンピース史上最大の謎が生まれた

 当時は、ルフィが海底監獄インペルダウンからボンちゃんの自己犠牲もあって奇跡の脱獄を果たしました。

 さらにイワンコフやまさかのクロコダイルらを引き連れてエース処刑予定のマリンフォードに到達し、3大将と対峙し、王下七武海などこれまでだったらボス級の相手と次々に戦い、もしくは助けられるドリームマッチ状態でした。

 そして、Mr3のろうの鍵で、絶体絶命のエースを救出して、エースとルフィの共闘というワンピース史上超絶最高の盛り上がったところで、まさかの『エースの死』というワンピース史上最悪の悲しみに突き落とされました

 最高の興奮最高の悲しみ怒涛の胸熱展開に、読者も感情を揺さぶられ過ぎて、動揺が続いていました

 毎週続く怒涛の展開に、ジェットコースターを乗り終えた後のような放心状態の余韻の中で黒ひげがヤミヤミに加えて、グラグラの能力を奪ったのです。

 悪魔の実の能力を2個有するなど、それまでワンピースを読み・見てきた人からすれば、本来ならありえない衝撃的な事なのですが、まだエースの死の悲しみを引きずっており黒ひげの能力二つ持ちへのインパクトが相対的に小さくなってしまったのです。

 ワンピースの肝である悪魔の実の理(ことわり)を、他の誰も成せていないのに、黒ひげだけが唯一覆し、悪魔の能力を2つ同時に持てている理由は、今でもワンピース最大の謎と言えます。

 しかも、グラグラの能力を、ティーチが我が物にするシーンは、黒ひげの一味が大きなマントで隠して見えないようにしていました。

 目の前でとんでもない事が起きているのに、目隠しされたら、余計に見たくなります。尾田さんの演出力高過ぎです。

その後の週刊少年ジャンプにも影響

 ワンピース単行本のウソップギャラリー海賊団にも投稿された事があり、ワンピースファンを公言されている堀越耕平さん作の『僕のヒーローアカデミア』では、最大の敵ボスの個性オールフォーワンは個性を奪い、個性を複数持てる個性です。

 個性を奪い複数持つ最強の敵、おそらくワンピースの黒ひげの能力複数所持の影響を受けられており、リスペクトの現れなのではないかと思います。 

 ワンピースはその後のジャンプ掲載作品に、陽に陰に、何かしら大きな影響を与えています。

黒ひげティーチへの怒りと好感が渦巻いて、気になる、好きになりかける

 黒ひげティーチは、最初からヤミヤミの実が転がり込む確率が一番高いと思われた白ひげ海賊団に取り入り仲間を殺した非情かつ残虐な人物です。普通に考えれば、読者は怒りや恐怖を感じ、忌み嫌うようなキャラです。

 そんなひどい人物なのに、黒ひげには、そこまでの怒りを感じず、魅力的に感じる部分すらあります

 ワノ国を乗っ取った黒炭オロチだって、康イエやスキヤキに取り入り、スキヤキ等を殺しています。

 一見同じような事をしているオロチには怒りしか感じないのに黒ひげには怒りよりも、魅力が勝ってしまう

 その理由は、

『人の夢は! 終わらねえ!』 

 この発言につきると思います。

 アニメの筋肉マンに登場する与作さんに「言葉の意味は良く分からんが、とにかく凄い自信だ」と言われそうな、あまり使われない表現なのに、この言葉のもつ力が凄いです。

 このたった一言でカリスマ性を見せつけ、読者の心を鷲掴みにしてしまいました。

 ティーチが覇王色の覇気を持ってる描写は今のところないですし、持っているか分からないけれど、覇王色の覇気使いではないかと、この一言で思わせてしまう。ミホークいわく、人を惹きつける恐ろしい力を持っているように思えてならないのです。

 ロギア最凶のヤミヤミの能力を戦略と残虐さで掴み、さらに戦略通りに七武海になり、インペルダウンでマゼランの毒で死にかけながらも奇跡的に助けられ、強力な仲間を増やし、パラミシア最強のグラグラまでも手に入れ圧倒的に強くなり四皇の一角と呼ばれるまでになり、さらに上を目指しているようです。

