就職試験の合否は、『履歴書などによる書類審査』・『筆記試験』・『SPI等の適性検査』・『面接』の結果を総合的に審査して決められます。
どれも重要ですが、今回は特に重要と考えられる『面接試験』で、好印象を与えて、志望する就職先に就ける可能性を少しでも高める方法をお伝えします。
ちなみに、本サイトは、公務員・独立行政法人の職員・インフラ系の安定大企業の社員・少しでも規模の大きな安定した企業の社員を目指すべき!との考え方です。
ですので、ブラック企業や、外資系企業などのように、ノルマや成果偏重重視の企業ではなく、安定組織・安定企業への就職を目指す中での、就職面接に焦点を当てています。
面接試験で最も重要な事は、面接官に一緒に仕事をしたいとの感情を抱かせる事
就活における面接試験で、もっとも重要な事は、一緒に仕事をしたいと感じてもらう事です。
もしもその就職試験に合格したならば、面接官はあなたの上司になる可能性が高い人です(直属かどうかは分かりませんが)。
つまり、あなたは部下として気に入られるかどうかを試されているのです。
面接において、「あなたと一緒に仕事をしたい」と思ってもらえたならば合格率は高まりますし、「一緒に仕事をしたくない」と思われたならば合格率は下がります。
だから、面接官の部下になった気持ちで面接に臨む事、有能な部下としての振る舞いを目指して面接に臨む事お勧めします。
奇をてらわずに、常識と安定を示す。
まずは第一印象で重要な事は、常識と安定を示す事です。
第一印象が重要である事は、よく耳にする事だと思います。
そうかといって、第一印象で他の学生との違いを見せつけようなどと、焦ってはいけません。
第一印象で重要なのは、安心感です。
面接官も人間ですから、初対面の人に対しては、少なからず警戒心を抱いたり、緊張するものです。
最初に面接官に安心感を与える為に、出来る限りの事はしておきましょう。
清潔感があり、常識的な範囲内の『服装』『髪型』等の身だしなみを整えておきましょう。
マナーや振る舞いは、常に大事ですが、特に腰を掛けるよう促されるまでの一連の流れは確実に抑えておきましょう。
そして、第一印象で特に重要な事は、安定したスピード感です。
焦って動きが速くなり過ぎたり、焦って早口になっては、気弱すぎる印象を与えてしまいます。
一方、あまりにゆっくりな動作や話し方では、ふてぶてしい印象を与えてしまいます。
話し方における丁度良いスピードとは、『てきぱき』とも『堂々』とも感じられる、ほど良いスピード感です。
『笑顔』『はっきりとした話し方』『丁寧な言葉遣い』で好印象を与える
面接官が受ける印象は、『話す内容』以上に、『表情』『声の感じ』『言葉遣い』から、印象の良し悪しを感じとります。
いわゆるノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)の部分です。
面接官は、人事担当・現場の管理職・役員等の幹部などが担う事になります。
それぞれ面接官としての仕事にプライドや拘りも持っているでしょう。
面接官として、『組織に必要な人材を選ぶ事』・『組織を乱すような人材を選ばない事』は重要な事です。
その為に、論理的に説明のつく人物像の部分も重要視するでしょうが、感覚的な部分も重要視します。
感覚的なものとは、突き詰めれば、『違和感を感じるかどうか?』という部分が多くなるでしょう。
違和感とは、学生の表情だったり、『しぐさ』だったり、『声の感じ』だったり、『言葉遣い』、『話の矛盾』、『話の現実味』などから感じとられるものです。
これから部下として、一緒に働いていく人が、犯罪を犯しそうな人・嘘を平気でつくような人・横暴な人なのは嫌ですよね。
特に、当サイトが目指して欲しい公務員・独占企業・安定大企業・安定中堅企業など、安定した組織の人ほど、「組織を安定して続けたい」と心底思っているでしょうから、リスクのありそうな人は採りたくないです。
『服装』・『マナー』・『行動』が常識的な範囲から外れていれば、違和感を感じ、その違和感から危険性まで飛躍して想像されてしまい、落とされる確率は上がります。
『髪型』・『服装』・『靴』などは目立たせず、、清潔感を大事にして、無難ににまとめましょう。
『マナー』は、一般常識に沿いつつ、相手が見てどう感じるか?まで考えて、『話す内容』だけでなく、一つ一つの『行動』や『しぐさ』にまで気を配ってください。
違和感や不快な感覚を抱かせずに、好印象を与える為には、特に『表情』『声』『言葉遣い』には気をつけてください。
表情は『笑顔』で、声は『聞き取り易いはっきりした声』で、言葉は『丁寧かつ、スマートな敬語の使い方』を目指してください。
ニヤニヤしてると言われるかもしれませんが、ぶすっとした表情よりは、笑顔の方が好印象を与える可能性は高いです。
部屋に入る瞬間から、部屋を出る瞬間まで、穏やかな笑顔で居続けてください。
そして、挨拶や受け答えの際には、聞き易さを重視して、少し大きめな、はっきりとした声で、はきはきと、てきぱきと堂々の間くらいのスピード感で話すようにしてください。
そして、言葉遣いは、丁寧かつ、正しい敬語を使ってください。
相手の行為に対しては尊敬語・自分の行為に対しては謙譲語を、そして適切に丁寧語を使えるようにしてください。
表情・声・言葉遣いで、違和感を与えずに、好印象を与えるようにします。
優秀さも大事だが、感情的な部分では、素直で、真面目な部下と働きたい⇒だから、部下になりきる!!
