ワンピース映画レッド【ONE PIECE FILM RED】笑ビーの感想

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ネタバレばかりの感想になりますので、まだこの映画を見てない方は、このページからご退場いただき、是非ともDVDなどで『ONE PIECE FILM RED』を見てから、戻ってきてくださいね。

 これまでの数々のワンピースの映画は、迫力はあったり、普段と違う服装をそれなりに楽しめたりはしましたが、ストーリーがそれ程でもなかったので、正直、面白くなかったです。

 ですが、今回の『RED』は本当に面白かったです。最終盤の没頭感が凄いです。

 僕の中ではワンピース映画史上最高の作品だと感じましたので、是非とも映画館で見られる事をお勧めします。

 DVDではこの没頭感は、映画館で見るほどは、味わえないと思います。

 それでは、これから感想に入りますが、一回見ただけで、うる覚えな事が多い事を、先に謝らせてください。

 ごめんなさい!

どの時点のお話?

 今回のお話の時期については、ホールケーキアイランド編とワノ国編の間に生じた話だと思います。

ウタ(Adoさん)の歌が最高‼

 私個人の話になりますが、『RED』がAdoさんという方の歌がメインみたいな前情報でしたので、『RED』を最大限に楽しむ為に、店やラジオで『RED』の主題歌らしき歌が流れてきても、出来るだけ聞かないようにしてきました。

 初めて、ちゃんと聴きましたが、ウタのライブの最初の曲『新時代』は、最高でした。

 その映像と相まって、本当にライブ感を感じられるし、何より曲がアップテンポでイイ感じだし、Adoさんの声も良かった。

 確か、前回か、前々回のワンピース映画のエンディング辺りに海の中をサニー号が進む場面に流れた曲のハスキーな声に似ていたから、同じ人なのかな?

 ウタ(Adoさん)の歌は、曲によって、声色がどんどん変わって、色んな声を自在に操り、前評判通り、曲を聴くだけも十分楽しめました。 怒りのこもった曲の時の声は、本当に声から怒りが伝わります。

ウタウタの実の能力

 ライブ会場で、海賊に襲われても、無数の音符を操って、無双状態のウタ。

 異常な強さの要因は、そこにいる全ての人は、既にウタの能力によって眠っており、ウタが創り出した世界の中にいたんですね。

 そりゃあ、このウタが作った世界の中では、ウタのルールで動き、ウタは神みたいなものだから、負ける気がしないですよね。

 とっても楽しく、何でも得られる最高の世界に見えましたが、ウタが「ずっとここにいて、ずっと楽しもう」みたいな言葉を発した辺りから、ウタのライブの客も、ルフィも、映画『RED』を見ている観客も、何か違和感・怪しげな感覚を覚えます。

 ウタの歌を最初に聞いて、どの時点で眠りにつくのかは分かりませんが、世界中に配信して、その配信を見た人達も、ウタの世界に誘われるとの事。

 ウタが眠ればこの技が解けてしまうので、技が解けないように、ウタは眠らなくなるキノコを食べ続けます。

 でもこのキノコを食べれば、いずれ死に至る。

 永遠に楽しい世界といっても、ウタが死んだら、中に誘われた人達は永遠に夢の中、つまり、もう起きる事はない。

 起きなければ、飲んだり食べたり出来ずに、数週間で死ぬ事になるでしょう。

 ウタが作る新時代とは、永遠に楽しい夢といいつつ、皆が数週間で死ぬ世界なのか?

 ウタは、かなり、こじらせた考えになっちゃいましたね。 

 ここで、不思議だったのは、配信を見ているはずの、五老星は眠りにつく事もなく、現実世界でいつも通りだった事。

 さらに、僕の聞き違いかもしれませんが、五老星の一人がウタの血筋に言及する場面がありました。

 赤髪の血筋と言ったような、 ○○族の血筋と言ったような。 

 結局、気になった血筋に関しては、その後は出てこなかったような。

 もし聞き違いでなければ、映画の中で生じた伏線が、本編で解明される事があるのでしょうか。

 僕のただの聞き違いだったらすみません。

小さく、可愛くなるブルーノ

 ウタの世界で、サニー、ブルーノ、ベポらが、小さく可愛いキャラに。

 ベポは元々シロクマで可愛かったのが、小さくなってより可愛く。

 サニーも小さなライオンみたくなって。やはり、サニー号には意思があるのでしょう。

 そして、衝撃はブルーノ。

 デカくて、いかついオッサンであるブルーノを、デフォルメの対象に選ぶ所が、尾田先生の攻めの姿勢を感じます。

 また、この小さなブルーノがとっても可愛いのです。ブルーノを見るだけでも、映画を見る価値はあります。

クライマックスの盛り上がりが凄い‼

 トットムジカを抑えるには、『ウタの創作世界』と『現実世界』の両方から、同時に攻撃する必要があると。

 シャンクスとルフィは、麦わら帽子を渡す時まで直接会う事は無い事は分かっていましたが、どう2人が絡むのか疑問でしたが、「そう来たか」と思いました。

 カタクリの妹のブリュレ想いは、健在で、熱いです。

 そして、『現実世界』の赤髪海賊団らの攻撃に合わせて、『ウタの創作世界』の麦わらの一味らが攻撃を繰り出すシーンは、演出が上手いのでしょう、とても没頭して見入ってしまいます。

 僕が一番嬉しかったというか、感動したのはウソップのシーンです。

 

 でも、盛り上がりの後は、はっきりとは描かれていませんが、とっても悲しい結末でした。

 でもでも、はっきり描かなかったという事は、まだ望みはあるとも思います。

 これまでは、映画で初登場したキャラが、本編の重要人物として戻ってくる事はほとんど無かったと思いますが、今回は、是非とも、常識を覆して、本編重要キャラとして、生きていいて欲しいです。

 ワンピース映画『RED』。めちゃくちゃ面白かったです。

 尾田先生、制作に関わった方々、ありがとうございました。 

 ワンピース フィルム レッドの感想を読んでくださった方もありがとうございました。

 笑ビー

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