 もう、黒ひげティーチの話だけでも、超大作の漫画が出来てしまいそうです。

 さらに、強さだけでなく、完璧でない弱さも人を惹きつける要素になっていると感じます。

 ヤミヤミの能力は、全てを吸い込む能力に付随して、痛みまでも引き受けてしまう難点があります。

 能力者の能力を一時的に奪う為に、能力者を引き付けます。その際に、技や拳を、いちいちモロに受けて痛がっています

 完璧ではなく、大きな代償も抱えている、弱みがあるのです。

 誰しも弱み・コンプレックスを抱えて生きています完璧でないところも共感出来てしまう要因でしょう。

 残虐で、エースの死の引き金になった憎き敵であるティーチ。嫌いだけれども、何か気になってしまうのは、以上のような、『カリスマ性』・『先の先を見据えた戦術』・『リスクを負ってでも目的を叶えようとする度胸』・『圧倒的強さ』・『弱さを併せ持つ』などに要因があると考えます。

ヤミヤミの能力・グラグラの能力は、ケルベロスの能力で得られた!?

 ようなく本題に入りますが、こんな気になって仕方がない黒ひげティーチは、『なぜ2つ悪魔の能力を保持出来ているのか?』を考察していきたいと思います。

 私の推測の結論から言えば、多くの人が予想されている通りに、『既にイヌイヌの実 幻獣種ケルベロスの能力を有していたから』であると考えます。

 ケルベロスはギリシャ神話に登場する『三つ首の冥界の番犬』です。

 3つの首(頭)を有しているので、それぞれの頭、ヤミヤミの能力・グラグラの能力を宿している事が予測出来ます。

黒ひげティーチの海賊旗は3つの頭

 ケルベロスと予測する根拠の一つは、黒ひげの海賊旗です。

 3つのどくろ(頭)4本の骨で構成されています。

 白ひげ海賊団の海賊旗には白いひげが描かれ、赤髪海賊団の海賊旗にはシャンクスの目の傷が描かれ、麦わらの一味の海賊旗には麦わら帽子が描かれています。

 ワンピース世界では、海賊旗『その海賊団の船長の特徴を表しているパターン』が大半です。

 海賊旗に3つの頭があるならば、『ティーチが3人いるか?』or『ティーチに頭が3つあるか?』このどちらかだと考えられます。

 ティーチが3人いると考えると、三つ子か?

 抜け歯の位置が違うから3人いるとの意見もありますが、マリンフォードでティーチが左手にヤミヤミ右手にグラグラの能力同時に出している描写がありましたから、3人いるというよりは、1人(一つの身体)でケルベロスの能力により3つの頭を有し、3つの能力を有する事が出来ている可能性の方が高いと考えます。

「体の構造が・・・❝異形❞なんだよい‼」とは?

 黒ひげティーチがグラグラの能力を奪った際に、マルコは、「・・・・お前らもよく知っている様にティーチは少し違う・・・‼ 体の構造が・・・❝異形❞なんだよい‼ーそれがこの結果を生んだのか⁈」

 この❝異形❞発言により、ただ3人いる普通の3つ子ではない事は分かります。

 まさか、3つ子が一つの身体として生きているとすればまさしく異形ではありますが、黒ひげのどの描写を、どう見ても1人にしか見えません

 やはり、3つ子よりも、イヌイヌの実、幻獣種ケルベロスの能力により、『人型』では一つの頭ですが、『人獣型』及び『獣型』では頭が3つになるのではないでしょうか。

 頭が3つある姿をマルコは異形と表現したのだと、私は考えます。

 ただ、異形とは、生まれながらに、異質な形をしているようなニュアンスがありますので、悪魔の実の能力による変形を❝異形❞と表現するのは、少し違和感を感じる部分ではあります。

「あいつらだ」

 ジャヤの飲み屋で、ベラミーに、あえて手を出さずにボコボコに殴られたルフィとゾロが、黒ひげティーチから、「人の夢は、終わらねえ」と言われ、ルフィ達は特に返答もせずに、真顔で立ち去ろうとしました。 

 そこで、ナミが「・・・あいつ❝空島❞について何か知ってたのかも」と発言した際に、ルフィが「さあ・・・それにあいつじゃねェ」、続けてゾロが「あいつらだ たぶんな」と発しています。