質問に対しては、質問者が納得出来るように答える。
第一印象で安心感を、そして全体を通して『笑顔』『はっきりした声』『スマートな敬語』で好印象を与えつつ、さらに、面接官の感情をくすぐって、合格確率を高めていきます。
まずは、一定レベル以上のコミュニケーション能力を示す必要があります。
面接官が話している際には、話している面接官の目を見て、話している内容を着実に聞き取り、理解しようとしてください。
話している面接官の言葉を聞き逃さないように、話している面接官の目を見て、じっくり話を聞くようにしてください。
決して面接官の話を遮って自分から喋り出してはいけません。自由気ままな子供じゃないのですから。話を遮られたり、先にべらべら喋りだされたら、イラっときます。
先に挨拶して、先に名乗る事は大事ですが、余計な事は先に喋らないようにしましょう。
面接官から質問をされたり、発言を促されてから、話すようにしてください。
基本的には、面接官に聞かれた事に対して、素直に端的かつ的確に答えて、その後にその理由を話すようにすれば、面接官に好印象を与えられるでしょう。
聞かれた事を答えもせずに、別の話題や回りくどい話をし始めたら、相手をイライラさせるだけです。
聞かれた事をしっかりと答えた上で、その答えた事に至った背景や理由を状況や空気感に応じた長さで説明してください。
また、あなたの経歴に違和感や疑問を感じるような事があれば、ちゃんとした面接官ならば、しっかり気付いて、その違和感に対して質問をしてくれるでしょう。
そこで、しっかりと面接官を納得させられるような答えを、事前に用意しておく事も重要です。
履歴書の動機欄などに、あえて疑問を感じるような部分を作っておき、質問された所で、待ってましたと、納得出来る良い感じの理由をお伝えして、面接官を感心させるテクニックもあります。
面接官を尊敬し、敬愛している事を態度で示す!
いくら優秀であっても、鼻につくような部下は要らないです。
上司も人間です。イチイチへ理屈をこねたり、反抗的な態度をとる部下は大嫌いです。
面接官を愛するくらいの気持ち、尊敬の眼差しで見つめ、親しみや愛嬌を感じてもらえるような優しい笑顔で、面接官の質問に答えていきましょう。
面接官の仕事を助ける気持ちで、面接に臨む!
面接では自分が受かる事ばかりに気を取られていては、逆に受かる可能性を減らす事になります。
自分の事ばかり考えていては、緊張もしますし、仕事においても自分よがりな人だと見透かされます。
まずは、面接官の仕事内容・面接官の立場や気持ちについてまで思い至るようにしましょう。
面接官は、組織にとって良い人材を獲得する事がその仕事における最大の目的と言えるでしょう。
面接官(上司)がいい仕事が出来るように、(部下として)組織にとって良い人材である事を『態度』・『行動』・『発する内容』で分かり易く表現しましょう。
自分の為ではなく、面接官の為に、分かり易く良い部分を示す事を意識的に行います。
その後の面接官同士の検討会にて、あなたを採用しようと考える理由を明確に説明出来るように、面接官が良い仕事が出来るサポートをするつもりで臨んでください。
受け答えで好印象を与える事が大前提で、その上で話す内容が具体的で、論理的で、説得力があり、嫌みがなく、自分だけでなく組織や社会の為を考え、良い提案が出来る人と思われるように話せれば、面接官もあなたにいい点数を付け易く、あなたが採用に値する具体的な理由をメモに書き易く、後の合否検討会にて説明し易くなります。
そこに入りたい気持ちは一杯だとしても、我先にとガツガツしても悪印象を与えるだけです。受けているのは、ガツガツ訪問販売する営業の仕事じゃないんですから。
たとえ、落とされたとしても、気持ちとしては、その面接官の部下として、その面接官を尊敬し、その面接官の仕事がやり易くなるように、面接に臨むのです。
各面接官の立場を考慮する
また、面接官の中にも、上司・部下の関係はあるでしょうから、座り位置や態度や見た目などから判断して、一番偉い人5割・それ以外の人達に5割くらいの割合で、立場の強い人にやや多めに目線を送ってください。
面接官の中で下の立場の人も、あまり自分にばかり目線を送らずに、「うちの上司にも目線を送ってくれ」と思っているでしょう。
ただ、話している面接官がいたら、必ずその話している面接官の目を見るようにしてください。
面接官が話している間は、話している面接官の目をしっかりと見つめて、言葉を発しないゆっくり小さな相槌で真剣に聞いている事をアピールしてください。
直接質問された時には、「はい、○○○○○○です。なぜかといいますと・・・」などと、はっきりと返事をしてから、答えるようにしてください。
素直な人間である事を表現するとしても、おどおどしたり、焦ったり、遜(へりくだ)り過ぎてもいけません。
姿勢良く、落ち着いて、常に優しい笑顔で、少しゆっくりと堂々と動き、少しゆっくりめで話すようにしてください。
適度にゆっくり話す・ゆっくり動く事で、自分の価値観を高める
礼儀正しさは絶対に必要で、相手を不快にさせない事が大前提です。
さらに、落ち着いて比較的ゆっくり動く事によって、自分の価値を高く感じてもらい、優秀な人だと感じてもらう事も一つの手です。
人間は無意識に、焦っている人間を馬鹿にしてしまう感情が生じます。
馬鹿にするとは、つまり、相手の存在価値を低く感じる事です。
価値の低い相手の言葉に耳を貸しますか? 感情的に価値を低く見られれば、何を言っても言葉は響かず、逆にあらを探されて揚げ足取りをされるだけです。
逆に、ゆっくり動く人を見ると本能的に、相手に畏怖の感情を抱き、相手を上に見てしまい易いです。上の相手の言葉には影響力があり、説得力も増します。
まだ学生ではあるのですが、何となく価値の高い人・優秀な人だと、感じてもらう為に、ゆっくり動き・ゆっくり話すようにしてください。
当然態度では、まだ学生であり、面接してもらっている立場をわきまえて、礼儀正しくし振る舞い、遜って話すのですが、そうしつつも、若干ゆっくり動き、若干ゆっくり話す。
少しゆっくりめに動き、少しゆっくりめに話す。これだけで、面接官に対して、自身の言葉の影響力を高められます。
ただ、相手にゆっくりだと悟られるほどにゆっくり過ぎるスピードでは、『ふてぶてしい態度』or『ただの鈍い人』or『変人』と思われて逆効果です。
少しゆっくりめ、相手に違和感を感じさせない程度(てきぱきと堂々の間のスピード)が丁度いい動き・話しの速さになります。
採用面接に向けて、年単位の準備をしておく!
サークル・ボランティア活動等、具体的に話せる経験を積んでおく
口ではいくらでも大きな事は言えますが、一番重要なのは、『実際にどんな行動をしてきたか?』ですよね。
面接でいくら素晴らしい立ち振る舞いや受け答えが出来たとしても、実際に行動してきた事に中身が無ければ、採用意欲は湧きません。
面接官があなたを採用する根拠を具体的に説明出来るように、あなたが自己アピールする根拠となる行動実績を予め経験しておく必要があります。
役場への就職を希望しており「地域貢献をしたい」と語るならば、実際に地域貢献の為のボランティアなり、地域貢献に繋がる具体的な勉強なりを実践していなければ、あなたの言葉に説得力はありません。
電力・交通機関などのインフラ系安定企業を目指すならば、その分野に関する専門家並みの知見を備えてなければ、本当にその企業への興味があるとは思われません。
面接を受ける組織・企業に関連した行動実績・研究実績を積む事に加えて、普段から、クラスやクラブ活動など集団行動においても、自分だけでなく、集団の為を想って行動する事を心しておく事で、そこでの自身の役割や経験を具体的に話す事が可能になります。
最低限、最新IT機器を使いこなせるように
多くの役所や企業において、急速にIT化が進んでいます。
ITに強い人材は、どの組織でも欲しいのですから、幅広くIT機器やアプリを使いこなせる事は有利になる可能性があります。
勉強だけでなく、最新情勢や最新機器に興味を持つようにして、それらの取り扱いに慣れて、なおかつ、専門でなくてもプログラミングの知識があった方が有利になります。
厳しい就職戦線を勝ち抜く意欲があるならば、習得には年単位の期間が必要な『英会話』と『プログラミング技術』に関しては、出来るだけ早い段階から取り組んだ方が有利です。ゲームなどしている暇は無いですね。
まとめ
『役所などの公的機関』・『大規模安定企業』・『中堅安定企業』は、零細企業とは比べものにならない程に、福利厚生も給与も全てが恵まれています。
条件が良いと言う事は、それだけ志望する人も多く、採用倍率はとてつもなく高いです。
そんな狭き門の採用試験において、特別な才能や資格も無い状態で、何となく履歴書を書き、何となく面接を受けているようでは、採用される可能性は低いでしょう。
面接官に「一緒に働きたい」「部下になってもらえたら頼もしい」「採用したい」と思われるくらいのパフォーマンスを発揮しなければなりません。
その為には、年単位(10年くらいかけて学習・経験・実績を積み)で面接に向けた準備を行い、なおかつ、面接本番では、面接官の部下になったつもりで、面接官の仕事・立場・気持ちまで配慮して、面接官があなたを是非とも採用したいと思ってもらえるように努力しましょう。
あなたが努力を継続し、希望する職に就ける事を願っています!
ここまで、お時間を割いて読んで頂き、ありがとうございました。今後もあなたにとって少しでも助けになれる情報提供を心がけます。別のページも、ご覧頂けたら幸いです。
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笑ビー
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