 近くに黒ひげの仲間がいたとしても、わざわざこんな意味深な感じの発言をするでしょうか?バージェスなどの、黒ひげの仲間の事を指しているのではないでしょう。

 これらの発言には、重要な何かが示唆されているはずです。

 黒ひげは単純に一人ではなく、複数いる事を、ルフィもゾロも感じてとっているのです。

 ゾロの「たぶんな」との発言から、確信は持ってないようです。しかし、ルフィ・ゾロという戦闘のプロが二人とも複数の存在を察しているのですから、何らかの複数の存在がただの気のせいでもないはずです。

 黒ひげティーチが、どういった仕組みかは明確ではないですが、複数存在する事は確かでしょう。

 複数の存在と考えると、3つ頭のケルベロスよりも、3つ子説の方が可能性が大きいような気もしてしまいます

 意見が、どっちつかずですみません。

黒ひげは何十年も眠らないで、起き続けている?!

 光月おでんの回想編にて、ロジャー海賊団と白ひげ海賊団の戦いが描かれ、そこでロジャー海賊団見習いのバギーががシャンクスにあいつ昨日もその前も夜の“休戦” 寝てねェらしいぞ」と話しています。

 エースはティーチに向かって「人の倍の人生を歩んでいるお前が・・・」と話しています。昼だけでなく、夜も活動出来るので、倍の人生と表現したのだと考えます。

 マルコにしろ、エースにしろ、白ひげ海賊団のメンバーには黒ひげの特殊な状況がある程度把握されていたようです。

 さらに、SBSにて、尾田先生は、クロコダイルやドフラミンゴなど王下七武海の子供時代を描いています。そこでのティーチの子供時代の姿は、夜に泣いている姿でした。

 『3日寝ないで戦える』・『人の倍の人生』・『夜に無く子供時代』これら三つの事から、ティーチは寝ないでも生きられる能力もしくは体質であり、それは子供時代から続いていると考えられます。

黒ひげの特徴(眠らない・チェリーパイ好き)とケルベロスの特徴の関連性

 『眠らない』と言えば、神話のケルベロスは普段は3つの頭が1つずつ交代で眠り残る2つの頭で常に見張りをしているそうです。3つの頭のどれかは、常に起きているのです。

 また、神話のケルベロスは甘いものが大好きで、焼いた菓子を与えれば素通り出来るとも言われています。チェリーパイを絶賛していたティーチも、甘い焼き菓子が大好きな様子です。

 海賊旗に3つのドクロ(頭)があって3つの頭が示唆され、さらに、ゾロの発言によりはっきりは見えないが複数の存在が示され、しかも、神話のケルベロスと同様の眠らないという極めて奇異な特徴を有している。さらに、神話のケルベロスと同様に甘い焼き菓子が好き。

 これだけの状況証拠が揃えば普通に考えれば、ティーチがケルベロスの能力を有している可能性が最有力と考えるのが、論理的に妥当な判断ではないでしょうか。

ケルベロス説がミスリードの可能性

 ただ、いかにもケルベロの能力を示唆させておいて、実は全く違う可能性だってあります。

 あまりにも、あからさまにケルベロス説に誘導しているので、ケルベロス説へミスリードさせているようにも感じます。

 それとも、ミスリードではないか?と疑わせて、さらに裏をかいて、ケルベロス説が正しいのでしょうか?

 現時点では、ケルベロス説が最有力である事に違いはなく、ケルベロスの可能性50%、そうでない可能性が50%くらいに考えています。

イヌイヌの実 幻獣種 モデル ケルベロスの能力は代々受け継がれている?

 黒ひげティーチが、ケルベロスの能力を有していると仮定すれば、そこからさらなる仮説がどんどん膨らんできて、面白いです。

 夜に無く子供時代の絵を初めてみた時の印象は、眠れなくて泣いているのではなく親が亡くなって一人寂しくて泣いているように感じました。

 神話のケルベロスは3つの頭のうち一つの頭が眠り、その他の2つの頭は起きているので、完全に寝てない徹夜状態ではなく、順番に眠っています

 一日24時間を3分割して、それぞれの頭(人格)が一日8時間寝ていると考えれば、十分な睡眠はとれていると思われます。

 順番に十分眠れているので、眠れなくて辛いのではなく親が亡くなり、夜に一人でいる寂しさに泣いているのだと感じました。

 『子供時代の夜に泣いている描写』は、親が亡くなって間もない時期で、ケルベロスの能力も得たばかりの夜だと感じました。

悪魔の実の能力は代々受け継ぐ方法がある!?

 ルフィ達にとって、船外の仲間といえるビビの生まれ育ったアラバスタには、トリトリの実のモデルファルコンを有したペルと、イヌイヌの実のモデルジャッカルを有したチャカがいました。

 そこの王宮入り口には、ファルコンとジャッカルの像が左右に鎮座しており、いかにも代々ファルコンの能力者とジャッカルの能力者が、護衛の象徴・主軸を担ってきた事を示しているようです。

 この像がいつ建てられたか分かりませんが、ペルとチャカの生まれるずっと前からその王宮は存在したと思われます。

 この像の存在から、ファルコン・ジャッカルの能力はアラバスタで、代々先祖から受け継がれてきた可能性が高いと考えます。

 

 また、魚人島で登場したバンダーデッケン9世も代々マトマトの実の能力を引き継いでいるような発言がありました。

 「マトマトの呪いとともに引き受けた悪魔の力」「だが俺もまた呪われている」。

 バンダーデッケン9世が、マトマトの能力を代々親から受け継いでいるように捉えられます。

 わざわざ端役とも言えるバンダーデッケンに、これだけの設定がなされ、その設定を説明しているのは、ワンピースの重要キャラ、つまりはティーチの能力伝達の方法を示唆していると思えてなりません。

 ペルのファルコンの能力・チャカのジャッカルの能力・バンダーデッケンの『マトマトの呪い』同様に、ティーチも親の死と同時に、ケルベロスの能力(呪い)をその力と共に受け継いだと推測します

ケルベロスの能力があれば、悪魔の実をあと二つ持てる? 

 ここからは、私の想像なのですが、黒ひげティーチの家系は、代々ケルベロスの能力を有しており、長く受け継がれるなかで、一族の中に『ケルベロスの能力に加えて、さらにもう一つの能力を有した先祖』についての伝承があったのではないかと推測します。

 何百年も前の伝承で、本当かどうか?そんな先祖が存在するのかどうか?すら分からない、真偽が不明の言い伝えであり、黒ひげの一族も誰も信じていなかった。

 それでもティーチは、先祖が二つの能力を有した事を信じていたのではないでしょうか。

 空島の存在を口にして、酒場で馬鹿にされたルフィ達のように、ケルベロスの能力によって複数能力を持てると信じるティーチ一族から馬鹿にされていたのだと想像します

 夢のような話を信じて馬鹿にされてきたティーチだからこそ、空島を信じて馬鹿にされるルフィに自分を重ね、居ても立っても居られずに、ルフィに話しかけて、『人の夢は! 終わらなねぇ!』の発言に至ったのではないでしょうか。

 黒ひげは、伝承の先祖のように、ケルベロスに加えて、もう一つの能力を得ようと決意したのだと考えます。

 悪魔の実の能力者が、二つ目の悪魔の実を食べれば、跡形もなく爆発します。いくら先祖の伝承があると言っても、誰も信じないほど薄い望みであり、能力を二つ得ようとする事は、命をかけた決意だったはずです。

 命をかけてまで二つ目の能力を得ようとするのに、得た能力が、パッとしない能力・弱い能力では割に合いません

 だからこそ、どうせ命を懸けて複数能力持ちに挑戦するなら最凶のヤミヤミの実を望みそれを得られる可能性が最も高いとふんだ白ひげ海賊団に入り込んだのでしょう。

 そして、命をかけて、二つ目の能力のヤミヤミの能力も手に入れる事に成功し伝承が本当であった事を証明したのでしょう。

 ティーチは、先祖が二つの能力を得られた理由はケルベロスの頭が3つあるからだと考え、それなら本当は、さらなる能力を得られる余地があると、希望的観測の仮説を立てたのではないでしょうか?

 しかし、能力を2つ持てたからといって、能力を3つ持てる保障はない。だから、マリンフォードで白ひげの能力を奪う際に、シリュウが「失敗したら俺たち解散か?」と言ったのではないでしょうか。

 グラグラの能力取得も命懸けの挑戦だったはずです。しかし、ティーチは自身の夢の為に、グラグラの能力が必要であり、その夢の為に、もし死んだとしても、悔いはないと覚悟して、笑っていた。モックタウンでのロジャーやルフィが処刑の台の上で笑ったように。

『3つ頭のケルベロスだから、まだ悪魔の実の能力を加える余地がある』ティーチは自身のこの仮説を信じ、史上初めて3つ目の能力の取得を試み、結果、それを成功させて、イヌイヌヤミヤミに加えて、最強グラグラの能力までも得たと考えます。

悪魔の実は物体に宿る!? その物体を食べれば、能力は伝搬する!?

 悪魔の実はどこに宿るのか?

 Mr4の犬銃ラッスーのように、銃が悪魔の実の能力を持てます。銃に心臓は無いですから、『心臓』は必要ないようです。

 ブルックは、死後彷徨ってしまい、すぐにヨミヨミの能力で復活出来なかったですが、ガイコツになってからヨミヨミ能力が発動しました。

 白骨化しているので、心臓は跡形もなくなっていたのに、悪魔の実が発動しているのです。やはり悪魔の実の能力を有するのに、『心臓』は必要ないのでしょう。

 パンクハザードでは、ローのシャンブルズによって、たしぎとスモーカーの『精神(心)』がシャッフルされ、スモーカーの身体にたしぎの『精神(心)』が入りました。

 たしぎの精神(心)なのに、スモーカーの身体でモクモクの能力が発動したので、『精神(心)』に悪魔の実の能力が宿る訳でもなさそうです。

 ビッグマムことシャーロットリンリンは、親に島に置き去りにされ、マザー・カルメルに他の孤児と共に育てられていました。マザーが姿を消して何十年も経つのに、ビッグマムはお茶会でマザーの写真を飾るほど、いまだにマザーを慕っています。

 リンリンが破壊し、燃え盛る町を、マザー・カルメルは、ソルソルの実の能力で鎮めていました。そして、その後ビッグマムもソルソルの実の能力者となっています。

 ビッグマムは空腹からセムラを夢中で食べて、気付いたらテーブルも孤児仲間もマザーも居なくなっていました。ビッグマムがテーブルや孤児仲間やマザーカルメルまでも食べてしまったような描写でした。

 これらを総合的に分析すると、悪魔の能力は、人でも物でも、その物体に宿(やど)る。そして、能力が宿った物体(人でも物でも)そのものを食べれば、その能力は食べた者(物)に宿る

 パンクハザードでは、ゾオン系サラサラの実モデルアホロートルを有したスマイリーが爆発して死んだ際に、近くにあった果物が悪魔の実に変化していました。悪魔の実の能力者が死ぬと、その近くの実に宿るようです

 エースが死んだ際には、ドフラミンゴが近くに果物を用意していたのか?

 海軍はDrべガパンクがいるなら、当然この仕組みを知っていると思うが、この悪魔の実の仕組みを活用しているような描写がないのはなぜか?

 そもそも、能力者が死んで近くの果物に宿るというのは、ミスリードなのか?

 悪魔の実の能力伝達に関しては、まだまだ謎が多いですが、ビッグマムがマザーを食べて、能力を得たのが本当ならば、実はとてもシンプルなのかもしれません。

 能力を有した人間を食べるなど、恐ろし過ぎて、子供が見る漫画には過激過ぎる気もしますが。

 黒ひげ海賊団が行っている能力者狩りも、能力者を食べているのか? マリンフォードで黒いマントの中では、白ひげを食べた? 考えるだけで恐ろしいです。

悪魔の実は魂に宿る!? 魂と身体(物体)の

 ブルックは、魚人島でゼオとの戦いの最中に、「私をこの世に生かす力は・・・臓器でも筋肉でもない そう・・❝魂(テャマスィー)」と言っています。

 悪魔の実が魂に宿るとしたら、スモーカーの精神(心)がタシギの身体に入った際に、タシギの身体でモクモクの能力を発動出来そうですが、出来ませんでした。

 『魂』と『精神(心)』は別なのでしょうか?

 もー、訳が分からなくなります。

 簡単に答えに辿り着かないように、尾田先生は絶妙にミスリードも織り交ぜながら、様々な伏線を緻密に散りばめられています。

 

 これまでの考察を、やや強引にではありますが、まとめると、『悪魔の実は魂を介して、物体に宿る』のではないでしょうか?

 ワンピース世界では、メリー号に『意識』があったように、大切に使われた物には『魂』が生じるようです。

 つまり、悪魔の実と身体を繋ぐ魂と、悪魔の実が宿る身体(物体)の両方が必要であり、ケルベロスには、3つの頭があるので、3つの頭にはそれぞれ魂も存在し、3つの物体(頭)・3つの魂(頭)が存在するから、特別3つの能力が得られると考えます。

ケルベロスには、3つの頭(物体)が存在し、3つの魂が存在する!? 八岐大蛇は8つ?

 悪魔の実の能力は魂を介して、物体に宿ると考えます。

 ちなみにワノ国のオロチが有したヘビヘビの実 幻獣種 モデル八岐大蛇(ヤマタノオロチ)も、ケルベロスと同様に複数の頭があるので、複数の能力を持てる可能性はあります。

 ただ、動物(ゾオン)系悪魔の実の動物の魂に悪魔の実を宿らせられるなら、全ての動物系の能力者が、さらにもう一つの悪魔の実の能力を得られる事になってしまうので、ケルベロスの実だけが、特別にその頭の数(3)だけ、魂を介して、悪魔の能力を得られると考えます。

 ケルベロスは冥界の犬として、魂のやり取りが出来る。だから、魂を介して物体に宿る悪魔の実を特別にあと3つ有する事が出来ると考えます。

 唯一魂を扱えるケルベロスの悪魔の実は、悪魔の実を頭の数(かず)分(3つ)だけ悪魔の実を追加で食べる事が出来る付随能力(サイドエフェクト)があると予測します。この条件として、ケルベロスの能力を覚醒させる必要があるかもしれません。

 もしくは、黒ひげの一族は、何代もケルベロスを受け継ぐ事で3つの頭があるケルベロスの能力に沿って、3つ子が、一つの体として生まれる突然変異ないし順応が生じた可能性も考えられます。

 もしくは、代々受け継がれる中で3つの頭分の3つの能力を得る方法が考案・伝承されてきた可能性も考えられます(これだと一族から馬鹿にされていた仮説は崩れますが)。

 もしくは、ケルベロス説は全くの外れで、黒ひげが一つの身体に3つの頭など本当に異形の存在だったら、黒ひげ自体が特別なだけであって、いくらオロチが八岐大蛇で8つ首になっても、他の能力は得られないという事になります。

黒ひげティーチは、悪魔の実4つの能力を得られる!?

 ケルベロス自体に3つの頭と魂があるのならば、黒ひげティーチ自身の身体と魂も含めたらティーチには4つの容器(頭・身体)と4つの魂がある事になります。

 ティーチ自身の身体にケルベロスの能力が宿り、ケルベロスの3つの頭と魂に、それぞれ悪魔の実を宿す事が出来ると仮定するならば、ケルベロスの3つの頭にそれぞれ最凶ヤミヤミ・最強グラグラを有しあともう一つ悪魔の実の能力を得られる可能性も考えられます。

 ケルベロスでなくても、3頭系の能力ならば上記の理由からあともう一つの能力取得が可能です。

 また、ケルベロス説や3頭系の能力説が全く外れだったとしても3つのドクロの海賊旗から、何かしらの3つの頭の存在はあるはずです。3つの頭があるならば、ヤミヤミとグラグラの能力で2つですから、まだもう一つ能力を得られる可能性は非常に高いです。

 つまり、ケルベロス説があっていようが、間違っていようがヤミヤミ・グラグラと2つの能力を得た事実からあともう一つの能力を得られる可能性はかなり高いと考えます。

 もう一つの能力を得られるならば、ロギア最凶のヤミヤミパラミシア最強のグラグラを掴んだ貪欲なティーチならば、ゾオン系でも最強の実を欲するはずです。

 黒ひげが狙うゾオン系で最強は一体何なのか?考えるだけで、ワクワクしてきますが、これについては、また別のページで考察していきたいと思います。

 まとまりのない文章になってしまい申し訳ないです。精進しますので、今後もお付き合い頂ければ幸いです。

笑ビー

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